2009年05月27日

極少数派の狂った人たち

ゲホゲホゲホゲホ。咳がでる。新型インフルエンザに感染してしまった。流行りものに疎いわしが流行にのってしまった。いや、すでに流行遅れかな。というのはタチの悪い冗談で、いまだ花粉にやられてます。去年一昨年のメモみたら、この時期はやっぱり咳がでてる。今だとイネ科? 樹木花粉が飛散する春先より今のほうがつらい。マスクしてる人が徐々に減ってきてる今の時期にマスクしてるとバカっぽいんだよな。バカにみえるのはかまわんけど自分の身がかわいい風に見えるのは避けたい。というわけで、マスクに、『花粉のためでインフルエンザが心配なわけではない』って書くことにした。
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遅ればせながらというか遅れ過ぎだけどまずはお礼から。5日の『コミティア88』にいらしてくれた方々には本当に感謝。なかには、震度サンことあらいさんにわざわざ会いに来てくださった方もいらしたようですが、大丈夫? あらいさん噛まなかった? 普段、人とおしゃべりしない(できない)あらいさんも、エヘヘ〜(照) とよろこんでました。あと、普段会えないような人達と交流できたのも良かったみたい。ただ、一日中、青林工藝舎のブースの中にいたので、ほかは一切、まわることが出来なかったそう。それは残念。ですから、購入したものは青林工藝舎のブースで売ってたものだけ。後日、みせてもらったけど全部が全部とは言わんけどすごくおもしろいものもあった。わしのほうはといえば収穫ゼロ。面白い作品がなかったわけじゃなく(たぶん)、規模が大きすぎて探しきれない。半分くらいまわって精も根も尽き果てた。出演バンドが多いライブと同じで、見るものが多過ぎると何もかもどうでもよくなってしまう。個人的には、あの三分の一くらいの規模がいいです。そういや、前にコミティア作家の着てるTシャツがなかなかおもしろいと書いたけど今回もおもしろかった。わりと多いのがデスメタル系。これはなんとなくわかる。一部の同人作家って、見た目、メタルと区別つかんもんな。そして、少ないながらもパンクTシャツ着てる人もいる。意外なのはハードコアよりどっちかっていうとクラストの比率のほうが高い(わしらもそうだし)。そういう作家さんの前を通る時は、なぜかプリント部を隠してしまう。リュックを前に持ってきたりして。マスクにしてもそうだけどホントめんどくさい性格。パンクのライブの時は平気で着るのにこの差はなんなんだ。自分でもよくわからん。群れにおさまると落ち着く感覚なんかな。ちょっと違うような気もするけどまあいいや。話はいきなり変わるけど、Frigöra(フリゲーラ)の再発がスゴくよかった。もうメチャクチャ好みっすよ。

[Frigöra - 1995-1999]
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なんかもーあまりにもカッコ良過ぎて目眩がする。古い新しいは関係なく良いものは良いの世界。この音で日本のバンドってことに大きな意味と意義がある。いやそんなんどーでもいい。とにかくこういう音がもっともっと聴きたい。いまのとこまだ買えると思うけど、二三日後にまだある? と聞かれても自信をもってあるとはいえないオーバースローからのリリースなので早めにゲット!すまん。どんな音か説明してないね。

フリゲーラに限らず、90年代日本クラストシーンはまるで秘宝館のよう。とよく思う。でも考えようによっては今のほうが秘宝度高いような気もする。一箇所にかたまってるっていうより、今は90年代以上に各地に分散してる感じだもんな。どうです?みなさんも自分だけの宝を探しに出かけてみてはいかが? などと恐ろしい定型文を使用してなんとなく本題に近づいたことを暗示させつつ本題。ここからは、カタリナ、スクリューウィズイン、アンアームの合同ツアーのことを。
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4月5日(日)大久保。開演時間少し前にアースダムに着くと、リハがおしてるため30分遅れるとのこと。時間潰しのため近くの韓国食材のお店に行く。うおっ。キムチうまそう。買っていきたいけど会場で袋が破れたらはるばるフィンランドからやって来たカタリナに悪いのでやめておく。しかし大久保って本当に日本じゃないみたい。道行く人、みんな異国の言葉をしゃべってる。日本人のほうが少ないかも。いつか韓国文化好きの姉を連れてこよう。

    2009年4月5日(日)"Killer Blow" Japan Tour 2009 @ 新大久保EARTHDOM
          Unarm / Nervs / Screwithin / Isterismo / Angel O.D.
              Super Frisky / Khatarina (Finland)

【Unarm】http://www.myspace.com/unarm12345
最初だからかまだお客さんそんなにいなかったけど、観なかった人はもったいないお化けだと思う。今のアンアームはちょっとスゴいよ。怖いくらいの迫力と存在感。で、忘れちゃいけんのがシリアスな中にも絶妙にブレンドされたユーモア。これはもちろんキャベ氏のトークによるところが大きい。あと、メンバー全員のハチャメチャな動きもすごく面白くてカッコいい。
ライブはとにかく全体スゴかったんですが、とくに最後のSystem Boycot。ほんとスゴすぎた。途中、Nanaeの声に他の声が重なった。客? でも聞き覚えがある。あ。イステリスモのサトシ。これはレア。よく見えるように前に移動しようとした瞬間、わしの目の前に誰かがいきなりあらわれて一瞬たじろいだ。キャベ氏。わしの腕を掴みながらなんか叫んでステージに戻ってった。一瞬のできごと。Nanaeとキャベ氏が客のほうに乱入するのはアンアームのライブではよくある光景。とはいえ、自分に来るとやっぱ驚く。いきなりだし、心臓とまるかと思った。ドキドキ。

【ビックリして羽海野チカキャラになった雑音さん】
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東のエデンの一話冒頭部分を参考に描きました。このアニメを初めて会った人に説明するとしたら「絵がキレイ!」って言うかな。喫茶店でスイーツ食べながら友達に対して説明するなら、「ボンボン映研学生がつくったみたいなアニメだよ」って言うかな。

アンアームの凄まじいライブが終って震度サンの言葉にビックリ。最後のSystem Boycotの時、キャベ氏の代わりにギター弾いてたのは、なんとイステリスモのショーンだったそう。がーん。見逃した。ショーック。でもいいや。おもしろい体験できたし。しかし、これって最強の組合せ。関東二大雑音ロークラッシャーバンド合体。その名も、アンテリスモ。うーん。どっかの国道沿いのレストランみたいだな。
ところで、この日のキャベ氏の言葉で印象に残ったのは、「極少数派の狂ったみなさん、どうもありがとう」。そうなんよな。パンクって、大きいくくりでみるとけっこうな数。けっこうな数というか多数派。超マジョリティ(サイレント・マジョリティ?)。でも、クラストだけに限っていうとやっぱ少数派。超マイノリティ(ラウド・マイノリティ?)。本当に本当に小さいシーン。キャベ氏が言うようにわしらって狂ってんのかな。いや、そんなことない。狂ってるのは他で、わしらは正常なんだ。世間みんなマスクしてバカみたいだったもんな。みんなマスクしてバカみたいっていうやつも相当バカだけどな。そんで一番バカなわしはいまだにマスクしてるけどな。

【Isterismo】
やっとアースダムで観れた。なんだかんだでここってデカイ音と遭遇する確率が高いもんね。イステリスモもデカイ音だといいなー と思ってたけどそんなにデカくなかった。残念。でも面白かった。小屋が違うと印象がガラリと違ってみえる。20000Vの時のイステリスモって、パッチでいうと、薄汚れたステンチ生成り色。アースダムだと、鈍く光るステンチな黒。それにちょっとアヴァンギャルドな模様が入った感じ。個人的にはそんな印象。アヴァンギャルドな模様って自分でもよくわからんけどなんかこうちょっと変わった柄。というのも、イステリスモ観たあとすぐに震度サンと話して一致した意見がそれだった。いつもよりダークでアヴァンギャルド。とくに冒頭部。最初は気のせいかと思ったけど時間がたった今ではそれがなんだったのかわかる。でも内緒。それじゃなんなのでひとつだけいうと、会場の癖が音にあらわれた、って感じかな。単純に壁の色に惑わされてるだけのような気もするけどその辺は気にしない(アースダムの内装は黒。20000Vは.... ありゃ何色だ?)。ちなみに、アースダムでのイステリスモも20000Vでのイステリスモも両方大好きなんだけどいつか野音でも観てみたいです。

【Khatarina】http://www.myspace.com/khatarinapunx
音源聴いた時はふつうかなーと思った。でも、全員女性のD-Beatってめずらしいし、やっぱナマで観てみたい。しかもフィンランド。なんか北欧のパンクっていい。北欧でいえばスウェーデンにD-Takt & Rapunk Recordsというレーベルがあるけど、この名前を聞くだけで興奮するのはやっぱりわしがバカだからなんでしょう。あ〜 Giftgasattackみてえ〜。そういえば、今度ここからMorphemeとD-Clone のスプリットシングルが出るそうだけど、それを知ったときはチビリそうになった。日本でレコ発ライブ熱望! 話がそれつつあるので戻すと、カタリナ、素晴らしかったー! 曲自体はどっちかっていうとやっぱりオーソドックス。でも音のつくりが面白かった。もしかしたらそれこそアースダムだからかも。ド迫力D-Beatで最後まで突っ走ってその辺の男共も真っ青。超カッコ良かった。そんで、華があって観てて楽しかった。とくに、ベースのHelena。前髪がパッツンショートで後ろがドレッド。カワイかった。わしも後ろだけドレッドにしょうかな。あ。でもそれじゃあライフのアベ氏と同じになっちゃうな。じゃあわしは前髪だけドレッドにしようかな。それ、すごく恐ろしいな。

【No Value】http://www.myspace.com/stpnovalue
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これは最近出たセカンドシングル「Peaceful Violence」。以前より音が全体的にたってる。本来あんまり好きな音の作りじゃないけど、No Valueは全然オッケー。むしろこっちのほうが、今のNo Valueにあってる気がする。シニカル&ブラックユーモアたっぷりのジャケットも好き。この写真じゃわかりにくいので、気になる人は実物を手に取ってください。マスト! もちろんライブもえかった。いままで4、5回観たけど全部が全部最高。一回もハズレなし。すごいバンドだなあとあらためて思う。
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物販では、ツアーTシャツと、Khatarina/Screwithin/UnarmスプリットCDを購入。

[Khatarina/Screwithin/Unarm - 3 Way Split CD - Kiiler Blow]
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どわー! 全曲あがる! とくに、アンアームのObservation Society !! 燃える!! ライブでこのギターが聴こえた瞬間って絶対どこかのスイッチが入るもんな。そんで最後のDespair !! これには完全にアタマ振り切れてしまう。内容いいし値段も安い。一家に一枚絶対必要だと思います。心底そう思うのは、やはりわしが極少数派の狂った人間だからだろうか。

色々買ったら、オマケでパッチとポスターもらった。うれし〜。最初は、一回観るだけでいいやと思ってたけど色々もらったら最終日も行きたくなってきた。このツアー、思った以上におもろい!
というわけで、4月12日の小岩にワープ。

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4月12日(日)。間違って一駅前の新小岩で降りてしまったため、ライブ開始前には、体力精神力ともにかなり消耗。一月にも来たというのになぜふたりとも気付かん? やっぱ狂ってんのか? この場合はボケてるといったほうがいいね。しかし、これには本当に疲れた。11バンドも出るというのに先が思いやられる。まったく。。。 こりゃ、ぜったい途中で寝るな。

     2009年4月12日(日)"Killer Blow" Japan Tour 2009 @ 小岩eMSEVEN
     Cosmic Neurose / Low Vision / Kriegshog / DxIxE/ Encroached / Life
    No Slogan(Chicago) / Dredeye / Screwithin / Unarm / Khatarina (Finland)

出演バンド数が多いので2ステージ形式。そういえば、エムセブンって来月で閉店するそうだけどほんとかな。遠いけどここ好きなんだけどな。中の形が変でいいんよね。外国のライブハウスっぽくて。行ったことないけどさ。さて、Killer Blow Japan Tour 2009 ファイナルですが、結論からいうと、素晴らしー! の一言でした。八方美人的な感想じゃなくホントに全バンド良かった。個人的にあんまり興味ないバンドも良かったし、これって会場の雰囲気とか構造も絶対関係あると思う。あと、やっぱバンドが多い時の2ステージっていい。連続で演奏するからダレないし退屈する暇もない。途中、あまりにスムースに進行するもんだから休憩も入れてたけど、それも気分が切り替わってよかった。そんで客。みんないい具合にぶっ壊れてて、とにかく全体が完璧に近かった。こんだけバンドが出てるのにめずらしい。最後まで楽しかったなー

一番会場が盛り上がったのはやっぱりアンアームの時。これこそホントにスゴかった。一週間前の倍の倍の倍。観てない人はそれこそもったいないお化け。バンドでもなんでも勢いがつく瞬間ってのが稀にある。今のアンアームはまさにそれで、勢い以上の何かを感じる。なんというか、爆発してる感じ。ツアーが続いてたので、Nanaeの声もかすれて男性陣にもどことなく疲労の色がみえたけど(アンコールの時、ネンジ氏死にそうな顔してた)、それがまたこのツアーの凄まじさを物語ってた。あと、ツアーラストだけに最終回的シンミリムードもすこし漂ってたりして、そこがまた爆発的な瞬発力を生み出してる原因のような気がした。そんななかでももちろんキャベ氏のユーモアは健在で、この日も笑わせてくれた(ワイヤレスのくだり・笑)。キャベ氏は、このMCが余計だってたまに注意されるって言ってたけどそんなことない。「言葉」は、非暴力抵抗における数少ない武器(手段)のひとつ。黙ったらマケなのだ。シリアスな言葉もユーモラスな言葉もこれからも全開でお願いします。他の人がどう思おうと関係ない。少なくともわしらにはアンアームの言葉が必要。プラスあのクラッシャーノイズ!
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物販では、カタリナのカラフルなマンガっぽいTシャツを購入(これはカワイイ! 日本にあまりないセンスに脱帽)。そしたらまたオマケをもらった。最初の公演の時には気付かなかった、フリーペーパーももらえた。これまたウレシい!

[HOMEOSTASIS]issue #1
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カタリナのインタビューを中心に、ヴィーガンレシピ(Vegan Recipes)も載ってるおもしろいジン。制作してるのは、アンアームのNanaeとスクリューウィズインのICO。北欧諸国って、福祉に対する考え方が進んでて色んな意味で成熟した社会って印象がある。だから、なんであんなにパンクバンドがあるのか不思議だったりする。しかも本気度メチャクチャ高いし。このインタビューはその辺の疑問にも触れた、大変興味深いものでした。ほら、日本のパンクバンドの人と直接話す機会はあっても、海外のバンドじゃなかなかそうもいかないじゃん。ホメオスタシスはそういう点でも貴重な存在だと思う。

最後にもう少しだけ。このツアーでは、ふだんあまり見れないものを見ることができた。ふだん感じないものを感じたというか。それは、チームワーク。スクリューウィズイン、アンアーム、カタリナの3バンドが、一週間前以上に、息のあったひとつのチームになってた。各バンドが演奏する時、全員がサポートしあってステージがホントに面白くカッコ良くなってたもんな。わし、みんな仲良くとかチームワークを大切にとかって苦手。でも、このチームワークにヤな感じはまったくなかった。馴れ合いじゃなく仲良し集団でもなく、根底の部分がなにかで繋がってるからだと思う。それが何なのか、なんとなくわかるけど違うかもしれんので書かんけど、何かで繋がるのもそんな悪いもんじゃないと思った。人は根底の部分でなにかひとつでも(価値観?)つながってれば、趣味や年齢や性別や国籍が違っても友達になれるもんな。なんてことを思ったよ。たまにはまともなことを言って終わるのも悪くないので、今回はこのへんを着地点としましょう。


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31日は、新宿と下北沢であのライブとあのライブ。両方ともあまりにも豪華。ハシゴしたら目的のバンドだけでも観れるだろうか。わからん。そういう急いでる時に限って、車両故障とか人身事故が起こるんだよな、東京ってところは。そんで、今週末からの爆音上映。観たい映画って平日が多いんだ。これまたまいった。ところで、最近寝る時耳鳴りがヒドいんだけど、これはやっぱそういうことなの? デカイ音のイベントが続くけど、わしの耳は大丈夫だろうか。カセットデッキ問題ですが、まだ解決してません。ヤフオク探したら高級デッキの掘り出しもんが見つかるかもと、夜な夜なチェックしてるんだけど、どいつもこいつも転がしてやがってポチッとする気が起きん。そんで次は、クラストをキーワードに転がしてるやつをチェックすると。いるわいるわ。ほんとこいつら最高だな。しかし今追記で書いたことってすべてどうでもいいことなんだけど、読みながらイライラしませんでした? わしは書きながら自分にイライラしたんだけど。
posted by 薇頭 at 00:58| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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