2009年05月02日

大きい音)))

めずらしくお知らせから。5月5日(祝/火)、有明・東京ビッグサイトで開催される『コミティア88 拡大Special』に、震度サンこと、あらいあきさんがパネル漫画を展示します(旧刊だけどゼンマイアタマも売ってくれる。感謝)。場所は青林工藝舎のブース。作品見せてもらったけどうまかった。さすがプロ。超寡作家系天才。[漫画界のサイモン・フィン]ってあだ名は伊達じゃないですね。冗談はこのへんにして(わしも人のこと言えんし)、いやマジでいい。なんかしらんがくやしい。なお当日は、あらいさん本人も(アホな顔して)終日ブースにいるので、興味がある方は遊びに行ってやってください。目印は.... え? あ。イステリスモのTシャツ着ていくそうです。ちなみに今回のコミティアはいつも以上に規模が大きいので、わりと早めに行くことをおすすめいたします。あの広さは、1、2時間じゃとてもまわりきれません。わしもちょっとだけあらいさんのとこに遊びに行くつもり。

[コミティア]http://www.comitia.co.jp/
[青林工藝舎]http://www.seirinkogeisha.com/

で、コミティア88のあとはもちろんアースダムに直行するわけだけど。ん? ってことは、震度サンはハードコアホロコースト欠席? ククク。そりゃそうと、いつのまにか震度サンってあだ名が(ゼンマイ通信内だけで)定着したあらいさん。このあだ名には一応由来があって、二年前に来日した sunn O)))(サン)にあやかったもの。ライブ会場であらいさんが購入したサンのTシャツに漢字で『震度』とあった。なんか変。あらいさんのイメージにピッタリ。それをそのままあだ名にした。ちなみに雑音さんというわしのあだ名は、コンガ・フューリーのTシャツから。

【その時載せたイラストを再アップ】微妙に加筆しました。
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左が震度サン。右が雑音サン。ふたりとも性格がひねくれているのが特徴。

しかし、サン初来日からもう二年たつのか。早いような随分昔のことのような。あれはおもしろかった。あんなに体が揺れるとは思わんかった。まさに震度。わしらが行ったのは、2007年5月20日のクラブチッタ川崎。ハコがデカいぶんおそらく震度も弱まったはずで、別の日にアースダムで行われたライブが(with Merzbow)最大級の震度だったはず。その時は残念ながらわしら欠席。最大震度未体験。クヤしい。でも、チッタ八日後のアースダムでのBurial Chamber Trio(サングループの別店舗)は体験できた。この時のことは忘れられん。大音量というより超超大振動。チッタのサンの印象が吹き飛びそうになった。家に帰って布団に入ったら天井がグルグル回って体全体が揺れて本当に吐きそうになった。完全に船酔い状態。音圧が三半規管を直撃。今までの人生の中で経験した音楽による最大震度はこの時のライブなのです(最大音量はやっぱ灰野敬二)。さすがはオバケの埋葬三銃士。ヴヴズウウ)))))))...ヴヴヴウゥヴ)))))))))))ゥゥゥゥゥ
そして、ついにサン二年振りの再来日。昨年、これもサングループ別店舗のKTLを観に行った時、オマやんことスティーブン・オマリーさんと(オマやんはサンの主要メンバー)、サン再来日の時は是非またお会いたしましょー と、約束したこともあり当然出席。会うつっても客として観に行くだけなんだけど。とはいうものの、リキッドルームのライブは欠席。共演のボリスは観たいけど他にまったく興味がないうえにチケット代も高い。対バン多いから各バンドの演奏時間も短いだろうし、振動もあまり期待できない。というわけでアースダム一点狙い。金がないから仕方ない。不況時代はこうしてさらに不況へとスパイラル.....ウヴズゥゥウ))))......ヴヴヴウゥヴ)))ゥゥ))))....

   2009年4月22日(水)初心 / Grimmrobes 日本 弐千九年 @ 新大久保EARTHDOM
                 Jim O'Rourke / sunn O)))

時間ギリギリに会場入るとけっこうな人。でも超満員ってほどでもない。しかし黒い。最近わしらの行くライブって自分含めて黒い人ばかり。偏ってんなー。こりゃいかん。たまにはカラフルなレゲエフェスにでも行ってみるか。クラストパンツはいて。開演時間十九時ちょうどにジム・オルーク発進。わりと聴きやすいノイズで、サンの前座だからかすでにけっこう音圧があった。ステージ上は残念ながら見えなかった。トータル30分間の演奏。高低全音域うまくつかったキラキラサウンドでなんか宇宙っぽかった。ユニバーサルノイズなスペーシーノイズな。

そしてサン。今回はオマやんことスティーヴン・オマリーさんと、兄貴ことグレッグ・アンダーソンさんのお二人だけによる演奏。ツアータイトルに『初心』とあるように、初心(原点)に還ってのシンプルな構成になる模様(宣伝文にそう書いてあった)。人間、初心に還ると宣言できるだけでもスゴいことなのにこれに大振動が加わるわけですから、いかに今のサンがものスゴいかこれだけでもわかると思う。わからん? うん。わしもわからん。
))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
振動時間1時間40分。揺れた。超楽しかった。宣伝文にあるように原点に立ち返ったかのようなシンプルな初心振動ステージ。そんで激重で密教性ももちろん健在。宣伝文に偽りなし。JAROの出る幕なし。
音は、実際には色んなことをやってるんだと思うけど、ほとんどワンフレーズにしか聴こえなかった。最初から最後まで、ギュオーン))))ズヴゥゥン))))..... ギュオーン))))ズヴゥゥン)))).....。
その繰り返し。前回の構成が派手だっただけにいっそうシンプルに感じた。でもそれが良かった。ワンフレーズをヘビードローンで超スローにやられると、時間感覚と空間認識力が麻痺してわけがわからなくなる。わかりやすくいえば、サンは光りさえ抜け出せないブラックホール。ものすごくわかりにくいですね。ようするに常識が通じないんです。時空が歪むんです。すべての感覚が麻痺。まるで機械伯爵の時間城。って知ってる?
で、肝心の音量ですが、これが困ったことによくわからんかった。よくわからんってどゆ意味? 意味はない。ほんとにわからんかった。大きいといわれれば大きかったような気もするし耳栓の必要性は感じなかったので大きくなかったのかもしれんし(家に帰った時、すこしこもってたけど耳鳴りはなかった)。普段、デカイ音を求めてるぶん、自分の感覚が麻痺してるのかもしれん。ただやっぱり振動がスゴイ。これに音量は関係ない。たとえば、デカイ音の時は振動がないのに、その反対の時に大振動がくる。「音=(空気の)振動」が、成り立たない不思議な世界。あ。もしかしたらこれこそ錯覚(感覚麻痺)で、サンの魔術にかかってるだけなのかもしれん。などと思ってしまうのも無理もない。だってあの振動だもんな。初心入ってるし。
好き嫌いでいえば好き。ライブ自体シンプルによりダークになったぶん、二年前より今回の方が好み。理工学系ノイズな雰囲気もないし。多少アートな雰囲気はあるけどハナにつくこともない(人柄?)。第一アホっぽい。なんにしても、こういうつきつめてるような音楽っておもしろい。
そういえば、サンの振動を味わってる最中この考えがよぎった。[サンにベコベコの潰れた高速ドラムが加わったら?]。もしくは[イステリスモにサンの振動が加わったら?]。ありえないだけにどうしてもそんな想像をしてしまう。実現したらいったいどんな世界が待ち受けてるんだろう(でもコラボは勘弁)。ちなみに、震度サンもおんなじことを考えたらしい。で、どうだった? 震度サン。「大きさはわかんなかったけどズーンと来る時がすごかった。キタキタキター! って瞬間が気持ちよかった」。聞きようによっては随分セクシーな言い回しですね。確信犯?
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【ライブ終了後のステージ】アンプに(初心)。ちょっと見えにくいですね。
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わしら含めてみんなアンプの写真を撮りまくってた。わしのケータイの待ち受けも今これ。

物販では、Tシャツとカセットテープ購入。震度サンは耳栓も購入。

【初心Tシャツ&初心カセットテープ&サン仕様耳栓(笑)】
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Tシャツの裏に(初心)。変。購入決定。今度から震度サンじゃなく初心サンにしようかな。

ところで、カセットテープ買ったもののやっぱ聴けんのよね。カセットデッキ問題、ホントになんとかしなきゃ。Isterismo & D-Clone、Haava & Avfall、色んなテープが聴けずじまい。一応デッキはあるものの5回に1回はテープがからまってしまう。貴重なテープは怖くて聴けん。修理見積もりだしたら、新品買えるほどの値段見積ってきやがった。アホか。吉祥寺に行った時はかならずヨドバシでデッキを探すものの、手が出る値段のものにはいいものがない。いいと思うと高い。だいたい種類自体少ない。こうなりゃラジカセでもいいや、と思って見てみると超ダサいデザインにいまにも壊れそうなチャチなものばかり。うーん困った。気分転換にヘッドホンコーナーを冷やかす。最近の電器屋って、ヘッドホンコーナーの充実っぷりってすごい。予算、1〜2万円を想定して試し聴き(全ヘッドホンで同じ音楽が流れている)。まずは、国産大手のヘッドホンを数種聴き比べ。可もなく不可もなく、まあこんなもんなのかな。そして、外国製ヘッドホン。うへ!! なんだこりゃ!? 国産の音とあきらかに違う。奥行きがあって深みがあって、うまみというか色んなものが聴こえてくる! 素晴らしい! うーん。値段はすこしはるけど、やっぱいいもん欲しいなあ。カセットデッキもちゃんとしたやつ買おうかな。なんかサンと関係ないこと書いてるな。

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ここまで書くのに随分時間を費やしてしまった。今回、マニさん、キト、そしてカタリナのツアーについて書こうと思ってたのに。んじゃ、ここからはマニさんのことなどを。と、思ったけど、やっぱ別のライブのことを。えっ?

KIKURI。キクリというのは灰野敬二とメルツバウのお二人によるノイズユニット(バンド?)。キクリって、なんとなくサンとリンク。だってメルツバウだしダークだし音でかい(らしい)し。よって、ついでといってはなんですがキクリのことを。
基本、海外で演奏することが多い(らしい)キクリ。ひさしぶりに日本で雑音まき散らすと知ったのはライブをやる前日。平日なのでもちろん仕事。行けなかったら行けなかったでいいや、くらいに思ってたけどうまいこと仕事がはけた。いそいで会場の六本木スーパーデラックスに向う。ふー、ギリギリ間に合った。全4組中キクリがトリ。ナマのキクリはいったいどんな雑音を放つんだろう。最近は雑音クラッシャーなパンクバンドばかり観てるので、すこし違う方面の雑音も吸収したい。どうせならパンクを蹴散らすような爆音で。

 2009年4月10日(金)Our Love Will Destroy Japan Tour @ 六本木スーパー・デラックス
    Muddy World / Tetragrammaton / Our Love Will Destroy the World / Kikuri

はじめて観るキクリは超カッコよかった。灰野氏のライブって中盤どうしてもカッタるくなって眠くなるんだけど、キクリは一時間半まったく飽きることなく楽しめた。灰野氏のギターもいつも以上に堪能できたし、秋田氏のドラムも初めて観ることができた。会場内のアートな雰囲気も爆音で気散らしてくれた! ってことには残念ながらならんかった。というのも、場所が六本木だからかスノッブな人達の鼓膜限界値を考慮なさったのかそんなに大きくなかった、というか小さかった。でも、演奏自体が良かったのでまったく気にならんかった。音量を気にする自分がバカに思えてしょうがなかった。いや、やっぱデカイほうがいい。そこは譲歩できん。どうせならボンボンの鼓膜を痛めつけてほしいのだ。

【キクリ】(YouTubeより)ナマで体験するほうが壮絶。そりゃそうだ。

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サンから始まってキクリを通過してやっとマニさん。マニ・ノイマイヤー(Mani Neumeier)さんのことを。時間軸、完璧に逆。すまん。マニさんとは、いわずと知れたグルグルの中心人物。先月2日、東高円寺U.F.O. CLUBに、マニさん、そしてキトを観に行きました。ちょうど自分にクラウトロックブームが来てた時期でもあったし、共演がキトなので、こりゃ行かねばと。

   2009年4月2日(木)Mani Neumeier Japan Tour 2009 @ 東高円寺U.F.O. CLUB
   地獄バンド / マヒルノ / Kito-mizukumi rouber / マニ・ノイマイヤー&JON(犬)

【Kito-mizukumi rouber】http://www.myspace.com/kitomizukumirouber
今年はじめて参加したぺったら地獄リサイタルは、ますますエラいことになってた。面白い! って言葉じゃ何も言い表せないような気もしてきたけど、これが面白いんだ。この日は、お客さんのほうもだいぶ慣れてきたのか、大笑いしながらぺったら地獄に引きづり込まれて大盛り上がりだったけどたぶんこんな日は例外でしょう。聞くところによると、客が固まる率は今でも相当高いみたい。素直にもっと楽しんだら? と思う反面、固まってる客の後ろで目立たないように笑いながら観る状況も相当好き。客、固まらせるのもキトの技。これもぺったら地獄的側面のひとつ。なんてことを思う。すみません。テキトーなこと言って。
ところで、この日のキトはなんじゃーこりゃ!? っていうくらい音がデカかった。耳栓を装着したくなった。実際、後半、ちり紙を耳につっこんでしまった。信じられないかもしれないけど、わしが今年観た全ライブのなかでキトが一番の爆音でした。ハードコアもクラストも完敗。冗談なんかじゃない。あれ? もしかしたら、スピーカーが近かったからかな。もしかしてわしだけか? わしだけがキトマジックにかかったんか? うーん、ぺったら地獄バンドは奥が深い。結論。この日のキトは音の幅が広いぶん、サンよりキクリより爆音に感じた。正直、耳が痛かった。純国産轟音ペッタラダンシングシャイバンド誕生! とか、こんなこと書いたら、案外次は聴こえないくらいの小さい音でやるような気がしないでもない。と、ここまで書いて読み返してみたけど、まともなこと何にも書いてないから笑った。いつものことか。いつものように遊んじゃってるし。ま。いいや。今度ちゃんと書けば(たぶんまた遊ぶ)。
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キトの演奏が終了したのと同時に、Zero Set (moebius-plank-neumeier) が流れ始めました。ドタバタドラムが超気持ちいい1982年に録音されたあの変態的名盤です。このドラムを叩いてるのが今から登場するマニさん。Zero Setのような、あの過剰なまでのドラムプレイは見られるんでしょうか。

【Mani Neumeier】http://www.mani-neumeier.de/
マニさん、最初はステージの前方で小さな太鼓をポコポコ叩いて準備運動。そのあとは、ドラムセットにどっしり構えて、Zero Set級のドタバタドラムソロを繰り広げました。正直、音楽的にグッとはこないけど、あのお歳で(70歳くらい)あんだけ好き放題やられるとやはり何かしらの感動はえられるもので、というか、わしより元気じゃん! すげ〜
そして途中、マニさんによる、「マイ、トモダチ」という紹介で、JON(犬)が登場。ジョン。名前は知ってたけど、観るのはこの日が初めて。観てる最中は、ただのスゴい犬としか認識がなく、ライブが終ったあと友人に聞いてはじめてこの犬がJON(犬)だと知った。
ジョンの足踏みオルガンにマニさんのドラムが絡む、童謡ありジャズっぽい曲ありのお腹いっぱいのストレンジワールドが展開。ジョンのおもしろい声のうしろにマニさんの変態ドラム。これが良かった! 日本のかぶりもの音楽家ってロクな奴がいないって個人的印象があるんだけど(正直でスマン)、ジョンは超最高。たまらーん!

【JON(犬)が動物園で演奏】(YouTubeより)こりゃいいや。この中に遊びに行きたい!

[JON(犬)]http://www.myspace.com/jonthedog242

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尻切れトンボのマニさんレポートのあとは、やっとこさカタリナのツアーのことを。なんて書けると思う? もうだめ。疲れた。実はひさしぶりに風邪をひいてしまいました。熱はさがったけど喉の痛みと咳がヒドい。連休に入ったというのに。くそー。熱が出たのが先月27日。どこで感染? 25日の20000Vがあやしい。あの日は空気淀んでたし。空気が淀むで思い出したけど、コミティアの会場も相当空気淀んでるよな。淀み率はクラストライブ以上。同人誌やってるやつにまともな人間なんていないですし。わしら見たらわかるでしょ? そういえば、コミティアの禁止事項の中に[コスプレ禁止]ってのがあるのはよく知られてますが、実は[爆音禁止]ってのもあるんですよ。冗談ぬきで。ホントに。爆音ね〜。ってことは[大振動]はOKってことっすよね? ね?
しかし、5日までに風邪なおるんかいな....

[私信]震度サンへ:ゼンマイアタマ、在庫売り切るつもりでがんばってきてください。
posted by 薇頭 at 21:34| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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