2013年02月23日

その場所に映画館ありて

2月14日。『東京は恋する』『二人の銀座』を観に銀座シネパトスへ(シネパトスは現在《〜映画でよみがえる昭和〜 「銀幕の銀座」懐かしの風景とスターたち》という特集を上映中)。ホントは和泉雅子のトークショーが行われる17日に行くつもりだったけど、この日はあらいさんのお父さんの四十九日法要のため埼玉のとある町へ。埼玉遠いと思ってたけど案外近かった。納骨時、お坊さんが読経してるあいだ、「この坊さん内心、競輪の結果が気になってしょうがないんじゃなかろうか」などとボンヤリ考えた。これは前日、池袋・新文芸坐で『競輪上人行状記』を観たため(今回のゼンマイ通信は映画のことばかり書いてますので、事前に情報を知りたくない方はご注意ください)。『競輪上人行状記』は想像してたより陰鬱な話だった。終盤、主人公と競輪場で出会った女との壮絶エピソードにシビれた。新文芸坐は現在《映画、演劇、芸能をこよなく愛し、演じることを、しんから楽しんだ 名優・小沢昭一さんを偲ぶ》という特集を上映中。『競輪上人行状記』上映の日は、加藤武のトークショーも観ることができた。加藤氏の巧みな話術のおかげもあって、小沢昭一のあるエピソードなどは、まるで1本の股旅物映画を観たかのような爽快感があった。あと、小沢氏の葬式での出来事など大変貴重な話しを聞けた。

【「貸間あり」「幕末太陽傳」の脚本】新文芸坐にて
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あらいさんのお父さんの法要のあとは、UFO CLUBに行くつもりだったけどあまりに疲れたため池袋で途中下車して新文芸坐へ。『痴人の愛』『越後つついし親不知』の二本立て。『痴人の愛』は楽しく鑑賞できたものの、『越後つついし親不知』のあまりにハードコア鬱な展開に精神の疲労はピークへ。観るんじゃなかった、、、というのは反対で観て良かった。途中、ラース・フォン・トリアー『越後つついし親不知』の影響受け過ぎだろ!と考えながら観たけど、単なる憶測だし、影響受けるのは悪いことじゃないと思います。それはいいとして、『越後つついし親不知』自体は素晴らしかったものの、どう考えても救いのない話しだったので、ちょっとでも楽になるためアタマの中で『二人の銀座』を再上映。『二人の銀座』良かったなー。観る前は、ただのアイドル歌謡映画だろと思ってた。なめてた。音楽映画として、青春映画として、映画として一級品だった。



劇中何度も「二人の銀座」が演奏されるんだけど、物語に沿って(演者の心情に沿って)アレンジがどんどん変化して行くのがスゴかった。最後の演奏シーンでは落涙。あと、著作権問題などを絡めた、“人がモノを作ること” の描きかたが秀逸で色々と考えさせられた。で、和泉雅子がとにかくカワイイ! 閉館間近の銀座シネパトスで観ることができたのも良かった。

銀座シネパトスといえば『その場所に女ありて』。これにも驚いた。もし「日本映画であなたの好きな作品10本は?」と聞かれたらこの鈴木英夫監督による50年前の作品『その場所に女ありて』は今後確実に入れる。この作品を超簡単に説明すると『銀座広告業界・仁義なき戦いビヨンド』。全体的にダメでセコい男達、主人公の同僚の完璧な男言葉で話す女性幹事長などといったクセのある登場人物達は、観る人によってはまったく受けつけない可能性もある。けど、鈴木英夫監督による抑えて乾いた演出は、登場人物の存在感に圧倒的なリアリティをもたらしてる。なぜ、彼女達はああいった振る舞いをするのか(しなければならないのか)、なぜ男達はあんなにもセコいのか、そういった性差で語る以前に人間というものはなぜにこんなにも哀しくオカしい存在なのか! 理屈っぽい話しは抜きにして、主人公の律子(司葉子)がとにかくカッコいい。シビれた! 

【その場所に女ありて】銀座シネパトスに飾られてる当時のポスター
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映画の話しついでにもう1本。現在、渋谷シネマヴェーラで開催中の《成田三樹夫特集》で観た『ひき裂かれた盛装』も素晴らしかった。傑作とまでは言わないけど、これからも長いこと偏愛できる映画を見つけることができて幸せなり。主人公の成田三樹夫(クールな強請屋。でも結構良い人)はもちろん、安田道代(痴人の愛!)&藤村志保(復習に燃える両刀使いの峰不二子といった役どころ)のWヒロイン、『その場所に女ありて』での抑えた演技とは打って変わってパッパラパーな浜村純、完璧サイコな小松方正、藤村志保のボディガード役の大平洋子(巨漢黒ぶちメガネで最強レズビアン)など、どのキャラクターも魅力的で、こうやって人物の説明だけしてると、キャラ優先の今風なただウルサいだけの映画みたいだけどまったくそんなことない。各エピソード、全篇落ち着いたトーンで描かれてるので、少々無理な展開も気にせず観ることができる(もちろん魅力的なキャラのおかげもある)。大映末期の成田三樹夫は(『貴様と俺』とか)、未完成な?妙な色気があって、70年代テレビドラマの時より個人的には好みかも。

他にも書きたかったけど、、、 つかれた。今回、メインは若尾文子の映画について書くつもりだったけど力尽きた。気が向いたらまた書こう。そういえば、映画とはあんまり関係ないけど、日本橋三越本店で開催されてた、『生誕100周年記念 中原淳一展』が良かった。原画の美しさ繊細さ、そしてそれを再現してた当時の印刷技術に感嘆。展示終盤には、中原淳一への思いを綴った、司葉子はじめ色んな役者さん達のサイン色紙もあった。東京での開催は終了したけど、各地巡回するそうなので気になった方は是非。ちなみに会場は年配の御婦人ばかり。皆さん懐かしそうに絵を眺めてらした。自分がもし80歳くらいまで生きてたら、その時は、誰の展覧会を懐かしがって観に行くんだろう。
posted by 薇頭 at 20:56| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

横浜のスケバン

一年の中でいちばん苦手な正月三が日が終わってホッとした。ホッとしたと同時に前回のブログで書き忘れてたことを思い出した。忘れないうちに書いておこう。

去年の12月21日、六本木に不失者を観に行ったんだけど、今まで観た不失者の中で一番グワッと入り込んできた。心と体の隅々に。あらいさんのお父さんの葬式をすませて翌日の不失者。なんと説明していいかわからないけど、、、浄化? 大袈裟じゃなくそんな気持ちになった。ライブ観てこんな気持ちになったのは初めてかも。葬式がなければまた違う気持ちになっただろうし、、、
感想や印象なんて置かれた状況や体調なんかで簡単に左右されるものだなあ、と改めて思う。そういえば、そのあらいさんのお父さんの葬式でこんなことがあった。

(クリックで拡大します)
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まんが/あらいあき

葬式の時の微笑ましいエピソードは他にもあったけどここではチト書きにくい。いずれまんがに反映される可能性もなくはないけどないかもしれない。


このブログを書いてる時のBGMですが、今回のエピソードにあってる気が。いや歌詞じゃなく雰囲気がなんとなく。横浜っぽいというか。
posted by 薇頭 at 18:20| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

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あけましておめでとうございます。
楽しいまんがを描く! 今年の抱負です。

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ゼンマイアタマ 荏本朋・あらいあき

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posted by 薇頭 at 17:00| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月31日

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♪タベテハ〜イテマタタベテ♪ 昨晩から大晦日の真っ昼間の現在にかけてこの歌詞がアタマの中枢をグルグル。。。 ♪♪♪♪タベテハ〜イテマタタベテ タベテハ〜イテマタタベテ♪♪♪♪
昨日のタコ最高だった。。。



『嘔吐中枢は世界の源』を知ったのは1986年。タコの音源からではなくあらいさんの鼻唄から。当時通ってた学校の課題の絵を横浜のあらいさんの実家で制作してる時 ♪タベテハ〜イテマタタベテ タベテハ〜イテマタタベテ♪ とあらいさん、繰り返し歌ってた。初めて聴いたときはギョッとした。それなに? と聞いたら「タコ」。この会話たまに思い出す。昨日のタコ見ながらも思い出した。

12月19日、二十年振りくらいにあらいさんの実家にお邪魔した。あらいさんの父親が亡くなったから。亡くなったのは12月14日。ちなみにこの日は大人計画の芝居を観に行ってた。大人計画超ひさしぶり。『生きちゃってどうすんだ』(作・演出:松尾スズキ、天久聖一/出演:松尾スズキ)。松尾さんの一人芝居。劇中に流れる映像にあらいさんが新井亜樹として出演。新井亜樹が大人計画の芝居に関わるのは、1998年『Heaven's Sign』以来。芝居の感想だけど簡単にまとめられそうにないので投げうっちゃうとして(年越しソバとか買い出しに行かなきゃいけないし)、個人的には “亜樹” の映像の台詞に震えた。

『あんた、まじでうっとうしいんだよ! 死んじまえ! とは言わないよもう。
 生きちまえ! 一人ぼっちで生きちまえ! 永遠に生きちまえ!』

話しが逸れたので戻す。あらいさん、十数年振りにお父さんと対面。わしも二十数年振りに対面。棺の中に、帽子、眼鏡、花をたくさん入れた。あっという間に通夜と葬式が終わった。東京に帰ってからあらいさん一言、「棺桶の中にカナッコとヒネヤ入れればよかった。忘れてた」。そうなんだよな。結局、あらいさんがマンガを描いてることを知らずに死んでしまった。



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2012年もあとわずかで終了。まんがを読んでくださった方、お世話になった方々、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくおねがいいたします。

さて、今年最後の曲は何にしよう。父ちゃんのポーが聞こえる、で終わってもよかったけど、ここ数日ゼンマイアタマはジャパニーズシティポップ大ブーム中。というわけで、二年前と同じく吉田美奈子。頬に夜の灯もいいけど、やっぱここはLIGHT'N UP。キラキラ感大増量で2012年終了。皆様よいお年を!

posted by 薇頭 at 11:56| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月13日

Thee Cormans!!!!

報告が遅くなりましたが、『チュウチュウカナッコ』と『ヒネヤ2の8』が増刷されました。ありがとうございます。中味は両方とも以前のものと違いありませんが、『チュウチュウカナッコ』のほうは、帯の折り返し部分に『ヒネヤ2の8』の広告が入りました。細かいですが一応お知らせいたします。そういえば、映画秘宝11月号で大西祥平さんがヒネヤについて触れてくださってた。ありがとうございます! わしらこれからもますます黒光りしていこうと思います! 映画秘宝といえば、アイアン・スカイの特集が載ってましたが、先日新宿武蔵野館に観に行きました。アイアン・スカイはいいとして、新宿武蔵野館って今日から続・夜コーマンやってるんですね。で、ロジャー・コーマンといえばコーマンズ。Thee Cormans最高! 今回はこれが言いたかったです。



続きを読む『大アックス祭 My Another Jacket』
posted by 薇頭 at 13:44| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

ガンド・ロワ

さっき、昨日アップしたゼンマイ通信(このブログのことです)を見返したら、一つ前の記事とあまり見分けがつかなかった。これでは、わざわざ立ち寄ってくださった方にスルーされてしまう...ということで、急遽今日も更新。けっこう大事なことを書いた気がするので、もう一度昨日と同じことを転載しておきます。『東京ジョーズ会』ってなに? ではなく、今月下旬発売のアックス88ですが、あらいさんの特集になります。大西祥平さんによるロングインタビューです。あと、8月末〜9月中旬に、『ヒネヤ2の8』(あらいあき著・青林工藝舎)が発売されます。よろしくおねがいいたします。



なぜここで伝説巨神イデオン? しかも『コスモスに君と』とじゃなく『海に陽に』。あ、いえ、今日の作業BGMが色んなアニメのサントラだったからなんですけど、しかしイデオンってサントラ聴いてるだけで体が震えてくるというか、正直言ってしまうと泣きそうになって困る。爆音映画祭もいい加減イデオン発動篇、いや、全39話+接触篇+発動篇をやってくれなきゃ困るんですけどね。時間的にキビシかったら接触篇はまあやらなくても... それよりまだイデオン見てない人がうらやましい! 自分のアタマの中のイデオン記憶を消去してもう一度最初から見直したい!
ところで、ガンド・ロワって最初は平和利用を目的としたエネルギーシステムだったって知ってます? それがいつのまにか兵器転用ですよ! いや、もしかしたら最初から兵器転用するために平和利用を隠れ蓑に! 興奮して目眩が... 今日は暑過ぎた... ということで、クールダウンするためにもやっぱりこの曲でしめさせていただきます。ではまた。

posted by 薇頭 at 20:03| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月01日

夏のゼンマイアタマ

ただいま、8月末〜9月中旬発売予定の、『ヒネヤ2の8』(あらいあき著・青林工藝舎)の単行本を制作中。『チュウチュウカナッコ』も夏の発売だったので暑い時期での作業だったけど、今年は二年前よりさらに暑い気がする。暑いというより蒸す。冷房なしでの作業はキツい。バテ気味なのでウナギを食べようということになり、商店街や近所のスーパーで探したけど、異常な高価格であきらめた。3巻はなるべく涼しい時期に出しましょう、あらいさん。
そんなこんなでほとんど遊んでない。ライブにも行ってない。外に出るのは夕方近所に買い物に行く時くらい。夕方の商店街っていいよなー。なんか子供が多いな。あ、夏休みか。散歩しながら、買い食いしたり古本屋まわったり。最近、本を買うことが増えた。あとレコードも。金がない時ほど金を使いたくなる。そういえば、今月下旬発売のアックス88ですが、あらいさんの特集になります。大西祥平さんによるロングインタビューです。今売ってる、映画秘宝9月号『大西祥平のニュー漫画大学秘宝分校』で、そのことについて触れてくださってます。ありがとうございます。
映画秘宝9月号といえば、カール・ゴッドリーブのインタビューが載ってて興奮した。カール・ゴッドリーブを知らない? ジョーズの脚本を書いた人じゃないですか! この記事の取材・構成クレジットが『東京ジョーズ会』なんですけど、小学3年生の時に『広島ジョーズクラブ』(会員自分のみ)を主催していたわしとしてはすごく気になる。『東京ジョーズ会』ってなに?
レコ屋で『HARD STUFF』第11号(先鋭疾風社・1993年発行)を購入。Idiot O'Clockの記事、付録の関西アングラ人脈図などどれもおもしろかった。1981年に収録された、長井勝一氏のインタビューも良かった。ガロに対する複雑な想いを、当時25歳の小西昌幸氏が率直に長井氏にぶつけてて、読んでるこちらまで熱くなる。
新刊では吉田豪氏の本を初めて買った。『サブカル・スーパースター鬱伝』。鬱に関しては、各人それぞれの生活様式や考え方に起因するものなので自分とリンクすることはなかったけど、吉田氏がサブカル界の鬱になった人達を取材して(観察して)導きだした、“鬱の引き金要因” に関してだけはリンクせざるを得んかった。その辺は各々読んで確認していただくとして、鬱になる可能性は誰にでもある。わかってはいるけどそのことに対して改めて考える機会を与えてくれた本なので1,680円は今の自分には高かったけど買って良かった。で、個人的にこの本で一番良かったのは、吉田氏による前語りと後語りの部分でした。QuickJapanに対する考えとか、サブカル界の細かい線引きがちょっとだけ見えた気がしておもしろかった。外から見ると案外どうでもいいことでも、当事者達にとっては重要なことなんだな、と当たり前なことを再確認。パンクの世界も実は超入り組んだ世界なんですよー と言ったところで、大抵の人にとってはどうでもいいことですもんね。なんか長文になってきたのでそろそろ作業に戻ります。
ヒネヤ2の8の単行本に関しては、なにか決まり次第こちらでお知らせいたします。ではまた。あ、小亀さんこと倉敷・蟲文庫の田中美穂さんも近々本を出されます。コケの本、蟲文庫の本に続いて、今度は亀の本。亀! 本の正式名称は『亀のひみつ』(WAVE出版)。亀のひみつ・・・。亀の世界も相当入り組んでるんだろうな。古本の世界も。もちろんマンガの世界も。

posted by 薇頭 at 21:14| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月18日

没後20年・山田花子回顧祭

今日は早朝からあらいさんとまんが会議。そのあと一緒に目白のポポタムで開催されてる『没後20年 山田花子回顧祭』に。先週も行ったので今回で2度目。仕事が繁忙期のため二月は休みが少ないのでホントならまだ行けてない石子順造展でつげ義春のねじ式の原画を見たほうがいいんだろうけど、個人的には山田花子のほうが圧倒的に思い入れがあるので当然ポポタムをチョイス。最終日だし。しかしねむい。。。展示のこと山田花子のことを書こうと思ったけど超ねむい。。。
繁忙期が終わったらあらためて書こう。あ。山田花子コレクションの音楽カセットをいただいたお礼、といってはなんだけどゼンマイアタマから山田花子さんへこの曲を。92年にこの世からいなくなっちゃったから93年発売のこの音源は聴いてないと思うけど。いや、山田さんならあっちですでに聴いてるか。

posted by 薇頭 at 22:45| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

ダークな夜明け

1月2日。早起きして上野国立西洋美術館に。『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』『ウィリアム・ブレイク版画展』の同時開催。人でもモノでも基本ダーク志向なわしらにとって、一粒で二度おいしいこの企画。明るく希望を持って2012年を過ごすのが今年の目標といいつつもそれはそれこれはこれ。やっぱダークなほうが落ち着くわけで今年イッパツ目はキングオブダークな美術鑑賞に決定。ますますダークになるであろう2012年にふさわしいダークな幕開けです。

【プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影】http://www.goya2011.com/
【国立西洋美術館】http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』はプラド美術館所蔵のコレクションを中心とした展示とのことで、当然、『黒い絵』14枚を見ることができる! と思って行ったわけですが.... なかった。残念。でも、ゴヤのシステムファッカーな側面は十分堪能できるのでパンクスにもおすすめです。『ウィリアム・ブレイク版画展』は、水彩画なんかの彩色ものを見たかったけど、挿絵版画のみのセレクト。旧約聖書の挿絵などと題材はカタいですが、こちらも既存の枠は壊す的なブレイクのやんちゃな側面を垣間みることができます。第一すべてが美しいです。ちなみに、ブレイク版画展はゴヤ展の半券で見ることができます(ゴヤ展は混雑してたけどブレイク展はすいてた)。どちらも今月29日までです。

【Pinturas Negras (黒い絵)】


ここからさらにダーク?(続きを読む)
posted by 薇頭 at 00:35| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

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今年もよろしくおねがいいたします!(あらいあき)

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posted by 薇頭 at 14:20| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

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2011年も今日で終わり。このブログを始めてから丸5年たつけど今まででいちばん更新が少なかった。来年もたぶんこんな調子です。今年はライブに行った回数も減った。でも印象に残ったライブはたくさんあった。最悪の時には最高のものが産まれる皮肉。特に印象に残ったのは、9月のKrömosom&Isterismoのツアー、そして10月のMob 47&Skizophreniaのツアー。どちらも最高だった。最悪でいえば、最悪な状況は今以上に加速していくだろうからパンクシーンに限って言えばこれからますます最高な状況になっていくと思われ、、、 それもまた皮肉な話しだなあ。
そういえば、Desperat(Mob 47+D-Takt & Råpunkの髭のオーナーJockeのバンド)のメンバーにサインを頼んだら、その場にいなかったJockeをMob 47のみんなが探しまわってくれた。Jockeに、また来て! と言ったら、もちろん! 日本はクソ最高だよ! と言ってくれた。最高にナイスなヤツら。

【Desperat - Suicide Attack】
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今年、とくに後半にかけて、毎月のように海外の最高なバンドがこの最低な状況の国に来てくれた。Mob 47、Krömosom、Stupids、....etc。来てくれたバンドにも感謝だけどバンドを呼んだ方や今のこの環境を作って支える大勢の人達にも普段以上に感謝した年になりました。わしらはライブに行って物販でお金使うことくらいしか出来ませんが.... ま、とにかく来年も怒りながら楽しもうと思ってます。



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今年を振り返ってみて今気付いたけど、家で聴く音楽は静かで落ち着くものが多くなって、ライブハウスでは怒りをよりダイレクトに感じられるものを中心に観に行くというサイクルになってた。平日は仕事に追われ休日はまんが。この生活を繰り返してるとどこかでバランスが崩れる。無意識のうちにバランスをとってたんだなー と今あらためて思った。いやまあそう思っただけでたまたまなような気もするけど。
そんな中、今年もっとも家で聴いたのはYutaka(横倉裕)。Pat Methenyが一番かと思ってたけど、今調べたらYutakaだった。彼のアルバムはどれも最高。声もルックスも最高。もうなにもかもが最高過ぎる。

【Yutaka - Brazasia】

90年作。Yutakaテイストがまんべんなく注入されてる楽曲のひとつだと思います。Great!!

【Yutaka - Love Light】

78年作。ソロデビューアルバムに入ってるPatti Austinとのデュエットソング。彼は琴奏者でもあります。オリエンタル風味がたまらん。ブレードランナーの続編の音楽は横倉裕を超推薦!

横倉裕の存在を知ったのは、彼が70年代前半に組んだバンド、NOVOから。彼の作るブラジル音楽を基調とした曲はどれも素晴らしく、当時世界中に存在したいわゆるセルメン(セルジオ・メンデス)フォロワーの中では、ボサリオ級どころか、本家級の完成度。当時の日本のポピュラー音楽のレベルってエラいとこまでいってたんだなあ。NOVOを聴くといつもそう思う。興味がある人は、編集盤が簡単に手に入りますので是非。ときに、6月12日のゼンマイ通信で「震災後、同じ曲でも以前と違って聴こえた」と書きました。NOVOの曲はとくにそうだった。

【NOVO - 愛を育てる】作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:横倉裕


美しい曲、希望に満ちた歌詞。今となってはこんなに悲しく聴こえる曲もない。来年はどんな一年になるんだろう。いい年になるといいなあ。そうやって今までは普通に書けたけど、今はどこか違和感がある。時間がたてばその違和感もなくなるんかな。よくわからん。理想を言えば、どんな時もユーモアと希望はもち続けたい。うーん.... 脈絡がない.... 希望とか普段使わない言葉を使ってる時点でダメだなあ。ま、でも、怒りだけじゃどこかで行き詰まってしまうので今年最後は希望をこめてこの曲を。

【NOVO - 白い森】作詞:西川利行 作曲・編曲:横倉裕
posted by 薇頭 at 10:49| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

広島と倉敷

今売ってるアックス84に、『ヒネヤ2の8』第6話が載ってます。
【アックス84】http://www.seirinkogeisha.com/
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告知欄に、あらいさんがイラストを担当した本のことが載ってます。
【余裕の暮らし】十佐間つくお著(創英社/三省堂書店)
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アックス84のあらいさんの作家近況のところに、9月末に広島と倉敷に行ったことが書いてあるので今回はそのことを。

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広島に帰省するのは、2005年、広島クラブクアトロでゆらゆら帝国を観た時以来6年振り。今回の帰省では、前回と同じくクラブクアトロでディスチャージを観た(ホントはディスチャージの数日後に来日するMob47を観たかったけど都合があわなかった)。ディスチャージ自体は何回か来日してるけどわしらは初めて観た。ボーカルも違うし今のディスチャージは音の好みも違うし自分にとってはそんな良くなかったけど、感慨みたいなもんはやっぱりあった。83年に初めてディスチャージを聴いて衝撃を受けた時に住んでたのは広島だったわけだし。そういえば、実家で昔の私物の整理をしてたら、渋谷のラ・モスカの通販で当時買ったディスチャージのバッジが出てきた。それを帽子につけてディスチャージを観た。子供の頃からまったく変わらない自分の嗜好に我ながら呆れてそんで笑った。この先もあんま変わらない気がする。

【実家からみえる瀬戸内の180°風景】(クリックで拡大)
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中央すこし右が、宮島(厳島・いつくしま)。左端の明るくなってる所が広島市の中心部。

倉敷は、蟲文庫の田中美穂さんこと小亀さんに会いに行くのが目的。2006年にゼンマイアタマという漫画同人誌をつくって、販売してくれるお店をネットで探し、そして蟲文庫を発見。ちなみにその時の検索ワードは『古本・同人誌・ラリーズ』。わはは。さっそく蟲文庫にコンタクトをとって本誌を送った。販売してくれるとの返事をもらい、いろいろやり取りしてるうちに懇意になり今に至るわけです。以来、小亀さんとは東京で何度も会ってますが、お店自体はまだ行ったことがなかった。今回初。ところで、その小亀さんとの出会いのきっかけとなったゼンマイアタマも在庫がほぼなくなりました。当初、ゼンマイアタマ2も出すつもりでしたが、カナッコに思いのほか時間がかかってしまいこちらは今のところ頓挫。いつか出せればいいなーと思いつつ、ま、でもカナッコやってるほうが今は面白いのでこれはこれで良し。

【ゼンマイアタマ2に載せるつもりの4コマ】(クリックで拡大)
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描いたのは07年。

倉敷に来る前は超ど田舎を想像してたけど、かなり大きな街でおどろいた。商店街もわしら好みでいい感じ。蟲文庫のある美観地区は、映画のセットみたいな雰囲気だった。初めて行った蟲文庫は、以前から写真などをたくさん見ていたためか、初めてって感じはなく、ひさしぶり〜って感じですこし不思議な気分になった。小亀さんのお母様、猫、亀にも会えたし、あらいさんも近況で書いてましたが、小亀さんのおかげで楽しい倉敷滞在となりました。いつかまた行きます。

【蟲文庫の帳場】猫が元気すぎてビビった。
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【多肉植物会議】わけていただいた多肉植物がベランダで少しずつ育ってきてます。
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posted by 薇頭 at 19:59| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

深海魚

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勝又進さんの『深海魚』が青林工藝舎から出ました。原発で作業する下請け労働者(原発ジプシー)を描いた作品や、土俗的・神話的な作品などが収録されており、勝又進という作家を丸ごと堪能できる贅沢な本です。感想を書きたいけど風邪ひいてしんどく明日も早いのでもう寝たいので超簡単に書きますが、素晴らしい本です。大きな本屋さんやネットなどで買えると思いますが、ここはひとつ、青林工藝舎で直販するか、タコシェで是非! なぜなら、青林工藝舎かタコシェで買うと、『勝又進 “脱原発” 四コマ集』がオマケとしてついてくるからです(手作りだから限定少部数!)。なお、青林工藝舎のおまけ付き直販は、10月31日受付分までだそうです。あと5日? みんないそげ!

【勝又進 “脱原発” 四コマ集】
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(右のカットは表紙を拡大したものです)

この四コマ集、当然、2011年3月11日以前に描かれたものです。それなのに、今年の3月11日以後、街中で何度か目にした光景や風景が描かれてます。この既視感! ようするに、なーんも進歩してないんですね。この国、この世界は。

【青林工藝舎「アックス」編集部だより】「21日発売、勝又進「深海魚」オマケ小冊子」
 http://seirinkogeisha.sblo.jp/article/48950245.html

【タコシェ】「勝又進『深海魚』(青林工藝舎)特典つき」
 http://tacoche.com/?p=5870
posted by 薇頭 at 00:30| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

電人ザボーガーGO〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



「ザボーガー最高だったよ! イグチさん!」あらいあき
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【電人ザボーガー公式サイト】http://www.zaborgar.com/

昨日、新宿に電人ザボーガーを観に行った。ザボーガー、マジで最高! 楽しい! また観に行く!
で、そのあとUFO CLUBで観た、灰野敬二+亀川千代+東郷生志がこれまた最高で、ザボーガー風に言えば、青年期大門&熟年期大門の壮絶バトル! って感じでした。・・・チトちがうか。
ま、なんにしてもきのうは楽しい一日でした。
posted by 薇頭 at 22:18| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月28日

Night Of The Phantom

自宅のパソコン修理完了。PCメールも使えるようになりました。ご迷惑おかけいたしました。

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告知です。7月2日(土)から17日(日)まで青山のビリケンギャラリーで[アックス夏祭り]が開催されます。あらいさんも原画展示で参加します。この原画は販売され、売上げの一部は東日本大震災の被災地への義援金となります。詳細は青林工藝舎のホームページでご確認ください。販売するのはこちらの絵になります(クリックで拡大します)。

【Night Of The Phantom】
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180mm×270mm
¥30,000(売切れ)

アックス80の表紙の別バージョンですね。墓場で演奏会! “Night Of The Phantom” というタイトルはもちろんこの曲から。

Larry & The Blue Notes - Night Of The Phantom


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今回は告知だけで終わるつもりでしたがそれもなんなのであとすこしだけ。またまた山松ゆうきちさんのことを。今売ってる映画秘宝8月号の連載コーナー『大西祥平のニュー漫画大学秘宝分校』に、タコシェでの山松さんのサイン会のことがちょっとだけ載ってます。前々回「わしらが昔から好きな作家さん」と書いた、いましろたかしさんと山松さんの、その場にいたら気絶したかもしれないシビれる会話の一部が収録されてます。是非読んで! で、大西さんが、いましろさんのコミックビームでの連載漫画『ぼけまん』について触れてたので単行本化を待たずにビームを買って読んだわけですが、こ、これは! といったホントに本気な内容になぜか爆笑してしまいました。非日常なのに日常っぽい演技をしながら日々の生活(経済活動)を営んでる今現在の日本人の姿がウソ偽りなくバカがつくほど正直に描かれてます。これを読んで爆笑したわしは自分自身に爆笑したわけです。わははー。福島第一原子力発電所事故は現在も進行中。そして同じくコミックビームに載ってるしりあがり寿さんの『震える街 〜出発 discontinuous day』も今読むべき作品だと思います。いきなりですが下の写真はアックス夏祭り用の作品を制作中のあらいさんです。あらいさんはともかく、机の上の鬼太郎は今の日本の状況に何を思うのでしょう。

記 者「鬼太郎さん。原発はいけませんね。放射能がうようよしてますから・・・」
鬼太郎「そう人間にはね・・・ 妖怪はだいじょうぶです」

ってな感じでしょう。おそらく。

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posted by 薇頭 at 00:21| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月12日

皆殺しのぶぁんか

めずらしく一週間もたたずにブログ更新。近いうちにパソコンを修理に出すので一応更新しなきゃなーと思ったからです。3月11日に壊れてしばらくたってなんとか復活して、今まで騙し騙し使ってたけど(動作がイマイチ不安定だったり画面が半分しか見えなかったり)、メーカーの震災特別修理サービスが今月いっぱいで終わるので修理に出すわけです。というわけで、ゼンマイアタマのPCメールはしばらく使えないので連絡はそれぞれのケータイまでおねがいします。

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前回のつづきです。震災後、同じ曲でも以前と違って聴こえたと書きましたが、具体的に何を聴いた時にそう感じたか。最初の頃は歌詞が入った曲はほとんど聴く気にならなかったのですが、歌詞入りの曲を久しぶりに聴こうと思った時にチョイスしたのは、70年代前半の日本の、今ふうに言えばソフトロックです。70年代前半という時代だからなんでしょうが、この頃の若者に向けた音楽には、希望や未来を連想させる言葉がウソみたいに本気でちりばめられていて(公害や戦争のことも多いですが)、3月11日以前はそれに対してノスタルジー的見地から心地良さを感じてよく聴いてました。まあ、ノスタルジー云々抜きにしても楽曲がいいから好きなんだけど。で、3月11日後は同じ曲でもまったく違って聴こえました。

【江利チエミ - 旅立つ朝】('71)


作詞・保富康午、作曲・村井邦彦。震災後に聴いて感情が揺さぶられた(?)曲は、なぜか大半は村井邦彦によるものでした。この曲の他にも、震災前と違って聴こえたものはたくさんあるけど、それについてはいずれ。書くかも書かないかも。

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ここからは、前回の山松ゆうきちさんの続き。わしらが初めて接した山松作品は、『2年D組シリーズ がんばれ番長』('74)だったわけですが、番長ものももちろん好きですが、後半に載ってる短編『こえたご大将』、そしてとりわけ『皆殺しのばあんか』に衝撃をうけました。その衝撃は、次の7コマ漫画にあらわれています。

(クリックで拡大します)
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これは大人計画が出してたミニコミ『月刊 悦び組ジャンプ』(1994年頃)にあらいさんが連載してた、『皆殺しのぶぁんか』という作品です。内容はともかくタイトルをみれば一目瞭然。ちなみにこれは一回描いたものをもう一回描き直したものです。理由は、あの時のことを思い出すとコワいやらオモシロ過ぎるやらで書くのに躊躇するんですが..... ようするに原稿を紛失されたと。わはは。いやしかしオモロい7コマだなあ。話しは急に変わりますが、昨日は新宿のデモに参加して、街で買い物して経済効果をあげてる人たちの結果的に迷惑になって時に罵声をあびたりしたわけですが、その時なぜか『皆殺しのぶぁんか』のことを思い出しブログに書こうと決め、で、その夜、山松作品を読んで震災前後関係なしに山松さんの作品はいつでも輝いてるなー とあらためて思った次第です(これを書きたかった)。

【2年D組シリーズ がんばれ番長】(1974・朝日ソノラマ)
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[山松ゆうきちの小屋]http://www.ictv.ne.jp/~yamamatu/index.html
山松さん自作のホームページ。サイト全体なんだか大変そうで、まるで『インドへ馬鹿がやって来た』状態で、文字のくずれもお人柄を表してて大好きなホームページです。
posted by 薇頭 at 21:03| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

山松ゆうきちさんの半日店長

6月5日(日)。昼は喫茶店であらいさんとまんが会議。震災以後、なんだかモワ〜っとした気分は未だ継続中。のため、なかなか集中できない。やたら眠い。喫茶店でもすぐ寝てしまう。原発事故が収束するまでこのフワフワダルダル感は続くと思われ.... って収束ってどの時点? なんて、原発のことを絡めるのは、自分達の怠慢は今後すべて原発のせいにしようという意識のあらわれだと思います。そういえば、色んなとこで色んな人達が、震災が起きてからしばらく音楽が聴けなくなった、同じ曲でも以前と違って聴こえる、といったようなことを言ってました。わしも同じ。3週間くらいはほとんど音楽を聴かなかった。これは、気分的というより、ラジオなんかで色んな人の意見を聞いて自分の感覚・感情とすり合わせてイライラしたり焦ったり落ち着いたり、そんなことを延々やってたので音楽比率が下がったわけです(ブログ比率はさらに低下)。
さっき、自分は震災以後何を聴いてたかを、iTunes再生回数で調べてみた。断トツでパット・メセニー(Pat Metheny)。色んなアルバムをシャッフルで延々リピートしてたからなあ。以前から寝る前によく聴いてたけど、震災以後、起きてる時も意識を睡眠状態に持って行きたかったのかもしれん。よくわからん。何を書きたいのかもよくわからん。


これはGary Burtonのアルバムですが、パット・メセニーも参加してます。
すごくよく眠れるアルバムです。

話がだいぶそれたので5日にもどします。喫茶店のあとは高円寺のレコ屋へ取り置き商品を受け取りに行って、線路沿いを歩いて中野へ(ゼンマイアタマは最近できるだけ歩く。ふたりともメタボだから)。目的はタコシェでのイベント、[『またまたインドへ馬鹿がやって来た』発売記念 山松ゆうきち半日店長]。わしはもちろんですが、あらいさんはわしの遥か上をいく山松ゆうきちファン。わしは20年くらい前にあらいさんから山松さんの存在を教えてもらいました。あらいさんはその少し前に永福町の古本屋で、それまで名前も存在もまったく知らなかった山松さんの最初期の単行本『2年D組シリーズ がんばれ番長』('74)を偶然見つけて(なんと100円!)イッパツでファンになったそうです。それ以降、あらいさんの本棚に山松ワールドがすこしずつ広がって行くことになります。ちなみにあらいさんの中の漫画家三本柱は〈松本正彦・水木しげる・山松ゆうきち(50音順)〉だそうです。2008年のタコシェでの山松さんのサイン会は行けなかったので、今回は行かないわけにはいかないのです。

イベント開始時間の午後五時、タコシェに到着。混雑してたのでしばらく他の店をウロウロ。三十分後に再びタコシェ。あとで知ったんですが、わしらが昔から(デビュー時から)好きな作家さんが来てたらしく、わしらと入れ代わりで帰られたあとだったそう。残念。でも、山松ファンと知っただけでもうれしい。あらいさん、早速、『またまたインドへ馬鹿がやって来た』を購入して山松さんにサインをいただく。それとは別に自宅から持ってきてた『がんばれ番長』にもサインをいただく。ちなみに、山松さん自身久し振りに『がんばれ番長』を見たそう。
サインをいただいたあとはそのまま店内に残り、山松トークを堪能。大西祥平さんのツボをつくピンポイントクエスチョンのおかげで、山松さんの人となりが少しわかったような気がした。イベント最後に披露された、山松さんと大西さんのコンビによる本格インド風漫才(日本語Ver)とはまた違った、フリー度の高い即興漫才のようだった。貴重で贅沢な時間だったなあ。

イベント最後、山松さんと大西さんによる漫才実演。
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台詞の配分に山松さんのお人柄があらわれてたような(笑)。

山松さんとあらいさん。
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この写真の別ショットが、青林工藝舎「アックス」編集部だよりに載ってます。
http://seirinkogeisha.sblo.jp/article/45759288.html

タコシェのブログにもこの日のことが載ってます。
http://tacoche.com/?p=4828
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翌、月曜。この日も喫茶店でまんが会議。最初の話題は当然、前日の山松さんのイベントのこと。面白すぎた山松語録を思い出すため、あらいさんと記憶をすり合わせる。が、これが意外に細かい部分を思い出せない。ハッキリ覚えてることもあるけど、ここには書けないことだったりする。残念。まあ、もし書けたとしてもわしの文章能力では山松さんの面白さは伝わらないと思うので、興味がある方は山松さんの本を読んだほうがいいと思います。月並みなシメですみません。じゃ、Pat Metheny Group聴きつつ山松さんの漫画読みながら寝ます。ちゃあらんちゃあらん

posted by 薇頭 at 00:23| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

1986-2011

先月、7年振りにケータイを機種変。時代はスマートフォンなんだろうけど使いこなす自信がないから今まで通りケータイにした。色々と進化してておどろいた。ワンセグ? Wi-Fi? このまま進化すればガイガーカウンター、どころか放射能除去装置が搭載される日もそう遠くない(「反原発? んじゃ電気使ってんじゃねえよ」といった実直なご意見をツイッターなどで発信なさってる方のケータイには不搭載。そのかわり緊急炉心冷却システム非搭載型超小型原発を搭載)。そういえばあらいさんもケータイを新調しました。あらいさんに御用の方は、これからは直接本人に連絡お願いします。

【アックス80】http://www.seirinkogeisha.com/
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あらいさんの絵が表紙だからといってあらいあき特集ではありませんが『ヒネヤ2の8』第四話が載ってます。巻末にあるあらいさんの作家近況の補足を。4月3日に行った代々木公園『Benefit Gig for 震災東北関東』ですが、残念ながら途中で中止になりました。が、嬉しいことにこの日演奏できなかったバンドに新たなバンドを加え、今月29日(日)に早稲田ZONE-Bで第二弾があるそうです。

【Grind Shaft Official Web Site】http://www.grindshaft.com/index2.html

作家近況に、あと、86年5月11日新宿ロフトへリップクリームのライブを観に行ったと書いてありますがその時の対バンはGauzeとWar Painted City Indianで企画名がDead End Gigでした。ライブ内容ははっきりとは憶えてないけど(あらいさんもあんま憶えてないそう)、帰り道に小雨にあたったことはわしも今でもはっきりと憶えてる。チェルノブイリ原発事故が起こって25年。
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少しだけ近況を。仕事、まんが、ライブ(あんま行けてない・泣)。そんな感じでしょうか。一昨日はフランスから来日中のGasmask Terrorを観に早稲田ZONE-Bに。ホントはライブ行ってる場合じゃないけど気持ちが鬱々としてたので行った。IsterismoはZONE-Bで何回も観たけどその中で一番良かった。トップのAvfallからトリのGasmask Terrorまで最高だった。行って良かった。だいぶ気が晴れた。今月は他にも行きたいライブや映画や展覧会やデモなんかがあるけど行けるかチト微妙。というか無理なような。やることやらねば。もうこんな時間か。そろそろ終わる。久しぶりに更新したわりに短い記事でしたがそれではこのへんで。あ。そういえばこの秋にスウェーデンからMOB47が来日するんですね。こりゃスゴい。楽しみ。スウェーデンといえば、25年前、チェルノブイリで重大な原発事故が起きてることに初めて気がついた国で、、、 と、このまま続けてたらいつまでたっても終わらないので今回はこの辺で。では残りの連休を皆様どうかお体気をつけて。あ〜 8日のアースダム行きて〜

posted by 薇頭 at 23:33| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

真っ黒い集会に参加

今晩ゼンマイアタマは無事黒い集会に参加することができました。20時開始は本当にありがたい(職場早退して、ひんしゅくかった気もするけどまあいいや)。で、明日も早いのになんで眠い目をこすりながらブログを書いてるのかというと、Nuclear Death Terrorが思った以上、というかエラく良かったからです。音源どおりカチッとしてるにはしてますが、むしろいい方向に出てて、猛爆D-Beatのとにかく気持ちいいこと気持ちいいこと! あと、NDTのメンバー、やっぱみんなカッコ良かった。とくに女性ギターとベース。ふたりとも髪型最高。ベースの巨大金髪三つ編みにはやられた。がんばってもっと書こうと思ったけどやっぱり眠い。NDTのツアーは始まったばかりなので、行くか悩んでる人は是非行ってD-Beat爆撃にやられちゃってください。それではおやすみグッナイZzz.....

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posted by 薇頭 at 01:27| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

真っ黒い平日

今夜、学生と古本の街早稲田でこんな真っ黒な集まりが。
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ATF(Asocial Terror Fabrication)、UNARM、ISTERISMO という呆れるほど真っ黒な雑音暴走バンド3組。そして、アンデルセンの国デンマークからは、NDT(Nuclear Death Terror)。漆黒純度1000%完全クラストオンリー!!



NDTの音源って随分カッチリしてるけどライブだとどんなだろ。それよりあの激渋ステンチ容姿を見るのが楽しみ。臭いといいなー。イステリスモは久々だし、ATFとアンアームのWレコ発でもあるし、こりゃ楽しみだ。Hardcore Hell!! とはいえド平日。しかも繁忙期。行ける確率は50%。行けたとしても間に合うか。行けると信じれば行けるかもしれないので行けるようお祈りしよう。誰に? わしに。そして翌週は、灰野敬二+亀川千代+ヒコ、英国からは初来日のサイモン・フィン。色んな意味で漆黒な夜が続くわけですが見事にどれもド平日。わし行けるんか? 仕事は大丈夫か? っていうか『ヒネヤ2の8』第3話の原稿は間に合うんでしょうか、あらいさん。
posted by 薇頭 at 00:39| ゼンマイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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