2009年04月15日

多摩蘭坂にもったいないお化け

うおっしゃーーーーー! やった〜〜〜〜〜! ヘアピン・サーカスがついに爆音で上映される〜!
主催のboidさん、バウスシアターさん、投票したみんなーー えらい! わしは投票しとらんけどな(笑)。でも絶対参加するぜー! すべての鬱体質&スピードフリークの皆さん、全員集合!
ヘアピン・サーカスを爆音で体験するのは人類の義務!

【爆音映画祭'09】http://www.bakuon-bb.net/

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春だなあ〜 ってかもう夏じゃん。季節すっ飛ばすついでに花粉もすっ飛ばしてくれればいいけどそんなうまいこといくはずもなくもうグシュグシュです。でもあったかくなってくれるのはウレシい。ガス代かからんしふさいだ気持ちもちょっとは軽くなるし野球はじまったし。カープ今年はどうかな。新球場面白そう。季節のかわりめといえば、テレビやラジオの番組がかわりますね。長寿番組が終わって新しい番組が始まって。馴染みの番組が終わるのってけっこうさみしい。テレビはあんまよくわからんけど(「どうぶつ奇想天外!」が終わったのは残念)、ラジオ番組は身近なぶんショックもでかい。TBSラジオの昼の番組が終わったのはショックじゃなかったけど、「若山弦蔵のバックグラウンドミュージック」が終わったのはショックだった。なんでも、昭和39年から放送してたそう。ふへー 45年間もやってたのか。子供の頃から聴いてもんなー。広島から島根に墓参り行く時なんか車中でよく聴いてた。「次の曲は、うわさの男」みたいな。なつかし〜。ジョン・バリー、ヘンリー・マンシーニなんかの映画音楽。60・70年代ポップス。パーシー・フェイス、マントヴァーニなんかのオーケストラもの。ペレス・プラート、ハーブ・アルパートなんかのラテンもの。そんでもちろん、バート・バカラック。色んな音楽をかけてくれた。わしがユルいイージーリスニングが好きなのは、この番組の影響が少なからずある。日曜の昼、この番組聴きながらボーっとすることももう出来なくなった。残念。で、えーっと、なんだっけ。あ。前回の続きだ。「サウンドストリート・アーカイブス」聴いて、超久し振りにRCブームがきたってやつですね。

若い人にはピンとこんかもしれんけど、80年代のRCサクセションって大変な人気でした。中学、高校時代と性別関係なくクラスに熱心なファンがいたもんな。文化祭でも、必ずRCのコピーバンドがいた。あぶらだこフリークの友達も、なぜかRCのコピーバンドでギター弾いていた(Mくん元気かなー)。ちなみにハマっ子震度サンに聞いたところ、やっぱ必ず文化祭にRCコピーバンドが混じってたそう(横浜銀蝿じゃないんですね)。ジャンル問わず、色んな人に人気があったし、まわりのパンク友達もRC聴いてるヤツって多かった(Hくん元気かなー)。
わしがRCサクセションのことを知ったのは、それこそ、サウンドストリート。1980年くらいのこと。その時流れたのが、「トランジスタ・ラジオ」。聴いた瞬間カラダに電気が走った。なんか新しい時代が来た! ビリビリビリ! あの瞬間のことは今もハッキリおぼえてる。自分の部屋でラジカセみつめる自分(幽体離脱?)。今でも「トランジスタ・ラジオ」を聴くと、80年代前半のあのなんともいえん時代の空気を自分の中に呼び起こすことができる。80年代を思い出したからって別段どうなるわけでもないけど、なんか知らんうちに長く生きたなー とか、初恋の人もわしとおんなじ時間を生きてんだなー とか。RCの音楽ってこんな自分にも青春時代があったことを認識させてくれるなんか不思議なスイッチみたいなのがついてる。そんなん他の音楽にもいえることだけど、RCは特別高性能のような気がする。ちなみに80年代スイッチ系でいえば、あとYMO、戸川純、ゼルダ、いろんな自主制作盤.... で、なんといっても、ベストヒットUSA!! ありすぎてもーどうでもええわ。二十年後の2029年。その時もしわしがまだ生きてたとして、何を聴いたら2009年を思い出すスイッチが入るんだろう。イステリスモ? あのイカレタ音源を聴きながら昔を懐かしむ年寄りって..... それ、カッコええな。
話がそれたので戻す。「トランジスタ・ラジオ」聴いてからのわしは、当然、RCサクセションまっしぐら! ってことにはならんかったんよね。あれほどの衝撃をうけながら。レコード買わんかったしライブも行かんかったし。むしろ高校時代はRCってちょっと苦手だった。これはたぶん学校にいた一部のRCファンが、バカ、いや、あまり好きなタイプの人達ではなかったからだと思う。身も蓋もないですね。すみません。で、後年(自分にとって)本当のRCの良さを知ったのは1986年。教えてくれたのは出会ったばかりの震度サン。震度サンさんちに初めて遊びに行った時初期のRCを教えてくれた。宝くじは買わない、うわの空、ぼくの好きな先生、etc。自分の知ってるRCと違っておどろいた。これ、フォークじゃん。しかも自分の知ってるフォークとはまったく違うフォーク。フォークって辛気くさい団塊世代用懐古音楽くらいにしか思ってなかったけどRCはちがった。まるでおもしろいまんがみたい。ちょっとメルヘン入った。震度サンは当時「RCって少女まんがみたいだよね」って言ってた。そのとおりだと思ったことをおぼえてる。

【RCサクセション - 三番目に大事なもの】(YouTubeより)

初期のRCって全部いい。初期とはちょっと違うけど、いい事ばかりはありゃしない、多摩蘭坂なんかもいい。そういえば90年代中頃、バイクで立川〜国分寺の多喜窪通りを走ってる最中、坂の途中に落書きだらけの石垣があるのが偶然目にとまった。なんだこりゃ? バイクとめて落書き見てそこが多摩蘭坂だと初めて知った。夕焼けの中、石に書いてある落書きをいっぱい読んだ。色んな人のRCへの思いが書いてあった。学生時代の思い出みたいなことも書いてあった。わしも昔の色んなことを思い出した。中高校時代の友達のこと、震度サンと初めて出会った時のこと。その石垣も、マンションが建てられたためもうないらしい。でも不思議なことにわしのアタマの中の多摩蘭坂は昔のままだったりする。初期のRCを聴きながら文章書いたら、こんな気持ちの悪い文章になった。どうやら初期のRCは、わしの創作エネルギー源としてはあまり使用しないほうがいいらしい。

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ここからが本題。ここからも前回の続き。前回アップしたあとカタリナのツアーがあったのでさらにパンクのライブ観た本数が増えてしまった。どんだけパンク好きなんじゃっちゅう話ですよ。というわけでまたまたパンク中心に駆け足で。まずは先月20日のライブ。この日はかなりの好企画。個人的に全バンド興味津々(これって結構めずらしい)。全バンド、今を代表するようなリアルパンクバンドですからね。当然、超満員の長蛇の列が予想されるわけでちょっと早めに早稲田入り。昔の話になるけど、パンクのライブって会場付近の駅や、会場近くのファストフードなんか行くと大変な数のパンクスがたむろしてた。超ハデだった(目黒鹿鳴館、昔の渋谷屋根裏あたりを思い出しながら書いてます)。当時は、何群れてんだよとか思ってたけど、あれはあれで面白かった。けっこうワクワクする光景だった。今はそんな光景ほとんどない。昔なら初めて行くライブハウスでも、その辺歩いてるパンクスについていきゃいつのまにか辿り着いた。でも、今は会場近くでもパンクス見ることはほとんどないから、事前に会場の場所をきちんと調べていく。ライブハウスの前に行っても、誰もいないことはしょっちゅう。中に入るとそれなりにいるんだけどそれでもバンドの人ばかり。あの人よく見かける人だなーと思ってたら、ギター持ってステージ立ってたり。ってことはやっぱり一般の客がほとんどいないってことになる。あれ? ってことはゼンマイ通信読んでる人の中で客側の人間っているんだろうか。もしいるんだったら、あらためましてこんにちは。って、なんじゃそりゃ。で、この日もこんな好企画にもかかわらず、超満員とはいきませんでした。もったいね〜もったいね〜。もったいないお化けって知ってる? コワいよ〜。もったいないお化けが出るとホントに怖いので、ここからは逃げ足で。

    2009年3月20日(金)Sick Satisfaction vs わたぼこり集会 @ 早稲田ZONE-B
          Kriegshog / Rednecks / Deathtribe / The Weekender
               Isterismo / the PlatoniX / Avfall

全バンド最高! 感想おわり。いや、書くのメンドくさいからじゃなくて八方美人じゃなくてホントに全バンド最高だった。観に来んかった人、もったいね〜。クリーグスホッグの相変わらずの壮絶緊張感、レッドネックスのいつにも増して凄まじいブチキレ具合(この日は、別の会場でもライブをやった!)、デストライブのド迫力Raw D-Beat。最初の3バンドだけでヘトヘトになった。
4番目のポップパンクバンド、ウィークエンダーで気分転換。ガレージ、ニューウェーブな部分もありつつでもどこかハードな部分もあったりして(贅沢ですね)、かなりおもしろい。とくに三曲目。カッコいい! プラトニックス同様、クラストバンドとの共演も多いそうなので、いずれまたお会いすることになるでしょう。
そして、イステリスモ。最高。いつも最高最高つってワルいね。この音が自分にとってマストなんだからしょうがないじゃん。時に、この日はいつにも増してはじまる前の混沌時間帯がスゴいことになってた。細かく書きたいけどやめる。気になる人は会場でナマで確認してな。で、ライブですが、五日前のZONE-Bでの演奏とくらべて(日にちの間隔が狭いので自然と比較してしまう)、格段に良かった。音に関していえばそれほど大きくは感じなかったものの、最初の音出しの時間帯にあらわれてるように、このバンドほど混沌が似合うバンドもあんまないと思う。総合的に色んな情報がアタマに入れば入るほどこっちの意識は混乱して拡張する。なんじゃこりゃ!? な、感覚。なんにしても(自分にとって)ホント貴重なバンドだなー とあらためて思った。
混沌の後は、プラトニックスにワクワク。彼らの曲に「新しい風」(「阿婆擦れe.p.」に収録)というのがあるんですが、これ聴く度に色々考えたり考えなかったり。何を考えたのかはメンドイのでおぼえてたらいずれ。考えなかったことはおぼえてても書きようがないので書けません。
そして最後はアヴフォール。イステリスモの音の環境がそのまま引き継がれてたのか、音デカかった(プラトニックスもけっこうでかかった)。だからってわけでもないけど、今までで一番良かった。思うにアヴフォールもやっぱ貴重なバンドなんじゃなかろうか。前にも書いたけど、パンクに久々戻ってこういう音を初めて聴いたときは驚いた。スカンジを消化して再構築した不思議なサウンド(Poikkeusのことはあとで知った)。ハーヴァにしてもクロッサにしてもそうだけど、昔の日本のパンクシーンにはこういうバンドっていなかった。音。とにかく音がおもしろい。彼らってある意味音楽オタクなんかなあと思ったりもするけど、そこにもちろん内向的な意味合いはない。質感嗜好の強いわしとしては、こういう、超いい意味で音楽バカのバンドって大好きです。何言ってるかわかりませんね。なんか誤解されそうだし。いや、別に誤解されてもいいんだけど。そういえば、近々、アヴフォールとハーヴァのスプリットテープがリリースされますね。この2バンドの組み合わせを聞いて震えて待たんパンクスっておるん? 震えんやつは、じゃあ何に震えるん? もったいないお化け? うん。あれはコワい。確かに震える。それよりわしは、このテープ、絶対買う。カセットデッキ問題、マジで早急に解決せねば。

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さて翌日の3/21。この日は高円寺スタジオDOMで、UK EXTRAの一周年記念パーティー。UK EXTRAというのは高円寺のイカした洋服屋さん。最近出たイステリスモのTシャツはこちらで作られたもの。わしらもお店に行ったことあります。いまのところTシャツしか買ったことないけどいつかワックスジャケットなど買ってみたい(お金ためなきゃ)。そんなイカしたお店の主催するパーティーに潜入してきました。社交ダンスタイムもあるらしいのでビシッと清掃、じゃなくて正装して。とはいえイステリスモのTシャツ出すようなステンチなお店のパーティーですから、ライブタイムも当然あります。そんでDJタイムまである。こりゃおもしろそう。しかし、えらく豪華なゲスト陣ですね。

   2009年3月21日(土) UK Extra 1st Anniversary Party @ 高円寺スタジオDOM
           Zenocide / Tantrum / Intruders / Strawberries
           Chimmy and the Spank drox / Yeraw / Isterismo

スタジオで観るゼノサイドって面白い。ライブハウスでは色んな音が聴こえるけど、狭いスタジオではそれが削ぎ落とされてより核に近づける。って感じ。短い時間だったけど面白かった。近々新譜が出るけど超楽しみ。前に出たCD-Rが良かったもんな。来月17日のCD発売記念ライブも面白そう。
タントラムは何回か観てるけどこの日が一番良かった。狭い会場で混沌とした中爆走するほうが、より彼らの世界が伝わると思った。YouTubeなんかで古い外国のハードコアの映像見ると、家の中で狂ったライブやってるのがあるけどそんな感じ。
イントルーダースも良かった。初めて観た時は実はあまりピンとこんかったけど、今は好きなバンド。あのキャラクターを前面に出して、もっとハチャメチャなステージになるとさらに好きになるかもしれん。これは個人的要望なのであまり気にしないでください。
ストロベリーズは大半が女の子のニューウェーブなテクノな、昔風に言えば、ナゴム入ったようなイカ天に出てくるような面白いバンドでした。面白いといっても本格的な曲もあり、スーサイドを彷彿とさせるイカれたナンバーも飛びだしこれまた面白かった。余談ですが、ゼンマイアタマのアタマの中に、ナゴムを理解する機能は搭載してません。次のChimmy and the Spank droxは、外で休んだためほとんどみませんでした。すまぬ。
で、UK EXTRAの方がやってるイエロー。これが良かった! 最近のクラウト(ジャーマン)ロックブームはイエローを観たためだったのです。ギター・ベース・ドラムの三人による演奏が始まった瞬間は、ブルーチアー1stのような爆音ヘビーサイケかと思った。そのうちドラムの方の刻むビートにハッ! これは.... ハンマービート! まさかここでクラウトロックを通過した、今の音を聴けるとは思ってもなかった。ライブ後、すぐに震度サンに確認したところ、やっぱりクラウトロックのニオイを感じてた模様。とはいえ、一口にクラウトロックといっても大海の如し。どのバンドを連想した? 震度サン曰く「ダークなラ・デュッセルドルフ」。な、なるほろー。ウマいこと言うなー。このひねくれ者。わしは素直に、ノイ! を連想しました。ま、ようするに、ふたりともディンガーですね。でも微妙に違うような気も。というわけで家に帰って、イエローはどのクラウトロックに近いんだろう、という疑問を解消するためその辺聴きまくってるうちにクラウトロックブームにいつの間にか突入してたわけです。で、音楽性云々抜きにしてイエローの質感に一番近いと思ったのは、グルグルのUFO。あの音圧ビシビシのヘビーな楽曲群。イエローはグルグルのファーストをシンプルにしてパンクの血とディンガー魂を注いだ感じ。もしかしたら狭いスタジオで聴いたからかもしれんけど、とにかくそんな印象を受けた。これはもちろん個人の勝手な感想。時に、グルグルといえばマニさん。マニさんといえば、あ、これについてはまたあとで。
最後はイステリスモ。D-Cloneとのスプリットテープを録音した時と同じスタジオですから、当然大変な混沌が予想されるわけです。というか実際大混沌祭りでした。燃えた! なんかがボカーンとなったような気がしたけど気にしない。アンコール(?)もあったし、〆の一句も聞けたし大満足。そういえば一曲目が、反復の曲だったんだけど、直前のイエローの反復と見事にアタマの中でつながって超気持ちよかったです。どうでもいい? や、そこが一番言いたかった。
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全ライブ終了。そういえば、DJルームにまだ行ってないことに気づきそっちに移動することに。どなたかがヒップホップをかけてます。こういう環境で人のお皿をまわす姿を見るのってひさしぶり。二十歳の頃は、クラブよく行ったなー。その割にあんまいい記憶がないなー などと色々苦い思い出にひたってるとイステリスモのサトシが。あ。お皿まわすんだ。
ほんの数曲だったけど、面白かった。人の選曲って単純に楽しめて面白い。ほら。選曲って、その人の背景がなんとなくわかるじゃん。何をかけたか? それは内緒。

午前零時近く、すべてが終了。こんな楽しいパーティーなら毎年やってほしい。入場料は安いしバンド陣は豪華だし。そういえば、屋上が開放されてたんだけど、そこがすごーく気持ち良かった。夜の高円寺、PAL商店街のキャットウォーク、遠くの街の灯り、UK EXTRAの方にいただいたドーナツの味.... 何年たってもこの屋上で見た光景とこの日のことは忘れないんだろうな....
やっぱ、初期のRC聴きながら文章書くのはやめたほうがいいみたいですね。

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そして最後はマニさん。のことを書こうと思ったけど、例によって集中力が切れたので次回。もちろん、キト、そしてカタリナのツアーのことも。あ、そういや今回なんにも画像のっけてないな。まいいか。サーバーの容量にも限界はあるわけだし、ヒドいやつが支配してるこの世界もいずれ壊してやるわけだし。そんじゃ、また〜
posted by 薇頭 at 00:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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