2011年06月28日

Night Of The Phantom

自宅のパソコン修理完了。PCメールも使えるようになりました。ご迷惑おかけいたしました。

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告知です。7月2日(土)から17日(日)まで青山のビリケンギャラリーで[アックス夏祭り]が開催されます。あらいさんも原画展示で参加します。この原画は販売され、売上げの一部は東日本大震災の被災地への義援金となります。詳細は青林工藝舎のホームページでご確認ください。販売するのはこちらの絵になります(クリックで拡大します)。

【Night Of The Phantom】
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180mm×270mm
¥30,000(売切れ)

アックス80の表紙の別バージョンですね。墓場で演奏会! “Night Of The Phantom” というタイトルはもちろんこの曲から。

Larry & The Blue Notes - Night Of The Phantom


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今回は告知だけで終わるつもりでしたがそれもなんなのであとすこしだけ。またまた山松ゆうきちさんのことを。今売ってる映画秘宝8月号の連載コーナー『大西祥平のニュー漫画大学秘宝分校』に、タコシェでの山松さんのサイン会のことがちょっとだけ載ってます。前々回「わしらが昔から好きな作家さん」と書いた、いましろたかしさんと山松さんの、その場にいたら気絶したかもしれないシビれる会話の一部が収録されてます。是非読んで! で、大西さんが、いましろさんのコミックビームでの連載漫画『ぼけまん』について触れてたので単行本化を待たずにビームを買って読んだわけですが、こ、これは! といったホントに本気な内容になぜか爆笑してしまいました。非日常なのに日常っぽい演技をしながら日々の生活(経済活動)を営んでる今現在の日本人の姿がウソ偽りなくバカがつくほど正直に描かれてます。これを読んで爆笑したわしは自分自身に爆笑したわけです。わははー。福島第一原子力発電所事故は現在も進行中。そして同じくコミックビームに載ってるしりあがり寿さんの『震える街 〜出発 discontinuous day』も今読むべき作品だと思います。いきなりですが下の写真はアックス夏祭り用の作品を制作中のあらいさんです。あらいさんはともかく、机の上の鬼太郎は今の日本の状況に何を思うのでしょう。

記 者「鬼太郎さん。原発はいけませんね。放射能がうようよしてますから・・・」
鬼太郎「そう人間にはね・・・ 妖怪はだいじょうぶです」

ってな感じでしょう。おそらく。

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posted by 薇頭 at 00:21| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月12日

皆殺しのぶぁんか

めずらしく一週間もたたずにブログ更新。近いうちにパソコンを修理に出すので一応更新しなきゃなーと思ったからです。3月11日に壊れてしばらくたってなんとか復活して、今まで騙し騙し使ってたけど(動作がイマイチ不安定だったり画面が半分しか見えなかったり)、メーカーの震災特別修理サービスが今月いっぱいで終わるので修理に出すわけです。というわけで、ゼンマイアタマのPCメールはしばらく使えないので連絡はそれぞれのケータイまでおねがいします。

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前回のつづきです。震災後、同じ曲でも以前と違って聴こえたと書きましたが、具体的に何を聴いた時にそう感じたか。最初の頃は歌詞が入った曲はほとんど聴く気にならなかったのですが、歌詞入りの曲を久しぶりに聴こうと思った時にチョイスしたのは、70年代前半の日本の、今ふうに言えばソフトロックです。70年代前半という時代だからなんでしょうが、この頃の若者に向けた音楽には、希望や未来を連想させる言葉がウソみたいに本気でちりばめられていて(公害や戦争のことも多いですが)、3月11日以前はそれに対してノスタルジー的見地から心地良さを感じてよく聴いてました。まあ、ノスタルジー云々抜きにしても楽曲がいいから好きなんだけど。で、3月11日後は同じ曲でもまったく違って聴こえました。

【江利チエミ - 旅立つ朝】('71)


作詞・保富康午、作曲・村井邦彦。震災後に聴いて感情が揺さぶられた(?)曲は、なぜか大半は村井邦彦によるものでした。この曲の他にも、震災前と違って聴こえたものはたくさんあるけど、それについてはいずれ。書くかも書かないかも。

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ここからは、前回の山松ゆうきちさんの続き。わしらが初めて接した山松作品は、『2年D組シリーズ がんばれ番長』('74)だったわけですが、番長ものももちろん好きですが、後半に載ってる短編『こえたご大将』、そしてとりわけ『皆殺しのばあんか』に衝撃をうけました。その衝撃は、次の7コマ漫画にあらわれています。

(クリックで拡大します)
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これは大人計画が出してたミニコミ『月刊 悦び組ジャンプ』(1994年頃)にあらいさんが連載してた、『皆殺しのぶぁんか』という作品です。内容はともかくタイトルをみれば一目瞭然。ちなみにこれは一回描いたものをもう一回描き直したものです。理由は、あの時のことを思い出すとコワいやらオモシロ過ぎるやらで書くのに躊躇するんですが..... ようするに原稿を紛失されたと。わはは。いやしかしオモロい7コマだなあ。話しは急に変わりますが、昨日は新宿のデモに参加して、街で買い物して経済効果をあげてる人たちの結果的に迷惑になって時に罵声をあびたりしたわけですが、その時なぜか『皆殺しのぶぁんか』のことを思い出しブログに書こうと決め、で、その夜、山松作品を読んで震災前後関係なしに山松さんの作品はいつでも輝いてるなー とあらためて思った次第です(これを書きたかった)。

【2年D組シリーズ がんばれ番長】(1974・朝日ソノラマ)
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[山松ゆうきちの小屋]http://www.ictv.ne.jp/~yamamatu/index.html
山松さん自作のホームページ。サイト全体なんだか大変そうで、まるで『インドへ馬鹿がやって来た』状態で、文字のくずれもお人柄を表してて大好きなホームページです。
posted by 薇頭 at 21:03| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

山松ゆうきちさんの半日店長

6月5日(日)。昼は喫茶店であらいさんとまんが会議。震災以後、なんだかモワ〜っとした気分は未だ継続中。のため、なかなか集中できない。やたら眠い。喫茶店でもすぐ寝てしまう。原発事故が収束するまでこのフワフワダルダル感は続くと思われ.... って収束ってどの時点? なんて、原発のことを絡めるのは、自分達の怠慢は今後すべて原発のせいにしようという意識のあらわれだと思います。そういえば、色んなとこで色んな人達が、震災が起きてからしばらく音楽が聴けなくなった、同じ曲でも以前と違って聴こえる、といったようなことを言ってました。わしも同じ。3週間くらいはほとんど音楽を聴かなかった。これは、気分的というより、ラジオなんかで色んな人の意見を聞いて自分の感覚・感情とすり合わせてイライラしたり焦ったり落ち着いたり、そんなことを延々やってたので音楽比率が下がったわけです(ブログ比率はさらに低下)。
さっき、自分は震災以後何を聴いてたかを、iTunes再生回数で調べてみた。断トツでパット・メセニー(Pat Metheny)。色んなアルバムをシャッフルで延々リピートしてたからなあ。以前から寝る前によく聴いてたけど、震災以後、起きてる時も意識を睡眠状態に持って行きたかったのかもしれん。よくわからん。何を書きたいのかもよくわからん。


これはGary Burtonのアルバムですが、パット・メセニーも参加してます。
すごくよく眠れるアルバムです。

話がだいぶそれたので5日にもどします。喫茶店のあとは高円寺のレコ屋へ取り置き商品を受け取りに行って、線路沿いを歩いて中野へ(ゼンマイアタマは最近できるだけ歩く。ふたりともメタボだから)。目的はタコシェでのイベント、[『またまたインドへ馬鹿がやって来た』発売記念 山松ゆうきち半日店長]。わしはもちろんですが、あらいさんはわしの遥か上をいく山松ゆうきちファン。わしは20年くらい前にあらいさんから山松さんの存在を教えてもらいました。あらいさんはその少し前に永福町の古本屋で、それまで名前も存在もまったく知らなかった山松さんの最初期の単行本『2年D組シリーズ がんばれ番長』('74)を偶然見つけて(なんと100円!)イッパツでファンになったそうです。それ以降、あらいさんの本棚に山松ワールドがすこしずつ広がって行くことになります。ちなみにあらいさんの中の漫画家三本柱は〈松本正彦・水木しげる・山松ゆうきち(50音順)〉だそうです。2008年のタコシェでの山松さんのサイン会は行けなかったので、今回は行かないわけにはいかないのです。

イベント開始時間の午後五時、タコシェに到着。混雑してたのでしばらく他の店をウロウロ。三十分後に再びタコシェ。あとで知ったんですが、わしらが昔から(デビュー時から)好きな作家さんが来てたらしく、わしらと入れ代わりで帰られたあとだったそう。残念。でも、山松ファンと知っただけでもうれしい。あらいさん、早速、『またまたインドへ馬鹿がやって来た』を購入して山松さんにサインをいただく。それとは別に自宅から持ってきてた『がんばれ番長』にもサインをいただく。ちなみに、山松さん自身久し振りに『がんばれ番長』を見たそう。
サインをいただいたあとはそのまま店内に残り、山松トークを堪能。大西祥平さんのツボをつくピンポイントクエスチョンのおかげで、山松さんの人となりが少しわかったような気がした。イベント最後に披露された、山松さんと大西さんのコンビによる本格インド風漫才(日本語Ver)とはまた違った、フリー度の高い即興漫才のようだった。貴重で贅沢な時間だったなあ。

イベント最後、山松さんと大西さんによる漫才実演。
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台詞の配分に山松さんのお人柄があらわれてたような(笑)。

山松さんとあらいさん。
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この写真の別ショットが、青林工藝舎「アックス」編集部だよりに載ってます。
http://seirinkogeisha.sblo.jp/article/45759288.html

タコシェのブログにもこの日のことが載ってます。
http://tacoche.com/?p=4828
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翌、月曜。この日も喫茶店でまんが会議。最初の話題は当然、前日の山松さんのイベントのこと。面白すぎた山松語録を思い出すため、あらいさんと記憶をすり合わせる。が、これが意外に細かい部分を思い出せない。ハッキリ覚えてることもあるけど、ここには書けないことだったりする。残念。まあ、もし書けたとしてもわしの文章能力では山松さんの面白さは伝わらないと思うので、興味がある方は山松さんの本を読んだほうがいいと思います。月並みなシメですみません。じゃ、Pat Metheny Group聴きつつ山松さんの漫画読みながら寝ます。ちゃあらんちゃあらん

posted by 薇頭 at 00:23| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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