2008年08月16日

雑音の夏

まずは前回の訂正から。野音前回(去年7/7)、ゆらゆら帝国の共演を電気・スチャと書いたけど間違いでした。電気じゃなくInkで、スチャじゃなくThe Hello Works。どうでもいい気がするんだけど、ちゃんとしたほうがいい気もするので訂正します。すみません。ところで最近、ラジオ新聞テレビなんかでスポーツ特集が多い気がするんですが、今スポーツがキテてるんですかね(夏休みだから?)。そういえば今朝、岡山でソフトクリームにカキフライ(二個!)を突き刺して食べるのがキテるってテレビでやってたんですが、マジですか? さすがサイケデリックタウン岡山。
倉敷在住の某友人も、もしかしてカキソフトを毎日食ってるんじゃなかろうか。そうだとしたら、広島の人間の理解力はとうに超えてますね。ときに広島といえばPerfumeなんですが、ちょっと前に東京に遊びにきた姉と会った時、こんな会話をした。

 姉「パフュームっておるじゃろ。あの子ら苦労したんよー。人気出てホンマによかったよ」
わし「パフュームと知り合いなん?」
 姉「全然知らん」

註:ゼンマイ通信は、大抵こんなイヤな感じで何事もおこらないまま進行します。気をつけて。

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書きたくないが書いてしまうが〜 暑い! 暑過ぎてソーメン以外何も食べる気にならん(冷やし中華もいいね)。そんなだから栄養が偏って風邪ひくんだ。音楽もボサノバ以外まったく聴く気にならん! ってことはまったくなく、友人から借りたりもらったりした音源(カンタベリー中心)を聴いたり、それ以外ではネットでパット・メセニー聴いたり(曲名も何もサッパリ知らん)。パット・メセニーいいよ。なーんもひっかからんから、文章書く時や考え事する時なんかに最適。
(ちなみにここで聴けます。http://www.patmetheny.com/
あとはやっぱハードコアですよ。夏は特にイタリア&スカンジ。王道ハードコアより、辺境ハードコア。Wretched、Eu's Arse、KAAOS、MOB 47、Crudity、etc etc。ドタバタゴロゴロしてて気持ちいいんよな。とかいいながら日本の夏は日本のバンドが当然合うわけで、とくに蒸し暑いこの時期にピッタシなのは、City Indianだったりする。冷房なしで聴くCity Indianの暑苦しさといったら! ホント最高ですよ。

【City Indian - Howling On Fire】('89)
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あまりにも素晴らしいハードコアロックンロール。こんなアホでカッコ良くて素晴らしい歌詞、今までもこれからも出て来る可能性ゼロ(ホント)。SINさんのボーカルって説得力あるよな。カッコイイ中に絶妙なユーモアがブレンドされてて、オリジナリティ抜群です。City Indian好きになれる人って信用できます(ギターウルフも)。ちなみにライブは86年に一回だけ観た(w/Gauze, Lip Cream)。まだ、War Painted City Indianの頃。やっぱシブかった。もう叶わんけど、City IndianでのSINさん観たかったなあ。

      ♪いつもまわりは退屈だらけ そいつは焦げたスプーンのせいさ〜♪

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さて、こっからは今月2日に行ったライブのことを。例によって、気に入ったバンドのことだけ。夏休みモードで簡潔に行きます。

     2008年8月2日(土) Distruttivo Sonoro Vol.2 @ 高円寺 Club Roots

【Last Sentence】
まったく知らんかった大阪のバンド。カッコ良い! 音は、KRIEGSHÖGタイプの轟音クラスト。見た目スマートな感じも、KRIEGSHÖGを連想した。ボーカルが女子で、バックの音にも全然負けてなかった。迫力あったなあ。あと、ゼンマイアタマ的に服装が好み。やっぱ、Tシャツ短パン姿のスケーターな格好より(それもいいけど)、ズタボロクラストのほうがグっとくる。MOB 47のTシャツも好感度高い。もっと知られていいバンドだと思います。是非またー

【ISTERISMO】
この日の目当ては当然彼ら。先月、中野で観た時は衝撃だったからね。あの驚きはホンモノだったのか、それとも物珍しさにそう思っただけなのか。どうしても確かめたかった。で、観た。
うーん。やっぱスゴかった。今回も凄すぎて笑った。“ユーモア要素” ではインキャパシタンツに負けるが、“なんじゃこりゃ!? 要素” では互角かそれ以上。なんでインキャパを引き合いに出さなきゃならんのか自分でもわからんが、パッと思いついたもんでね。あ。ACID EATER(ってかマゾ)も、“なんじゃこりゃ要素” が高いな。
(話戻す)その点ふまえて考えると、イステリスモはサイケデリックの一種なのかもしれん。ライブ、まじで意識トブもん。そういえば、会場の構造のせいかわからんけど、前回よりすこしラインが掴めた。「ふふ。掴んでやったぜ〜」って思ったが、掴んでも何の得にもならんのですよね。ところでイステリスモって、正統派ハードコアの人からすると(そんな奴いる?)、どう聴こえるんだろ。まあどうでもいいか。
話変わるが、先週、新宿のレコード屋を巡回してたらみつけてしまった。イステリスモの中古シングル。五月に出たばっかでこの値段!? うへ〜 定価の何倍つけとんじゃ〜! 結局買ってしまった。家に帰ってさっそく聴いた。どう考えても高い買い物だったけど内容は期待以上。激RAWで激猛爆撃タイプで、音の塊の雨アラレ。なんじゃこれ(笑)。素晴らしいなおい。高い金出した甲斐あった(泣)!

【ISTERISMO - Non Puo Sopprimere Il Mio Conflitto】
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(既に持ってるけど再発希望)

YouTube探したら彼らの映像があった(先月中野でのライブ)。ナマの100分の1も伝わらんと思うけど、ピンとくる人はくるかと。Limp Wristのマーチンのショートモヒカンもチラホラ。

ISTERISMO - Mentire 〜 Oppressione Del Sistema(YouTubeより)

うはは。カッコいい。今まで色んな混沌バンド観てきたけど、現場での圧縮解放率(何だそれ?)の高さはイステリスモが一番かもしれん。っていうか、震度サンと話し合ったけどイステリスモと似たような音出すバンドって記憶の中に見つからんかった。二十年以上前に観たCONFUSEもスゴかったけど、ナマはイステリスモのほうがスゴい。とにかく色んな人に聴いてもらって体験してもらいたい。と、臆面もなく言ってしまいます、ほんとに。だって暑いからさ。

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夕方、雷鳴とともに岡山からカキフライソフトクリームが届いた。ら、ビックリするだろうけど、それ以上のビックリ荷物が届いた。わし、しばらく玄関で気絶してた。うはーさっそく楽しもー♪
というわけで、SEEIN RED と FRAMTID のツアーのことはまた今度。なんてたって世間はお盆休みですからね。こんなブログ誰も見てないだろし。ところでさっき気付いたんですが、最近色んなところでみかけるスポーツ特集って、あれ、五輪(オリンピック)だったんですね。どうりで、赤い国旗が目につくわけだ。
posted by 薇頭 at 22:49| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月11日

入り口はこちら

姉と姪っ子と会った日のこと。この日は(この日も)朝から暑かったので、冷房の効いたレストランに入った時はホッとした。冷たい水を一気に飲んだ後は、ぼーっとしたアタマを冷やすため冷たいおしぼりを額に押しあてる。冷たくて気持ちいい。「え〜! タオルで顔拭いたらいけーん! ひくー!」。これは姪の台詞。なんじゃそりゃ。顔拭いとらんけどな。ってか拭いたらいけんのか。いくらかわいい姪っ子でもこの感覚はガマンならん。すかさず言ってやった。「東京じゃオシャレな人間はみんなタオルで顔拭くんで。アイドルもみんな拭くんで」。はじめは笑って聞いてた姪もわしがあまりに真剣に言うもんだから最後は信じたみたい。夏休み明け学校に行ったら、給食の時タオルで顔を拭くと約束してくれた。えらい。
しかし今年の夏はホント暑い。暑いだけならいいが蒸す。まるで亜熱帯(行ったことないけど)。突然の集中豪雨も、五年くらい前から極端に増えてきた気がする。しかも尋常じゃなくスゴイやつ。先週火曜は、一日に三度も集中豪雨があった。三回は珍しい。雷もスゴかった。こりゃ大ごとだと思ってたら、豊島区で大変なことがおこった。都市型集中豪雨ってほんとに恐い。
わしも三年前に危険なメにあった。集中豪雨で近所の川が氾濫して道路が激流状態の川になった。家に帰るにはここを通るしかない(他の道はここ以上に氾濫)。膝くらいの水位だったので大丈夫と思い渡ろうとして流されそうになった。見た感じより遥かに水流は強い。やばかったー。後から考えるにマンホールの蓋も外れてたんよな。その横を知らずに歩いてた。下手すりゃ飲み込まれてた可能性だってある。幸い何事も無かったから良かったけど、ほんと水をなめたら恐い。夏ですからね。水のある場所では、みなさん気をつけてください。ちなみにその日って野音でゆらゆら帝国のライブ観た帰りのことだった(2005年9月4日)。というわけで、ここからは先月19日に野音で行われたゆらゆら帝国のライブのことを。珍しく貴重で役立つ体験談は終わり。役立つ?

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野音で前回(去年7/7)ゆらゆら帝国を観た時はかなり前の席だったけど一番端といういただけない席でしかも蚊がいて後方に奇声女子二名がいて共演が電気とスチャだったのであの日の魚座の運勢はラッキーブルーベアどころか最低だったと思われます。今回もわりと端っこだけど、後ろの方なので良かった。音の全体がつかめるしステージもよく見える。あと、蚊もいないし狂ったやつも近くにいないので、この日の魚座はラッキーブルーベアは出なかったにしろ、全体的に好調だったんでしょう。

2008年7月19日(土)Hot Stuff 30th Anniversary “US AND THEM” @ 日比谷野外音楽堂
             Boom Boom Satellites・ゆらゆら帝国

ブンブンサテライツ。最近、90年代のテクノ・ハウスをよく聴いてるので、なんとなく楽しみ。彼らってデジなロックですよね。ブレイクビーツなケミカルな。現代の活きたその手の音楽をナマで味わう貴重なチャンスです。二人組みかと思ったら三人で登場。ブリブリしたのが鳴り始めました。それに合わせて、近くにいた極端に露出したお姉さんが踊り狂い始めました。 すげー 乳ハミ出そー。彼氏っぽい人は横で立ったままです(目が死んでます)。お姉さん見てたら、いつの間にか演奏おわってました。結局、乳はハミ出ませんでした。

次はゆらゆら帝国。ブンブンサテライツはご覧の通りまったく覚えてないんですが、ゆらゆら帝国は最初から最後までしっかり見ました。タンバリンが放物線を描く瞬間も脳裏に焼き付いてます。よかった。今年一番良かったかも(リキッド初日も良かった)。そろそろ文句のひとつも言いたい気がするけど、良かったとしか書きようがないので良かった。
あきらかに夏の夕暮れを意識した選曲の数々は彼らのサービス精神の現れ以外の何ものでもなく、単純に楽しかったわけで、2005年世界旅行の時に野音上空を何度も飛来した(数機いた)ヘリコプターのあまりのタイミングの良さは彼らのポケットマネーによるサプライズでは? と思うほどで、この世の終わりを感じた。ほんと終わりを感じた。その終末的雰囲気はオンリー・ワンズ以上。星空瞬く無機質なビル群に囲まれた空間で体感する無い!! は、地球のエンディングテーマにしか聴こえないわけで、野音で体験するゆらゆら帝国ってなんか出来過ぎでこわい。いつか真冬に野音ワンマンもやってもらいたいけど、演奏する方からアホって言われそうだからこの案は却下。

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さて、国分寺超山田堂で購入した、ゆらゆら帝国『REMIX 2005-2008』のことを(そういえばチョやまさんのお店、ツチノコがだいぶ増えてました)。
このアルバム、基本的に「空洞です」の曲のリミックスと、アナログで既出の音源をまとめたもの。アタマの中にはすでに「空洞ですワールド」が出来上がってるので、どのくらい違いがでるのか。はたして空洞感は増すのか、それとも減るのか。そこに興味の大半は向かいます。
その前にリミックスといって思い出すのが、ウルトラマンと仮面ライダー。初代から現在にかけて徐々にエラいことになってくアレです。これはこれで面白いんですが、アタマの中にはやっぱ初代がいるわけで、話戻すとリミックス盤も最初にオリジナルがあるわけです。デーンと。他人がいじって失敗したなら笑い事ですむことも、本人がやって失敗したとなるとこれは大ごとです。ヘタすりゃ原曲が良かったのは偶然か? ってことになりかねません。はてさて、ゆらゆら帝国REMIX 2005-2008の運命やいかに。
結果、空洞感増加。ウルトラマンでいえばセブン。仮面ライダーでいえばアマゾン。ようするにより核心に近づいたと個人的には思います。ん? でも空洞感が増すってことは? 大丈夫なんでしょうか。本来この手法(どの手法?)は、次回作で使うんだとばかり勝手に思ってましたが、これをリミックス盤で使うってのは、“何も考えてない” か “考えすぎておネム” か “してやったり” のどれかだと思うけどどれも当てはまらない可能性が一番高いですね。話変わるけど、もしこのアルバムが、実は公式の六枚目のアルバムだったら、自分はどんな気持ちで聴いたんだろう。このアルバム聴く楽しさは、そんなとこにもあらわれたりします。ところで、今回何書いてるかわからん人も多いと思いますが安心してください。実際何も書いてませんから (●´ω`●)ゞエヘ

【ゆらゆら帝国 - REMIX 2005-2008】
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唯一の不満はタイトル。個人的には「日本一空洞です」。それか「世界一空洞です」。いや、最終的には「入り口はこちら」。(これは、故・林家三平のネタを自分なりにリミックス)

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ここから、REMIX 2005-2008に何となくあわせた、CLUBゼンマイアタマが開店いたします。

【ようこそ。CLUBゼンマイアタマへ】パート3

Rhythim Is Rhythim - It Is What It Is:Derrick Mayです。Strings Of Lifeより断然こっち。
Adonis - House:No Way Backも好きだけど、303の音色がアホ度全開なのでこっちを。
Todd Terry Project - Back To The Beat:クラフトワークネタ。すごいぜデュッセルドルフ。
Todd Terry Project - Weekend:もういっちょトッド。当時のボスを思い出す。ゲイの。
The Underground Solution - Luv Dancin':Loose Joints ネタ! モロっすよ! 大丈夫 !?
Alison Limerick - Where Love Lives:Frankie Knucklesも絡んでます。涼しいはずですね。

Urban Rhythm - Luv Will Make It Right:もろ90年代前半の音。なぜか岩国思い出す。
Nation 2 Nation - Body And Soul:Underground Resistanceです。今聴いても最高なの。
Galaxy 2 Galaxy Hi - Tech Jazz:これもUR。Jazzと融合した時点で何かが止まった気が。
Model 500 - Starlight:Juan Atkins。デトロイト・テクノは、個人的に辺境サイケに近い。
808 State - Pacific State:まさに海中散歩。夏だなあ。この曲は衝撃でした。
Aphex Twin - Xtal:Ambient Worksの頃の彼は最高です。超マスト! あとはどうでもいいや。

いかがだったでしょう。今回のCLUBゼンマイアタマ。ホントはもうちょっと、ちゃんとまとめたほうが良い気もするけどメンドかった。今となってはこの辺の選曲って疲れる。ところで現在のクラブシーンってどんな感じになってるんでしょう。進化してんでしょうか? それとも相変わらずなんでしょうか? ひさびさクラブ行ってみようかな。結構ゆらゆら帝国かかってたりして。そしたら勝ちですね、って誰が?
posted by 薇頭 at 00:59| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

とってんぱーの にゃん ぱらりっ!

先週日曜のデートは楽しかったなー。相手は中一の姪っ子。ところが姉と震度サンも同行。ほんとはふたりだけで遊びたかったけど、メシ代、姉ちゃんがおごってくれるって言うし。みんなで吉祥寺ふらついてランチした(一食浮くのはデカイ)。
朝10時。まずは井の頭公園を散歩。七井橋を渡る。池にはたくさんの鯉と亀。姪が亀のアレコレを教えてくれる(家で三匹飼ってるらしい)。なんでも亀はたいそうアタマがよく、人にもよくなつくのだそう。ふんふん。あれ? 前の週もこの場所で亀について誰かと話したな。デジャヴュ?
さらに歩く。話は姪っ子の近況へ(姉の近況も聞いたが忘れた)。中一という多感な女子のこと。そりゃ悩みも色々あるわけで、わしの悩みなんかより遥かに深刻だったりする。悩みの中心はやはり人間関係。「時が解決してくれるよ」といった類いの返答しか出来んような悩み。誰にでも言えるようなアドバイスは言ってもしょうがないような気もするし。敢えて聞くだけにとどめる。わしにも覚えはあるが(誰だってある)、この頃の人間関係(友達関係)の悩みって、大人になった今振り返ってもそりゃあ苦しいもんだった。たまに思い出しては、ドーンと落ち込んでしまう。時が解決してくれる様子いまだなし。いつかは忘れるだろうと思ってたけど忘れる気配もなし。ふは。まあでも、姪っ子は持ち前の明るい性格でなんとか乗り越えるでしょう。と、心にもないことを願いつつ話題は次へ。
井の頭公園歩いてたら姪っ子がいきなり興奮し始めたのには驚いた。なんでもこの公園の周辺に、最近ハマったテレビドラマの中の風景とまったく同じ場所が多々あるらしい。「長澤まさみがここ座っとった!」「ここの美容院も出とった!」。へえー そうなん。写真いっぱい撮って大満足。ここに来るまでは公園なんて退屈だろうなあと思ってたけど、予想外に喜んでもらえたのは、偶然にしろ良かった。いい思い出になっただろうか。しかし普段なんにでも毒づくわしが、こと、姪っ子のこととなると無条件でデレデレしてしまうのはどうしたものか。
そういえば、ついでに高一の甥っ子の近況も聞いた(今、スイスに住んでる)。なんでも、最近は色気づいて勉強そっちのけでオシャレと音楽に夢中らしい。おまけにパンクバンドも組んでるらしい。とはいえ姉のいい加減な説明なので、結局どんなパンクなのかはわからんかった。ひとつわかったのは、好きなバンドの中にピストルズが入ってるということ。ふむ。やっぱ今の若い子もピストルズは基本なんですね。ダムドは入ってないっぽかった。残念。甥っ子が日本に戻ってきて、日本の激しいライブに連れてってくれって言ったら何がいいだろう。やっぱガーゼかな。それとも工藤冬里かな。

【井の頭公園のニャンコ先生】キャット空中 “大” 三回転はできそうにないぞな、もし。
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しかし、何事にも動じないニャンコですね。わしもこうでありたい。

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さて、いきなり本題。あぶらだこを初めて聴いた時は笑った。どう考えても変わってた。音楽もそうだけど存在自体が。当時は(83年頃)、ハードコアの一バンドとして括られてましたよね。ライブもハードコア周辺と一緒にやることが多かったし。それって本人達はどうだったんだろ。そういえば、あぶらだこに限らずこの頃は何でも一緒くただったよな。田舎者のわしにしてみたら、案外これはありがたかった。限られた情報の中、自然と色んな音楽に接することができたからね。子供の頃、お好み焼き屋とパン屋がくっついた店が近所にあったけど、便利で楽しかったもんな。

あぶらだこを最初に聴いたのは、ADKのソノシート('83)。友達の家で聴かせてもらった時は笑った。その後のGREAT PUNK HITS('83)も然り。これも面白かった。そんで妙にカッコ良かった。クリスタル・ナハト、米ニストは、自転車乗る時の鼻唄の定番だった。ちなみにGREAT PUNK HITSは、貸しレコード屋で借りてテープに録音して聴いてた。このアルバムって聴いてた時期のせいもあるだろうけど、やっぱり特別な存在って気がする。あの頃の風景思い出すし。個人的には夕暮れの国道二号線(学校帰りに鼻唄うたってたから)。そんで、ADKから出た12インチはフジヤマで通販。この中に収録されてる童愚は、CRASSのNagasaki Nightmareと並んで、わしの中で二大恐怖ソングとして今も君臨。世に言う『木盤』('85)、『青盤』('86) もフジヤマで通販。これもよく聴いたな。でも『亀盤』('89) の頃は、音楽の趣味が急速に変化して、ロック全般から離れた。今考えると、かなり勿体無いことしたと思う。とくに日本のアンダーグラウンド方面を観なかったことが悔やまれる毎日。で、20世紀が終わりに近づいた頃、ようやく冬眠終了(ゆらゆら帝国がきっかけだった)。久々ロックにUターン。長くて暗いトンネルをやっと抜け出たような感じ。そして去年のサンダ対ガイラ、じゃなくって、灰野敬二×三上寛の呆れるような壮絶バトルを観に行って、はじめてあぶらだこを体験。これがスゴく良かった。すげー あぶらだこ。と観ながら思った。ところでわし、いいバンドと遭遇するとアタマの中でなんか抽象的なカタチが現れるんだけど(様々なパターンがある)、あぶらだこはその時ハッキリそれがみえた。言っとくけど、変なクスリはやってない。

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中に入るとパンクのカッコした若者もチラホラいますね。彼らの音楽がパンクである証明なのか、それとも、ジャンルを超えた音楽の証明なのか。それはわからんけど、色々な人に聴かれていることは確かなようです。さて。ゼンマイ通信は、いつのまにかライブ会場へと転換してますよ。

    2008年7月6日(日) あぶらだこレコード発売記念ワンマン @ 新宿ロフト
                    あぶらだこ

『亀盤』以降、そして新譜もまだ聴いてないわしが言うのもなんだけど素晴らしいライブだった。去年初めて観た時の印象と違ったのも良かった。去年はもっとカタチがキレイだったけど(アタマの中の抽象的なアレね)、今回はそれがもう少しラフに崩れてきた感じ。サイケデリックというかアシッドというか。全体の雰囲気のこともあるけど、これは大國氏のギターの存在なのかな、と個人的には思う。なんというかシックリくる。そういえばクリスタル・ナハトで体全体がシビレたのは、国道二号線を思い出したからかもしれんが、ただ単に夏バテの可能性もある。考えてみたら、これが初めてのナマクリスタル・ナハトなんだよな。素直に感慨深いものを感じた。しかし長谷川氏の、トーク三段落としには感動した。落とされたほうはタマッたもんじゃないと思ったが、それはそれでアリぞな、もし。

あぶらだこ - 猫の角(YouTubeより)
このPVスゴい。なんだこりゃ(笑)。曲、出演者、編集、すべてがうまく合致した奇跡のような映像。ふつうこれ、失敗しそうな気がするぞなもし。できればこの感じでライブやっていただけると.... いや、やめましょう。ファンが減る(HELL)。しかしいい曲だなー

ここから話、すこしかわって。FOLLOW UPの先月号(Vol.63・ディスクユニオンから出てる無料冊子)に載ってた、長谷川氏のインタビューが面白かった。色んな媒体でのあぶらだこ・長谷川静男・Kito Mizukumi Rouberの扱い方や、ディスクユニオンやタワレコなどでの音源の扱い方に対する長谷川氏の考え。勝手に要約すると「ちゃんと聴いてる? そして考えてる?」。こちらがなんとなく量販店や音楽誌に対して思ってることを、当事者がズバリ言うのは貴重だし面白い。ゼンマイアタマとしては、今後トンチンカンなコーナーに、あぶらだこ、Kito、長谷川静男があるのを見つけたら、そのお店の最善の場所に移動するようにします。でも、逆にまったく見当はずれのコーナーに置いて、外堀埋める作戦もありますね。例えば、あぶらだこをJ-POPコーナーに置いて、何も知らん若者に買わせたり、Kitoを演歌コーナーに置いて年配の演歌ファンを恐怖のどん底に突き落としたり、長谷川静男をイージーリスニングコーナーに置いて、正しい音楽のありかたを指導したり。うーん.... やっぱだめ?

【長谷川静男 - 土の中に埋まる和音と雲の上の舌を知る】haang niap Records ('08)
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ジャケットの印象もあってか、夏の夕暮れ時にでっかい音で聴くと、なんともいえん良い気持ちになる。そして、うまくいけば夕焼けの向こうに何かが見え始める。ウソだと思ったら試してみ。

 長谷川静男:http://www.myspace.com/hasegawashizuo


そういえば最近、あぶらだこ周辺が何やら賑やかですね。ライブもたくさんあるし。ん? あぶらだこ周辺って言い方自体、ダメなような気もするが.... まあいっか。

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ここから別の話題。先週金曜、職場の飲み会があった。例の如く、飲み会の類いは欠席するのが常のわしは、当然欠席するつもりだった。でも、たまには出てもいいかなーって気になって、何となく出るつもりになってた。午後三時までは。
午後三時。若い衆が集まってミュージックの話に花が咲いた。わしのすぐ横で盛り上がるもんだから、聞きたくなくても聞こえる。フジロック行くとか、グループ魂が好きとか。というわけで飲み会は欠席して、この日は映画の日なので新宿に出て映画を観ることにした。夏バテ気味でヘトヘトだったけど、なんか無性に映画を観たくなった。当初ハプニング観るつもりが、ホット・ファズも新宿で上映してることを知って、急遽こちらに変更。これって色んな人が推薦してる話題の映画ですよね。観た。ハプニングにすれば良かった。飲み会出たほうがまだよかった。ま、いいや。そんな日もあるさ。
posted by 薇頭 at 01:19| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

超熱帯夜おとこ祭り

あついー すべてがボケていくー 前回のゼンマイ通信、間違いがありました。家財保険に加入したと書きましたが、火災保険の間違いでした。すみません(訂正は面倒なのでせん)。しかし今年は例年以上に暑い日が続きますね。でかい冷蔵庫買っといてホント良かった。おかげで最近、買い物が楽しくって。今まであんまり買ったことがない1.5リットル炭酸飲料買ったり、半額冷凍食品買ったり。レディーボーデンのでっかいのを、食べたい時に食べたいだけ食べるという、子供の頃からの夢も叶えられそうだし。昭和生まれの人間にとっては、アイスはやっぱレディーボーデンだよな。とかいいながら、ハーゲンダッツの小さいやつも買い溜め予定だけど。そんなこんなで、でかい冷蔵庫もパンパンになる日は近い。うーん。もう少しデカい冷蔵庫買っとけばよかった。
ところで。夏は辛いもん食べて汗をかくのが人間の本来あるべき姿だと思う(冷房なしでね)。辛い食べ物大好きよ。和食にも可能な限り、唐辛子、豆板醤なんかを入れるもんね。とにかく辛いもん食べていっぱい汗かく! と、いきたいところだが、わしってなぜか汗をかかない体質なんよ。子供の頃もよくまわりに不思議がられた。好き好んでこんな体に生まれたわけではないんだがな。不思議がられてもしょうがない。でもこれって危ないんよね。熱が体にこもるから。すぐにグッタリしてしまう。最近はなぜか徐々に体質が改善されて、汗もちょっとはかくようになったが(年のせい?)、それでもやっぱり人よりかく量が少ない。逆に震度サンってものすごい汗っかきだから、それはそれで大変そう。

さて。大して意味のない導入部はこのへんにして、ここからはゼンマイ通信初の試みを。なんとライブレポ三連発&一発! 超熱帯夜おとこ祭りの開催です。あ。勿論女性も大歓迎。
今回、めちゃくちゃアツッ苦しいですよー 冷房なんて切っちゃってハードコアでも聴きながら読んでください。とはいえ、熱中症が怖いので水分補給はこまめにな。

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まずは今月五日、恵比寿リキッドルームで行われた “RHYTHM OF FEAR” というイベントのことを。出演は、SYSTEMATIC DEATH・SxOxB・the原爆オナニーズ・GAUZE。ふはっ。すごいメンツ。これで、OUTO、LIP CREAMがいたら完璧じゃないっすか。個人的には愚鈍が入ると嬉しいなあ。広島出身というとGASって思われがちですが、やっぱ愚鈍ですよ。これは譲れんな。愚鈍また観てえー。そういえば、初めて愚鈍が東京でやった時は観に行った。確か86年に都立家政でやったんよ(間違ってたらスマン)。そういえばそん時、震度サンも誘ったが来てくれなかったんだ(出会ったその日に誘った)。しかし鉛の愛って迷曲、いや、名曲だよな。

さて、開演ギリギリ18時に会場入り。うおー すげー混雑。リキッドルームって、ゆらゆら帝国目的以外来たことないけど、出るバンドが違うと会場の雰囲気も随分違いますね。全体の色数がグッと少なくなって女子が少ない。どっちかっていうとゆらゆら帝国の客より、こっちの客層のほうが落ち着くな。いい加減で汚い連中ばっかでゼンマイアタマ向きだわ。

 2008年7月5日(土) RHYTHM OF FEAR @ 恵比寿LIQUIDROOM
 出演:SYSTEMATIC DEATH・SxOxB・the原爆オナニーズ・GAUZE

【Systematic Death】http://www.myspace.com/systema045
入場してすぐ、CRASSのSystematic Deathが流れだしました。なんと初っぱなからシステマ。メンバー登場。ベースがYOUじゃないんですね。ちょっと残念。だけどやっぱ二十数年振りのシステマですからね。震度サンにいたっては地元バンドですから。そりゃあ興奮するでしょ。お! Disobeyのイントロ! 「行くぞ! これがシステマだぁー!」。シゲルのこの一言に爆笑。こんなこと叫ぶハードコアバンドってシステマだけだもんな。「おっひさしぶりー!」。ひー! 期待通り! これにも爆笑。でも、まわりの人はあんま笑ってなかったな。わしらとしては〈システマ=ユーモア〉なんよね。もちろんカッコいいんだけど、それだけじゃねえよっと。
演奏時間は約四十分。感動と爆笑の連続でした。はあ良かった。そういや腐乱死体って、もしかしたら初めて聴いたかも。New York Cityで、例の「ニューヨークに行きたいか〜」が聞けなかったのは残念だったけど、どうやら今後も活動継続するようなので次の楽しみにとっときます。
【SxOxB】
わしらが観に行ってたのはS.O.B表記で、まだトッツァンがいた頃。彼らが東京で初めてライブやった時は、すごく期待して観に行った。大阪にメチャクチャ速くてモノすごいバンドがいるらしい。音源聴くよりもそんな噂が先行してたからね。その頃はネットなんてないから完全に口コミだけ(雑誌は後追いだった。そりゃ面白い時代でした)。で、目黒鹿鳴館に観に行った。その時初めて観たS.O.Bのメンバーは、若くて線が細くて頼り無い感じ。でも音は凄かった。ただ、速いは速いけど速すぎて空回りしてる感じ。疾走感がなくてドタバタしてる。でもそこが良かった。その後S.O.Bは何度か観たけど、観るたび貫禄がついて堂々としていった。結局S.O.Bが良かったのは、初期のほんの数カ月だったかもしれん。と、個人的には思う。その後のS.O.Bは、皆さんご存知のようにどんどんデス化。興味なくなってサヨナラした。
そして、二十数年振りのSxOxB。いったいどんな音になっとるんじゃろか。で、観た。これってグラインドコア? メタル? 昔の曲もやったけど、印象としてはまったく違うバンドになってた。洗練されてスマートな感じ。ちょっと好みと違ったな。ちなみにすごい人気がありました。
【the原爆オナニーズ】http://www.chargeguitars.com/GENBAKU/B_GENBAKU.HTM
何も言うことないです。何度観ても面白い。初めてパンクのライブ行く人は、原爆オナニーズがお薦めです。タイロー氏、ライブのイロハを懇切丁寧に教えてくれます。まるで体育の授業。しかしトラッシュには驚いたなー
【GAUZE】http://hwm5.gyao.ne.jp/distort/gauze.html
BGMなしで淡々と行われるセッティングはやっぱシビれた。あの緊張感はなんとも言えん。面を洗って出直して来いから始まり、栄枯盛衰で終わる約三十分のステージ。機材トラブルが多かったけど、そこがまたたまらん。でっかい会場なので音は正直期待してなかったけどやっぱ凄かった。でっかい会場といえば、随分昔に(86年?)広島見真講堂で、ガーゼみたことある。もちろん激カッコ良かったんだけど、そん時はOUTOのほうが印象に残ってる。あまりのカッコ良さにひっくり返ったんよ。ギョエーッ!って感じで。まあその話はいずれ。そりゃそうとヒコさんってドラム叩く時の顔スゴいな。ライブは当然、モモリンダーイブ! で終了。

いやー いいイベントだったなあ。毎年でもやってくれればいいのに。次は是非『後ろ前』希望。

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ここからは LIMP WRIST(リンプ・リスト)の来日ライブのことを。実は直前まで知らんバンドでした。Los Crudos のマーチン(vo)がやってるバンドらしいんですが、Los Crudos 自体、名前を聞いたことがある程度。わし、90年代のパンクってほんとわからんのですよ。来日直前に友人が教えてくれたから存在知ったんですが、それでいきなり興味が湧くかといったら、人間そんなわけもなく(全員ゲイってところには反応した)、MySpaceで聴いたらまあ普通。でも、ゲイであることを前面に押し出すハードコアも珍しいよなー と思ってYouTubeみたらビックリ。感動。ホットパンツ一丁! 裸より恥ずかしい格好! というわけでライブ参戦決定。

LIMP WRIST - I love Hardcore !! I love Hardcore Boys !!(YouTubeより)

来日ツアー初日の今月13日。場所は新大久保EARTHDOM。当日入場料二千八百円(ドリンク含)のはずが千円。ん? 聞き間違い? やっぱ千円。なんとドリンク込みでですよ。なんか火事の影響でクーラーがダメらしい。ラッキー。でも、クーラーなしって.... 一体どうなるの?
さっそく入場。うわっ。お客さんが少ないうちからすでに蒸し風呂状態。開演が近づいてお客さんが増えるにつれ、さらに気温上昇。地獄度アップ。まずいなあ。わし暑いのやばいんだが....
ところでこっからは個人的に気に入った(気になった)バンドのことだけ書いていきます。なんてったて出演バンドが多いですから。さすがに全部書いてたら身が持たん。んじゃ駆け足で。

 2008年7月13日(土) LIMP WRIST JAPAN TOUR @ 新大久保EARTHDOM
 出演:ALLIANCE・mind of asian・it's you・KRIEGSHÖG・U.G MAN・LIMP WRIST

【mind of asian】http://www.myspace.com/mindofasiantokyo
女の子4人によるハードコア。観たかったんよね。音はちょっとつんのめってましたが、明るくて好き。そんで上手い。また観に行きますー(ほんとに駆け足ですね)

2バンド終わってすでに暑さの限界。ここで一旦、会場で合流した友人と外に出る(この日は例外的に出入りが自由)。震度サンも誘ったけど「一度涼みに外に出たらもう戻る気にならんと思う」という理由で断られた。あっそ。階段上って外に。はあ涼しい。しばらくして戻る。震度サンの言う通りだった。なんじゃこの暑さは。く、苦しい。震度サンを見ると、まるで土砂降りの雨の中を歩いてきたかのような姿。なんか透け透けでエロくなってますよ。大丈夫なんでしょうか。色んな面で。あ。今日はおとこ祭りなので、その点は大丈夫か。

【KRIEGSHÖG】
このバンドがこの日のビックリ大賞。カッコいい! 80'sクラストを地でいく、絨毯爆撃タイプのハードコア。重くて疾走感抜群。うーん。ひさびさあがったなー。個人的には、もっと汚くてボロボロの恰好だと完璧です。
【U.G MAN】
http://www.atom.co.jp/classic/UNSOUND/Actual/Sound/PopOffice/Artists/UGMan/
初めて観るU.G MANは、ハチャメチャでした。あの気温であの演奏。何やってるかわからんとこが素晴らしかった。ツインボーカル? と、思ったらお客さんだったし。楽しいバンドでした。
【LIMP WRIST】http://www.myspace.com/limpwrist
この時点でどのくらいの気温? 超高温多湿。これはすごいぞ。男だらけの熱帯雨林。ゼンマイアタマライブ観戦史上、ここまで過酷な環境は初めて。チューニングとか機材、大丈夫なんか? いや、それより自分の体が心配。頭から顔から汗が流れ落ちる。こんな経験初めて。とはいえ、体の中の熱は溜まっていく一方。冗談抜きでアタマの中が熱くなってるのがわかる。これはちょっと危ないな。そう思ってるうちにライブが始まった。客、ヒートアップ! す、すごっ! 重くて速い。すげー! この日唯一、ハッキリ音が確認できた。他のバンドは劣悪な環境のせいで、音がワヤクチャだったもんな。LIMP WRISTってテクニシャンなんですね。そういえば途中、ボーカルのマーチンがハードコアボーイズ達に向かって、服を脱げと要求した時は爆笑した。ボーイズ達、震えて脅えてたもんなー。ブルブルと。いきなりシャワータイムとか言ったり。わけわからんわ。昔、わしの職場のボスがニューヨーク出身のゲイだったけどそれ思い出した。やっぱ、わけわからん毎日で最高だったもんな。いい職場だったなー

ライブ終了。人が少なくなった会場の床をみてビックリ。うわ! 水浸しのゴミ散らかり放題。もしかしたらほとんど汗? こりゃあ掃除が大変だ。アースダムのスタッフの皆様、ご苦労様です。外に出た時は、真夏なのに晩秋を思わせる涼しさ。というか寒いくらい。しかし、LIMP WRISTはいいバンドだ。いつかまた観たい。

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とかいいながら LIMP WRISTツアー最終日の今月二十日。性懲りもなく、中野MOON STEPに観に行ったんだな。だって良かったんだもん。そんであと二組観たかったバンドが出るんですよ。

 2008年7月20日(日) LIMP WRIST JAPAN TOUR @ 中野MOON STEP
 出演:突撃戦車・NK6・NO VALUE・KOLA・FLIPOUT A.A・ISTERISMO・LIMP WRIST

【NO VALUE】http://www.myspace.com/stpnovalue
女の子がボーカルのハードコア。音源カッコいいから観たかったんよ。会場におかっぱ頭のかわいい女子がいたので、もしかして? と思ったらやっぱそうだった。Hiroe(Vo)のあの独特なゆるい雰囲気(いい意味です)って、ハードコアらしくなくってなんかスゴく新鮮。そして演奏が予想以上にうまい。特にドラムのNagashima。そういえば CONGA FURYも、うまくてカッコ良かったなあ。女子がボーカルで、ドラムがシルバーフレームのメガネかけたバンドっていいバンドが多い気がする。不思議な法則、今ここに完成。あ。でもオデン嬢ってコンガ辞めたんだっけ。残念也。NO VALUE、近いうち観るのでこれまた楽しみ。
【ISTERISMO】
ものスゴく観たかった。五月にファーストシングルが出た時は、うっかり買いそびれてしまった(店頭で手に取ったが買わんかった。今、思い出すと口惜しくて口惜しくて)。で、初めて観るISTERISMOはスゴ過ぎて笑った。まず、セッティングの音出しからしてシュール。ブシュシュー ジョボジョボー 通常のエフェクトにコンプかかったような妙な音が垂れ流し。一瞬、zenocideを思い出した。たまに考えてたんよ。zenocideみたいな暗黒スラッジに、ローな爆撃タイプのドラムが重なったらどうなるん? その答えがISTERISMOだった。正直言って、現場では聴覚がイカれてギターとベースが何をやってるか判別不能。どんなカオティックなハードコアでも、大抵はラインが掴めるもんだけど、ISTERISMOは音塊がデカ過ぎて何がなんだかわからん。しかもイタリア語で叫ぶし。もうホント笑うしかない。いやー 久し振りにわけわからんもの観た。ルックスナイスだし服も汚くて好みだし、これからますます楽しみ。是非また観たい。ってかすぐにでも観ます。あ。いつかノイズ系アヴァンギャルドの人とも対バン組めばいいのに。灰野氏なんてまじめにいいかも。あとsunn O)))みたいな、どっちかって言うと癒し系でアンビエントなノイズが好きな人にもお薦め。ISTERISMOってそれとはまったくの反転世界ですから、ハマる人はハマるかと。しかし、ファーストシングル買えんかったのが今さらながらクヤシいわ。

[DENY THE REPORT 5]ハードコア・コンピレーションアルバム。700円。
080727.jpg
今のところISTERISMOが聴ける(買える)唯一の音源。これまたメチャクチャです。イタリアンハードコアの血が流れてるのは明らかだけど、すでに独自の音になってきてる印象。はよアルバム出さんかな。ってか、ファーストシングル追加プレスしてくれんかな。このアルバムでは、あとENCROACHED、UNARMがカッコ良かった。

【LIMP WRIST】
この日もまた、スゴかった。演奏は勿論だけど、客の暴れっぷりもスゴかった。あんなの久し振りに見た。アースダムの時は、なんとなく平和的な雰囲気だったけど、この日は正真正銘ハードコアワールド。かなりスゴかったです。チトびびった。この日も会場内暑かったけど、初日のアースダムのことがあるからね。あれにくらべりゃ、初秋みたいなもんでしたよ。

はあ疲れた。さすがにこんだけ書くとグッタリ。明日楽しみにしてる用事があるからもう寝たい。ところがどっこい、もう一つ書きたいことがあるんだなー。これもある意味ハードコア的ライブ。違うか。

ハードコアボーイズ達とはここでサヨナラ。以降、工藤冬里祭り(続きを読む)
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2008年07月21日

クラブ通い

今年は、二年に一度の賃貸契約更新の年。家賃+更新料(家賃一カ月分)+不動産仲介手数料(家賃半月分)。更新に伴いこれだけ必要となる。これって結構な額。なんとなく貯まったお金は、二年に一度の更新で、なんとなく消えていく。「金は寂しがりややでー。寂しい寂しい言うてあるほうあるほう行くんやー」。これはテレビで耳にした島田紳助の言葉。まあそうかもな。
このまま賃貸生活を続けたほうがいいのか、家を買ったほうがいいのか。はたしてどっちがいいんだろう。よくわからん。いつかまた瀬戸内で暮らしたい気持ちもあるし、このままでもいいような気もするし。できるなら地震があまりない地域に住みたいけど、日本に絶対安全な場所なんてないだろうし。
今の家は結構長く住んでいて、もう七回目の更新になる(確か)。お世話になってる不動産の扱う物件の中でも、どうやらもっとも古い部類に入るらしい(そんだけ長く住んでるんだから、家賃割引いてくれてもよさそうなもんだが、そんな気配はない)。不動産のじいちゃんとも、もちろん顔見知り。このじいちゃん、年は七十代後半で超元気。風貌は志ん生。口調は毒蝮三太夫。「クソババア!」とはさすがに言わないが、いつか言うのを心待ちにしている。
面倒な更新手続も、このじいちゃんとお喋り出来るので、二年に一度の楽しみとなっている。そりゃあ、最初の契約の時はビビったけどね。じいちゃんのお喋り、二時間ほとんど止まんなかったから。でも、話の内容が面白いから聞いてしまう。つられてわしも自分のことを喋ってしまう。職場の人なんかと話すのは苦手だけど、年配の人と話すのは昔から苦にならんのよね。なんてったって、生きてきた時代がすごいから。ホントの戦争知ってるから。ふつう、戦争体験を話すのは大変なことだと思うけど、このじいちゃんは妙にあっけらかんとしてる(心中わからんが)。さらっと話すぶん逆に迫力あったりする。不謹慎だが、冒険譚みたいでえらく面白い。

【ゼンマイアタマ・ふたりともより】
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(たまにお色気話しも飛び出す。クラブ通いの話とか。結構エロくてドキドキする)

五月中旬のこと。六月が契約更新の月だから、そろそろ不動産と連絡とらなきゃ。そう思ってたところ、タイミングよく不動産から手紙が届いた(切手、住所表記がないので直接ポストに入れたんでしょう)。いつものように、契約更新の知らせかと思ったら、つい最近、じいちゃんが亡くなったとの報せだった。署名は奥さん。これを期に店をたたみ、諸々の契約はじいちゃんの古くからの友人の不動産に引き継ぐとのこと。
後日、あたらしい不動産で契約を更新。これまでと違うのは、今まで入ってなかった家財保険に加入させられたこと。掛捨て二年契約で二万円。うーん。痛い。まあでもしょうがないか。水漏れの前科もあるし。
契約の帰り、じいちゃんの不動産の前を通ったら、引越し用段ボール数個だけとなったガラーンとした室内に、運搬業のお姉さん一人と奥さんがいた。ちょうどいいので簡単な挨拶をする。手紙のお礼と今までお世話になったお礼。そして、じいちゃんのことを少々。心臓の病気が原因で、苦しまずアッサリ逝ったらしい。
わしがいうのもなんだが、じいちゃん、なんかいい人生送ったんじゃなかろうか。年金もらってたし二度と空襲にあわなかったし地球の壊滅見ずにすんだしエロ人生だったし。エロ人生(笑)。

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ここからは前回予告したように、ゆらゆら帝国のことを。しかし今年はホントにたくさんライブをやりますね。二年に一度の恒例行事とはいえ、いつもより多い気がするのは気のせいでしょうか。やっぱあれでしょうか。チケット取りにくくなったぶん、回数増やしてくれてるんでしょうか。そうだとしたらうれしいんですが、たぶんそこまで考えないのが大人なんだと思います。

この日はロマンポルシェ。の、10周年記念ライブ(何の10周年?)にゲストとして出演。ゆらゆら帝国の他には、Hair Stylistics(中原昌也)。ワンマンの時と違い、チケットは割と余裕で買えました。それでも転売目的のオークション出品は、たくさん見受けられましたね。というわけで、呪いは継続。エコエコ.... エロイムエッサイム.... こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・・・

 2008年7月4日(金)
  『ロマンポルシェ。「更正するにはもう遅い」10周年はこれまでだ!』@ 新宿ロフト
   出演:Hair Stylistics(中原昌也)、ゆらゆら帝国、ロマンポルシェ。

まずは、Hair Stylistics。中原昌也氏によるノイズです。Hair Stylisticsは今回で二回目ですが、前の印象よりさらにポップになってました。ポップっていっても音のことじゃなく、存在っていうか全体的な雰囲気が。おしゃれっていってもいいかも。そういえば、先週土曜の大悪魔祭に、Suicidal 10cc(中原昌也&ジム・オルーク)が出てたんですが、御存じのように、嘘もの悪魔集会だったのでわしら欠席。でも、Suicidal 10ccは観たかったな(インキャパシタンツ狙いだったんだけど)。やっぱおしゃれ度高いんかな。「Let's Skate !!」とか叫んで始まったら最高なんですが、って、みなさん意味わかります?

次はゆらゆら帝国。今回もレア曲満載。ドア、砂のお城、ドックンドール、時間など。この日観た限りでは、ダンス・ミュージックの影響は演奏の方には出てないような気がしました。できない、あえて抵抗しないを初めてライブで聴いた時は、その辺ガンガン感じたけど、今は逆にそれが消えてきた印象。なんでだろ。その辺、みょうに感心してしまう。それはそうと、もし次のアルバムが、セルフカバー・全曲ディスコバージョンになっても評論家の方達は褒めるんでしょうか。それともけなすんでしょうか。わしなら大絶賛です。個人的にはフュージョン方向に行ってもOK。高中正義と共演して夏の海水浴場で演奏したり、山下達郎をプロデュースに招いたり。ま、山下達郎が関わるようになったらおしまいなんですが、それはそれで聴いてみたい気もしません。
ところで今回のサプライズは「ロボットでした」。この時、初めてタンバリンが使用されたことでしょうか。途中、どんどんズレて、めまいがして吐きそうになった。あれ、よく亀川氏と柴田氏、混乱しないな。実は混乱してたりして。

そして主役のロマンポルシェ。。音楽はもとより、そのトークが聞きたかった。説教ステージの噂は聞いていたのでね。で、観た。掟ポルシェってトークの人だと思ってたけど、ちょっと違ってた。期待してなかった音楽が良かった。ちゃんとしてて驚いた(失礼)。音楽好きっていうのも伝わってきた。色んな要素が入ってて、それをみつけながら楽しむのもいいかもしれん。スーサイド、ソフト・セル、スロッビング・グリッスル。ハンバーガーレディには笑ったな。あほだ。あのバンドのリフが出た時は、他人事ながら冷汗かいたけど。肝心のトークの内容は、掟ポルシェの自宅が最近火事にあったことを延々しゃべってた。面白いかどうかは別にして参考になった。家財保険に入って良かったのだと、掟ポルシェに教えてもらった。「火事になった時は、下に置いてあるものは比較的助かるので、大事なものは下に置いたほうがいい」。これは参考になったなー。上のほうに置いてた大事なレコードは殆どダメになって、下に置いてたハードフロアなんかのどうでもいいレコードが助かったって話が一番脱力した。

この日のライブ、個人的にはこれから続々とある、ゆらゆら帝国のライブの中でも大変有意義な共演者達だったと思うんですが、みなさん、その辺はどうだったんでしょうか。個人的には、そろそろPerfumeと共演してほしいんですが、だめでしょうか。でもそれこそ、超プレミアチケットになりそうですね。転売目的のヤツもたくさん出現しそう。あ。その頃には呪いが効いてるから、そんなこともなくなってるか。

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さて、ここからは前回のディスコ・ミュージックに続きダンス・ミュージックのことを。というわけで、今回はハウスとテクノのことを少々(大雑把に、くくりましたね)。しかし、まさかこの辺を取り上げることになるとは思わんかった。わし、90年代のこの辺の音源って、結構持ってますよ。もう聴くこともないと思って、何度か売り飛ばそうと思ったけど、結局メンドクサイのでほっといた。で、例のEYESCREAM「大人のリスニング・ガイド(アーティストが選ぶ “大人の音楽” ガイド)」読んで、今、このへんばっか聴いてる(そろそろ飽きてきたけど)。時代はグルグル回ってるのな。

まず、ハウスとテクノの違いがわからん人のために簡単に説明すると、ずばり考え方の違いです。うはは。わかりにくいですね。もうちょっと言葉を付け加えると、テクノはハウスになり得るけど、ハウスはテクノになることはないです。これもわかりにくいですね。しかも、超個人的主観ですし。ようするに説明する気がないんですね。「考えるな、感じろ!」です。うはは。
まあ、それだとあんまりなので音的なことで言うと、ハウスは「フロア対応&曲をつなげる」といった緩やかな制約があって、テクノは基本的に自由で、フロア対応もあればチルアウト(アンビエント)な側面ももつと。でも、アンビエント・ハウスってのもありますね。この辺の曖昧さが混乱のもとなんですが、まあ、あんま難しく考えなくてもいいと思います。適当適当。細かい説明は趣味じゃないので、このへんにしときますが、もっと知りたければググればなんぼでも出てきます。が、文字だけで全部わかったら苦労せんです。まさに「考えるな、感じろ!」です。金、使えです。友達に聞け(生の声を聞け)です。

まず、わしがこの辺の音楽を強烈に意識したのがこの曲。1987年のこと(遠い目・・・)。

M|A|R|R|S - Pump Up The Volume

クラフトワークのアウトバーンが好きで、ディスコ・ミュージックも好きだったわしは、この曲に衝撃を受けた。この二つが合体したとしか思えんかった。うお! なんかしらんが開けた! そんな感じ。これ以前のヒップホップの衝撃もスゴかったが(スタイルというより方法に驚いた)、この曲はもっとなんかこう、身近なところに宇宙人が現れたような、庭にUFOがおっこった感じ? ですから(?)、クラフトワークはわしにとって、金ちゃんラーメンの乾燥エビくらい重要なんです。そういや当時、ダンスミュージックに疎い震度サンでさえ、この曲に驚いてたもんな。今、初めて聴く人にはどう聞こえるんだろうか。ださいっすか? いけてないっすか? あと、4ADから出てたこともビックリしたな。メンバー、A.R.Kaneの人だったし(確か。違ったかな....)。その辺もすんなりそっち方面に行けた要因になったんよな。そういえばサンプリングの手法が、、、 もういいや。MARRSのこと書くの飽きた。じゃ、次はこの曲。

Bomb The Bass - Beat Dis

これもやっぱ1987年。MARRSと恐ろしく似てますね。これは当然。用途が同じですし。この頃から音楽世界は、もうどんどん分裂が加速してってわけわからんようになっていくんですよ。スタジオ・ボイスもその辺で潤ってるわけなんよ(潤ってんの?)。そんでこのあとは、すぐに欧州を中心とした、88's ACID HOUSEムーブメントという恥ずかしい運動が起こり、極東の隅っこの田舎者のわしのアタマと財布も直撃したと。でもうまいよな。TELEXや、Mを焼き直して商売してたんだもん。そりゃ子供はダマされますよ。まあでも、楽しいは楽しかった。あの頃のアホな感じ。セカンド・サマー・オブ・ラブとかバカ過ぎるぜ。そりゃエウレカセブンに赤面するわな。

The Moody Boys - Acid Heaven (Holy Mix)

この曲は、いわゆるアシッド・ハウス。ほんとはもっとブリブリしてるのを選んだほうがわかりやすいけど、今は鬱陶しいから聴きたくない。夏だから。しかし今聴いてもけっこうくるな。わしアホなんかな。しかもこの頃、まじめにTB-303(アホな音楽機材)買おうとしてたもんな。買わなかった時点で何かに勝って何かに負けたな。んでこのあと、The KLFが出てきて、ジェネシス・P・オリッジがお姉さんになって、わしもどんどんアホになっていったと。うーんやっぱな。この辺書き始めると、絶対枝分かれがはじまって分裂していくんだ。ただでさえ分裂文章気味のゼンマイ通信がホントに分裂していく。それはそれでいいような気もするが、ちょっと今暑いからな。あ。関東、梅雨明けしましたね。しかし、この辺うかつに書くもんじゃないな。というわけで、【ようこそ。CLUBゼンマイアタマへ】パート3はまたの機会に。ゆらゆら帝国リミックス盤のことを書く時にでも、開店いたしましょう。それまで休業。

まあ、この辺のクラブ・ミュージックに興味がわいたら、とにかく聴きまくってクラブにいくことをお薦めします。すごく楽しいか、わしみたいに徒労に終わるかのどちらかですが、人間の探究心は止めようもないですからね。そこに山があれば登るのが人間ですから。基本は「考えるな、感じろ!」です。あ。もし不動産のじいちゃんが今の若者だったら、やっぱクラブ通いして、エロ道 “ばく進” してるんかな。「クラブ違いじゃねえか。クソばばあ!」とか言いながら。

おまけ(続きを読む)
posted by 薇頭 at 11:04| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

冷蔵庫ディスコ

昨日、高円寺で悪魔の集会があった。大悪魔祭。本物の悪魔のゼンマイアタマとしては、このクソ暑い中、当然赴く。開場時間午後5:30。開演時間は6:6, 6。
午後6時に行った。あれ? リハーサル中の貼紙。スタートの6時6分6秒を過ぎてもまだリハーサル中。客、外で待ちぼうけ。ようするにウソもの悪魔集会のようですね。ということで帰宅。

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で、でかい。まいった。こんなでかいと思わんかった。ただでさえ狭い家に、こんなでかい冷蔵庫がやってくるとは。

冷蔵庫が壊れた。二十年使ったので、さすがに修理は考えず新品を買うことにした。あ。そうだ。そういえば前回の補足があったんだ。
[一万円で買ったCDラジカセが壊れ、修理に出したら一万五千円の見積もりがきた]って話し。実はこのCDラジカセ、通常価格は二万円だけど、近所のホームセンターの新春特売半額セールで買ったもの。だからまあ、修理金額一万五千円って見積りもわからんでもない。いーやわからん。やっぱおかしい。今頃になってまた値段設定のからくりに興味がわいてきた。月曜朝イチにでもメーカーサポートに電話してみよう(あの、声の小さな男性を指名して)。
さて。冷蔵庫が壊れた翌日のこと。新聞広告の中に、吉祥寺の電器屋が冷蔵庫の日替わり限定品を出すというチラシを見つけた。定格内容積175リットル。19,800円で限定15台(生産終了品)。はたしてこれがお徳品なのかどうかイマイチわからんので、ネットで調べたら通常五万円クラスのものだとわかる。すげえ。バカ安。販売当日、開店時間一時間前から並んで現物見ずに即購入。
15台、あっという間に売切れ(このへん貧乏人多いから)。古い冷蔵庫の廃棄手数料+配送料の4,935円含む、合計金額24,735円也。わし大満足。
数日後、新しい冷蔵庫がやってきた。まずは配送のお兄さん二人が、古い冷蔵庫を運び出す(今までお疲れ様)。そのあと、玄関と台所の入口をメジャーではかる。「はいるかな」「ギリギリっすね」。何? この、ちょっとやばいんじゃない的ムード。

結局台所の一隅になんとか収まった。しかしでかい(掃除機置く場所なくなった)。うーん。想像を超えたでかさのモノが家に来ると、人間は心細くなるんだな。これがこの夏最初に学んだこと。

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さてここからは先月3日の、ゆらゆら帝国 LIQUIDROOM 2DAYS のことを。いやー あいかわらず遅い報告ですまぬ。既にロフトのライブも終わってるし、来週野音だし。いいかげん記憶が曖昧になってきてるな。こりゃいかん。というわけで、さっそく進めてまいりましょう。そういえば一昨日は『空洞です』12inchの発売日ですね。リミックス盤もまだ買ってないし。はよ、チョ山さんトコに取りに行かなきゃ。あ。国分寺行ったら、ついでにあそこのケーキも買わねば。

2008年6月3日(火)ゆらゆら帝国 LIQUIDROOM 2DAYS(初日)@ 恵比寿リキッドルーム

まー なんだ。よーするに もー スゴ過ぎた。うん。なんかすべてどーでもよくなった。以上。いやそれじゃいかん。遊びでもなんでも真剣にやらねばいかんのだ。

初日のこの日はレア曲が多かったですね。傷だらけのギター、時間、侵入。久し振りに、つぎの夜へも聴けたし。つぎの夜へ、ものスゴ聴きたかったからクラクラしたんだ(だんだん思い出してきたぞ)。そういえば開始五十分くらいノンストップで演奏したのには驚いた。確かほとんどずーっとつながってた。こりゃひょっとして最後までノンストップか? と思った。結局、タコ物語の前で一回とめてチューニングしてたけど。しかし、結構ドキドキしたな。これって、めずらしいんじゃなかろうか。まあでもノンストップで一回やっちゃうと後に戻れなくなるから。地獄始まっちゃうから(それ考えたらガーゼって根性すわってるな。いやこれは根性とは関係ないな)。というか、マラカス使い始めた時点で地獄の門は開かれた気がするけど、けっこう前から開かれてるような気もするのは夏のせいだと思う。いや、でかい冷蔵庫のせいかもしれん。たぶんそう。ま。なんだかんだでこれから一番地獄みるのは、わしら客じゃなく、ゆらゆら帝国が作り続ける音楽を論評しなきゃならん音楽評論家だと思います。うひひひ。
あと、この日のサプライズは坂本氏の横分けヘアーです。なんでサプライズなのかというと、この横分けが原因で、はじめて女性バンドに見えてしまったからなんですね。ふはっ

ところで今回の文章、なんかスーサイドのファーストみたいにヒンヤリしてるのに気付きました? いや、実は、2DAYSなのに初日のチケットしか取れなかったんですよ。ライブ観ながら寂しい気持ちになってたんですね。こともあろうにスーサイドしたくなったんですよ。次の日観れないわけですから。その気持ちを思い出したので、文章がアラン・ヴェガなんです。早い話、冷蔵庫がでかいんです。しかしよく思うんですがブログって、深夜ラジオの女子大生DJになった気がしてくるんですが、他のブロガーもみんな同じ気持ちなんですか? 話を戻すと、ゆらゆら帝国の超絶演奏が続けば続くほど、寂しくなるやら腹がたつやら。う〜ん 明日観れねえー

ゆらゆら帝国見始めてチケットが手に入らなかったのって、今回で二回目。一回目は確か五年くらい前のこと。これに懲りて先行予約が出来るホットスタッフの会員になった。ところが今年から、その会員先行予約制度がなくなった。
関東以外に住んでるゆらゆら帝国ファンのみなさま。というわけで、今、関東はゆらゆら帝国のチケットが大変入手しづらい状態なんです。ネット・オークション? もちろんみました。あるわあるわ。こいつら転売目的でチケット出しとるんか? え? おい。
というわけでゼンマイアタマは、[エコエコアザラク・悪魔くん・魔太郎がくる!!]で勉強した魔術を使用して(召喚術併用)、転売目的でチケットを出品した人間に、呪いをかけておきました。あ。大丈夫。即決設定にしてた、転売目的じゃない出品者には、呪いがかからないようにしましたから。安心してね。

次の日のゼンマイアタマは、結局、チケット入手出来ず仕事をしました。オークションなんかハナからやる気なし。転売目的.... エコエコ.... エロイムエッサイム.... こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・・・

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先々週。本屋でEYESCREAM(アイスクリーム)という、名前からしてイラっとするアーバンな雑誌を立ち読みする。特集「大人のリスニング・ガイド(アーティストが選ぶ “大人の音楽” ガイド)」。なんでわざわざ立ち読みしたのかというと、選者の中にゆらゆら帝国の坂本氏がいたから(またゆらゆら帝国? 当たり前です。どーでもいい人のお薦めなんてどーでもいいですから)。パラパラめくると.... へー ふーん みんな面白い。というわけで、結局購入。

へえー 藤原浩って、DJ引退宣言してたんだ。宣言ですか。なるほど。宣言したい年頃なのね。しかし当然というか、通過してきたものが結構かぶってますね。うーん。懐かしくも恥ずかしい。正直この人アホだと思うけど、メロー方面の選曲は素晴らしいんですよ。センスいいよなー と、なんとなくフォロー。小西康陽は、敢えてハズすってやつなんですかね。いや本気だな。ピチカートのこともいつか書こう。The Baker Brothers って気が合うなあ。あとでひさびさ聴こう。
で、坂本氏。うははー いいなあ。ダンス・ミュージックのオン・パレード。確かに大人のリスニング・ガイド。この時代に70年代のディスコトラック挙げる、ロックミュージシャンがいるなんて.... まったく.... どうかしてるぜー! 素晴らし〜! ゆらゆら帝国、これは次回作も相当期待できますね。空洞化は確実に進行(侵攻?)してると思われます。音じゃなくアタマの中が。
さて選曲ですが。あ。Tamiko Jones。これいいっしょー。マジで最高ですよ。そして、TELEXに、Soft Cell。TELEX大好きっすよ。Soft Cellは、Memorabilia挙げた時点で、88's アシッドハウスにもいける気がします(ますます地獄だ)。で、個人的に一番ツボだったのが ADONIS。うおー! シカゴ・トラックス! ハ・ハ・ハ・ハーウス!

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【ようこそ。CLUBゼンマイアタマへ】パート2

Aquarian Dream - You're A Star:一曲目からキラーチューン! 当店大推薦! 踊り死ね!
Touch - Me And You:このベースラインにストリングス! うへ〜 これぞ70'sディスコ!
GQ - Disco Nights:GQGQ。こちらGQ。地球は宇宙で唯一踊る星。
Stephanie Mills - What Cha Gonna Do with My Lovin':こちら宇宙船、愛のディスコ地球号。
Instant Funk - I Got My Mind Made Up:いわずと知れたデラ元ネタ。ローラースケーティン!
John Valenti - Anything You Want:ブルーアイド! これって結構好きな表現です。
Seals & Crofts - You're The Love:Summer Breezeが有名な彼らも時代の流れに負けた!
Donald Byrd - Lansana's Priestess:スマン。やっぱドナルドがいなきゃ始まらない。
Bobbi Humphrey - Fajehzo:スマン。やっぱボビー姉さんのフルートがなきゃ始まらない。
Astrdu Gilberto - The Girl from Ipanema:真打ち登場! 何でもディスコ! いい時代だなー
Ramsey Lewis - Sun Goddess:ここで一息。ラブ&ピースでお願いいたします。
Aquarian Dream - Look Ahead:再度登場。やっぱいいです。マスト!
大野雄二 - Love in Sao Paulo:小学生の時、このレコードで友達を踊らせたことがあります。あの時はすまん。ちなみに、これを最後に持ってくるのは卑怯な人間のやることだと思います。

というわけで、いかがでしたでしょうか。久しぶりのCLUBゼンマイアタマ(パート1はこちら。さっき久し振りに読んだら、狂った人が書いた文章にみえた)。今回は夏を意識して、ちょいブラジル風味にしました。気付きました? みんな踊った? わしは踊らんかったけどな。というわけで、次回はハウス&テクノ方面でノリノリになっていただく予定となっております。なんてったって次も、ゆらゆら帝国のことですからね。いやー デカイ冷蔵庫もやってきたし、わしのアタマの中、ディスコブームだし、震度サンはダムドブームだし。地球の終わりもどうやら近いですね。

ファッキン ホーーッツ!(14日、午前三時追記)
posted by 薇頭 at 16:55| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

いるみの夏 U.F.O.の夜 こゆい週末

ここだけの話、山本精一氏(羅針盤)の音楽聴き始めてやたらとモノが壊れるようになった(やっぱり)。ひと月前のパソコンにはじまり、最近は、ドライヤー、MDプレーヤー、冷蔵庫(この時期に冷蔵庫壊れるのってビビるよ)。まあ、冷蔵庫は20年くらい使ってるからしょうがないんだけど。ここ数年はかなり暴走してたな。冷蔵庫内が冷凍庫状態になって氷がはったり、今度はまったく効かなくなって氷が溶けて床が水浸しになったり。
にしても最近のモノって壊れるの早くない? 昔に買ったモノより、ここ五年内に買ったモノのほうがあきらかに壊れやすい(このIT文明め!)。捨てるのはもったいないから修理に出す。そしたら大抵「修理するより、買い換えのほうが安いかもしれません」みたいなことを修理受付の人に言われ、それでも一応修理に出したら本当に購入時値段に近い見積もりがきたりする。修理キャンセル。しょうがないから新しいモノを買う。
五年くらい前にはこんなことがあった。一万円で買ったCDラジカセが使用一年ちょいで壊れ(補償期間、すこし前に終了)、修理に出したら一万五千円の見積もりがきて腰を抜かした。あきれたを通り越して笑った。そして値段設定のからくりに俄然興味がわき、メーカーサポートに電話した。電話に出たのは小さな声の男性で初めから腰が低い。こちらは “からくり” を聞いてるのに、あちらは “からんで” きてると思ったらしく「申し訳ありません」を繰り返すばかり。話が全然噛み合わん。だんだん当初の目的はどうでもよくなり、「この人はひょっとしてわしにイジメられたいのだろうか?」みたいな気持ちになった。人間の気持ちっておもしろいな。
それにしても山本氏の破壊力はスゴい。モノならまだいいが、アタマの中にまで効力が及んできたらどうすればいいのだろう。 ん? そういえば、わしより遥か前から山本精一の音楽を聴いている友人はなんともないのだろうか。モノは壊れないのだろうか。それよりアタマは大丈夫なのだろうか。

【羅針盤 - いるみ】('04)
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タイトル曲のいるみ、Seedsなどもいいけど、やはり、星のね。魔法のよう。全曲最高です。

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話しかわって5月25日(日)、東高円寺U.F.O.CLUBであった『U.F.O.Club Tokyo Japan Vol.4 & Vol.5 レコード発売記念Live』のことを。いや随分前の話だな。パソコン壊れたんで、だいぶ間があいてしまいました。記憶もあやしいものがあります。というわけで駆け足でゴー

2008年5月25日(日)U.F.O.Club Tokyo Japan Vol.4 & Vol.5 レコード発売記念Live
            @ 東高円寺U.F.O.CLUB
           出演:朝生愛、燻裕理(ひろしNa)、ザ・ドクロズ、突然段ボール

【朝生愛】http://www1.odn.ne.jp/pedalrecords/
朝生さんはここ数回、ソロでの演奏が続いてたけど、この日はバンド形式。ひさびさバンドで聴きたかったんでラッキー。寺西千秋氏がキーボード、中村宗一郎氏がドラムという鉄壁な布陣です(うへへ)。ティテテにはじまり、大好きなライフなどを約三十分。ボリスの、君は傘をさしていたの朝生さんバージョンもよかったな。
わしなんかが言うのもなんですが、やっぱ、朝生さんって貴重だと思います。なんかカラっとしてるんよね。湿度ももちろん感じるけど、バランスがいい。女性ソロによくある、エコ(オーガニック?)入ってないのもいい。そんで一番気に入ってるとこは、明るいところです。ユーモアといってもいい(えらそうにすみません)。また、ワンマンやってほしいなあ。それか栗原さんのソロライブ(若しくはスターズ!)とジョイントで。ってか、はよ帰国してや、栗ちゃん。

【燻裕理(ひろしNa)】http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Bass/2717/
前半はソロ。後半はカツ氏(ex.リザード)とのデュオ形式。ヨレヨレ。素晴らしい。何もいうことなし。途中ギターが壊れたのは(ナットがとれた・笑)、サイケデリックの神が降臨したとしか思えん。「ギター壊れてもうたー どうしよこれー 直す金あらへんー」。ギター漫談か。その姿は、まるで水木しげるキャラが実体化したとしか思えませんでした。ザ・ドクロズの方のギターを借りて、無事ライブは続行。おもろいなー

【ザ・ドクロズ】http://dokuros.hippy.jp/
観たかったんよ。バンド名からして、ガレージ寄りの変ないい加減な音と思ってた(失礼)。いや、ちゃんとしてて良かった。全曲、自転車乗りながらの鼻唄にいい。墓場鬼太郎の主題歌はこういう人たちにまかせるべきだと思った(ひろしNaもいいな)。全曲良かったけど、とくに最後の曲は素晴らしかった。♪水平線のむこーから〜 やがてやって〜くーるだろ〜♪
あと、ボーカルの人が中学の保健の先生ぽくって恐かったのが良かった。

【突然段ボール】http://www.interq.or.jp/sun/totsu/
最後は、突然段ボール。初めて観ました。とっつきにくい実験ユニットものを想像してたけど、ストレートなロックだったので驚いた。オッサンによる焦燥ロック。これが、ある意味すごかった。こういう音楽って若者がやるより、オッサンがやるほうが断然いいということにはじめて気がついた。切実感っていうか、ひっ迫感っていうか、日本社会の歪みというか(何それ)。あと、全員で七人(おにんこ!の三人によるダンシングコーラス含む)いたのにも驚いた。踊り、ビミョーにカワイかったな。

この日は全出演者楽しめた。これって案外珍しい。U.F.O.CLUBって、ハズレる時はとことんハズレるからなあ。まあ、それがいいんだけど。これって、アンダーグラウンドフリークアウトの宿命なんだな。

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いやしかし、この週末はすっばらし〜ライブの目白押しですよ。金曜のアレに始まり、きのうのアレ。そして今日はアレが! ふふふ。忙しすぎるし.... 暑すぎるし.... 警官多すぎるわー!
というわけで、ゼンマイ通信に費やす時間は削られる一方。税金は湯水の如く目に見えぬ敵に費やされる一方。しかし昨日の最初のバンドのテーマ曲が流れた時は、真剣に鳥肌がたった。真剣に鳥肌の意味がわからんのが自分でももどかしいが、ほんとにそんな感じ。そんで、Disobeyのフレーズが鳴った瞬間! ま、このことはいずれ書きます(だいぶ後になるかもしれんが)。
そんで昨晩、興奮冷めやらぬまま、ネットでライブ情報みててさらに興奮。なんとFAUST来日!

【キャプテン・トリップ・レコーズ】http://www.captaintrip.co.jp/
(Special Contentsのところに詳細があります)

そしてさらに別のビックリ情報が! このバンド名みた瞬間、椅子から転げ落ちました。驚いたー
しかし、この情報は今ここに書くとヤバい。前売り買えなくなる可能性があるからね。うひひ。いやでもこれでは性格悪すぎるのでヒントをひとつだけ。

 ♪ちいさいころから い〜つ〜も〜♪

好きな人にはこのヒントだけで十分! うはは。ぜったい行く! そしてこれから新宿に行く!
しかし、東京の警官の多さはホントにすごいですね(他の都市もすごいの?)。異常です。そういえば一昨日のライブでの、阿呆オークションで刀をおとされた方は、あの後、新宿歩けたんでしょうか。しかし火事は恐いですよね。
posted by 薇頭 at 13:28| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月22日

See You Next Year

若干使い勝手が違いますね。修理から戻ってきたMac。スピードも少しあがったような。へえー 最新の映画予告なんて見れるようになってますよ。ナイト・シャマランの新作面白そう。やっぱ、藤子・F っぽいんかな(「流血鬼」とか「みどりの守り神」とか)。あと、iTunes Store の最新ヒット曲が聴けて最新ビデオも見れるようになってた。うれしー くない別に。最新アニマル絶滅情報、配信してくれたほうがいい。あと、世界の最新戦車情報とかカープ情報とか。そういえば、もう随分広島帰ってない。前回帰ったのは2005年6月25日。忘れっぽいわしが、なんでこんなにはっきり覚えてるのか。それはこの日、深夜バスで広島帰って(21:00東京発〜7:30広島着)、ゆらゆら帝国のライブ観たから(この話、前もしたっけ?)。「男は不安定〈坂本右手伸ばし後ろひっくり返りバージョン〉」は、この時はじめて見たんだ。ライブ終わったあとはすぐ実家帰って寝て起きて父の車借りて10時半に広島出発して高速のってゆらゆら帝国観るため福岡に向かった。震度サンは車の免許持ってないので、わしがずーっと運転するわけだけど震度サンはとにかく寝続けるので相当腹が立つ。福岡と広島は割と近いので14時前には到着。震度サンもようやく起床。会場のロゴス近くのビジネスホテルに荷物預けて天神で遊んで夜はライブ。途中で坂本氏のストラップが外れて、モニターに足をかけて演奏した(レア)。面白かったな。やっぱ地方公演はおもしろい。ライブ終わった後は、中洲の屋台でおでんとラーメン食って酒飲んで、ビブレの裏のスタバでカフェラテ(生クリームトッピング)。翌日は柳橋連合市場の柳橋食堂でフグの唐揚げ食った。激ウマで妙にテンションあがって、その場でケータイからゆらゆら帝国仙台ライブのチケットとって東京帰って一週間後仙台行って松島見物して次の日ライブ観て、その何週間後は大阪にゆらゆら観に行ってお好み食って腹こわして一晩中トイレと語り明かした。あ〜 旅行行きて〜 というか、関東以外でまたゆらゆら観て〜 その前に今年でなくなる広島市民球場に行きたい。ところで交流戦ってほんとつまらん。なんで、ずーっと交流してるの?

さて。ノリノリの導入部はこの辺で終了。キーボード打つ手も滑らか。エンジンかかったーー! それでは、そろそろオンリー・ワンズのことを思い出しながら書きましょう。消えてしまった文章のことはなるべく考えず。え〜っと〜 初日のことはもう書いたから〜 あとは二日目と追加公演だ。全部似たような演奏だったら、いっそのことあとはもうボツ。けど、三日とも内容(印象)、違ったからね。やっぱ書かざるをえん。すでに義務。金と時間の都合がつかず涙をのんだ、日本各地にひっそりと棲息するオンリー・ワンズファンのためにも、ゼンマイアタマはあの日の出来事を伝える。少数派による少数派のための情報発信。これこそポンコツブロガーの役割と使命。あ。別に少数派がいいってわけじゃないです。どー転んでも、多数派に馴染めないこの貧乏くさい因果な性分。生まれつきなのでしょうがない。何が言いたいのか自分でもわからないまま、ほかの女の子とほかの惑星へ突入。

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5月11日(日)。ライブ二日目(すごく昔に感じる)。昼は、初日にはぐれた友人とお茶しながらライブの感想を言いあった。「良かった」。これが皆の感想。えらく簡単な感想だが、ほんとに良かったんだからしょうがない。そしてマイク・ケリーのドラムが素晴らしかった。これも皆の感想。あと、他にどんな曲をやってほしいかって話もした。友人は、Prisoners 。わしは、You've Got To Pay。震度サンは? えっ? I Feel Alright (1970)? それはストゥージズでしょ。えっ? ダムドのほう? へへー おみそれいたしました。ってか今、ダムド関係ないよ。
さて。ここでいきなり総論。全三公演中、二日目のライブが一番良かったんじゃなかろうか。と、個人的に思います。選曲、演奏、会場の雰囲気。すべて良かった。なんかしらんが燃えたなー。そういえばこの日驚いたのが、初日に較べて演奏がうまくなってたこと。何それ。いやホント。前日オフに練習したのか、はたまた勘が戻ってハッスルしたのか楽屋で変なクスリやったのか。そんな悪質なジョークが飛び出すほど、素晴らしい演奏(パフォーマンス?)だった。とはいえ初日が悪かったわけじゃなく、むしろその反対。演奏は正直なところヨレヨレグタグタ。それが思いのほか良くってね。アシッド臭プンプンだったよ。っていうとなんか誤解されそうだな。ようするにラフでカッコよかったと。好みでいえば初日。完成度でいえば二日目。そんな感じ。とか言いながら一番興奮したのは、実は最終日だったりするんだけど。これについてはまたあとで。ふふ。

(話を二日目に戻す)
この日何が良かったって、なんたって演奏曲が多かったってことですよ。なーんと、初日より四曲も。しかもレアなやつ(オンリー・ワンズなら何でもレアな気がするけど)。このことを今知った二日目さぼった人&早く帰った人〜 これはショックでしょう。基本セットは初日とほぼ同じ(ついでに言うと、最終日もほぼ同じ)。アンコールの時に、リクエスト大会になったんです。ピーターが「Any Request ?」って言ったもんだから、さあ大変。会場大興奮。

“The Whole Of The Law !!” “Prisoners !!” “Why Don't You Kill Yourself !!”

お客さん達、方々で自分の聴きたい曲や思い入れのある曲を叫んでた。その姿はまるで獣のようだった。おもしろこわかった。もちろんわしは “You've Got To Pay !!” って叫んだ。心の中で。念を送信した。ステージに向かって。でもだめですね。オッサン達の叫び声にはかないません。で、選ばれたのが、まずは The Whole Of The Law。ファーストアルバムの1曲目です。はあ〜
あのゆっるいイントロが流れた瞬間、あまりの嬉しさに体が浮いた。超感動。この曲ギブしたオッサン。あんたは〜 偉い! そして次は Why Don't You Kill Yourself。これまた超感動(ようするになんでも感動するんです)。
そんでリクエスト大会が終わった後の、二回目のアンコールの時には Flowers Die までやってくれました。うう....やることなすこと....イチイチ琴線に触れやがる....ちくしょー!! どうせなら全曲やってくれー!! そんでそのあとやった曲が、なんと Transfixed。オンリー・ワンズの曲じゃなく、ピーターが90年代にやってた The One の曲です。いや、実はライブで聴いてる時は新曲かと思った。この日家に帰って The One 聴いててはじめて気が付いた。The One の Transfixed って、ちょっと前の古い曲って感じがする。録音のせいか若手による演奏故かニュー・ウェイヴ入ったネオサイケって感じ(80年代風に言えばね)。でもオンリー・ワンズによる Transfixed は、それとは違うものだった。広がりっていうか奥行きっていうか。ブワーって感じ。深いっていうか飛翔感っていうかー。ね。すごいでしょ。二日目パスした人(&早く帰った人)。これ読んだ今、ギリギリジリジリしてるでしょ。

Peter Perrett In The One - Woke Up Sticky(YouTubeより)この後、再度ラリパッパ。

【Peter Perrett In The One - Woke Up Sticky...Plus】('96)やっぱ、曲がいいです。
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ライブ終了後は皆と合流。再度お茶しながら皆で感想などをくっちゃべる。やっぱ、みんな二日目の演奏のほうがうまかったって思ったみたい。そういやわし、前回以上にステージみえんかった。くそ。この借りは最終日で返す。それにくらべ震度サンは、最初から最後まで超スペシャルな位置をキープしてたらしい。くやしいなあ。んじゃ、わしがレポ書くより震度サンが書いたほうがいいじゃん。考えたらわしのパソコン壊れてる間は、震度サンに書いてもらえばよかった。頼んでも絶対書いてくれないだろうけど。書かんでいいから、なんかネタちょうだいよ。
「ピーター、リクエスト大会の時に手を耳にあててお客さんの声に耳傾けてた」(震度・談)
お。ナイス情報サンクス。その状況、絵で描いてよ。はい、だめですか。

そういや、初日・二日目とライブ観ながら思ったことがある。というか、色んな音源聴いてても感じることだけど、ライブ観たことによってさらに強まったというか。オンリー・ワンズは「終わりの音楽」.... と、個人的に思う。なんつうか、すべてが終わる時に流れてくるのがふさわしい。具体的にいうと、人類が死滅した後の地球が太陽に飲み込まれる時にオンリー・ワンズが流れたら最高。もううっとり。あと地球壊滅音楽だと、バカラックなんかもいいかもしれん。日本だと浜口庫之助とか。大抵のブラジル音楽もあうな。あれ。ちょっと主旨がズレてきたな。ということは、やっぱオンリー・ワンズだな。ところで、この日もサインもらえんかった。残念。こちらも最終日にかけるとしましょう。

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5月13日(火)。最終公演の日。会場は新宿アンチノックを離れて、高田馬場AREA。この場所、懐かしい。何年か前まで(※)、高田馬場パール座っていう名画座だった所ですよ。よく来たな。郷ひろみ主演の「さらば夏の光よ」(監督:山根成之・'76)は、ここで観た。これ、いい映画なんよ。秋吉久美子が出てる70年代青春映画ってどれもいい。そういえば今って、なんでアイドル青春映画ってないんだろ(あったっけ?)。今ならパフューム主演のSF青春ミュージカル映画っていいと思うけど。もちろんCGなしで。ちょっとお色気入れてさ。敵の首領が灰野氏でさ。
(※:今調べたら平成元年閉館とあった。十年くらい前と思ってた.... ガーン 時間感覚が〜)

さてライブですが、アンチノックの時と違ってお客さん少なかった。バラけてたからいいけど、全員が前に詰めたら、会場内の半分くらいしか埋まらんかったかもしれん。ライブ自体も、寂しい感じがした。ところが。その寂しい感じが良かった。さっき言った「終わりの音楽」って感じで。
演奏は勿論最高。ステージもよく見えた。ジョン・ぺリーって、あんなに激しく動いてたのか。汗だくでギターをマイクスタンドにこすり付けてたぞ。アラン・メイアーって、ノッてくると体を斜めにしてベースを上に持ってくるんですね。そういう癖が見れたのは収穫だったな。あとやっぱ、マイク・ケリーのドラムが素晴らしかった。演奏もいいんだけど、佇まいや仕草がなんか芸人ぽかった(えっ?)。結構掛け声出してんのね。現場を仕切る親方みたいでした。そしてピーター・ペレット。歌ってる時の彼は、思いのほか元気そうだった。でも曲が終ったあとはちょっと疲れもみえた気がする。そのへんも寂しく感じた原因のひとつかな。実際、もうこれで観れんかもしれんし.... そう思ってたらアンコールの時、メンバーそれぞれが嬉しいことを言ってくれた。

“See You Next Year”

えっ!? ほんと!? 新曲けっこうあるし.... これはもしかして....

そして最後に演奏したのは、The Only Ones の曲じゃなくて、The One の Transfixed。この曲を紹介する時、彼らはオンリー・ワンズの新曲と言った。これが嬉しかった。続きを感じたというか。このなんともいえない感じはちょっと忘れられん。例えるなら.... やっぱイデオン発動篇?

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さて物販へ。いっぱい買うぜ〜! と、意気込んだはいいが色々あって結構悩んで何買っていいかわかんない。震度サンはハマっ子らしく、スパッとTシャツ&鏡を購入。さすが。

【Tシャツと鏡】右下のバッジっぽく見えるのが鏡(裏が鏡)。いったい何を映すのですか?
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速攻買い物すませた震度サン。それにくらべわしは、何買っていいのかわかんなくなって、プチ・パニック。ポスター、レコード、何にしようか。オロオロ.... はっ! 震度サンが睨んでる。ど、どうしよ.... すると主催のVINYL の人が何やら、叫んでます。ん? !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおーーーーっ! なんと、今からサイン会をはじめると言って、いや、仰ってる! ただーし! 物販で買ったモノのみ。ひいっ! 急いでサイン用のレコード購入。震度サンもあわててレコード購入。焦って列に並ぶ。それよりどうよ? 震度サン。たまにゃ優柔不断もいいことあるでしょ。既に三分の二以上のお客さんは帰ったあとですよ。ふふ。これはショックじゃないでしょうか。この事実を今知った、あの時さっさと帰った皆さんは。
五分後。わしらの目の前に、マイク、ジョン、アランがあらわれました。あまりの嬉しさにアタマがんがん。あれ? ピーターは? 数分遅れでサングラスをかけたピーターが、口元に笑みをたたえてこちらにやってきました。全員が目の前に集合。はあー これはひょっとして、とんでもないことなのではあるまいか?
サイン会開始。みんな嬉しそうにサインもらってますね。いいなあ。あ。わしらも貰えるんだ。そしてわしらの番。ちなみにこのサイン会は、転売防止のため各自自分の名前をいれてもらうことが条件となっている。事前にペンで自分の名前を手に書いて、それをメンバーにみせて書いてもらうという方法。めんどくせー。転売なんか絶対しないけどね。宝物にするに決まってんじゃん(少なくともわしらは)。ところでわしら、その場で急遽ゼンマイ会議開く。

[サインしてもらったレコードは、誰のもの?]

会議終了。結果、個人の所有物にするのではなく、ゼンマイアタマの所有物にしようということになった。というわけで、二枚ともお互いの名前をサインしてもらうことに。仲がいい? とんでもない。ようするに、いつかは二枚とも自分のモノにしたいという、両者のエゴが剥き出しになった結果なのです。わかる? この複雑且つ単純な心理。
さて、わしらの番がやってきました。あがるー 興奮するー まずはマイクと挨拶。そして手に書いた字を見せる。ん? マイクが目を細めてる。あっちゃー。字が小さすぎたんだ。そりゃそうだ。もう六十過ぎだもんな。声に出してなんとかスペルを伝える。
 わし「T・O・M・O、TOMO。A・K・I、AKI」 マイク「ハーイ ! トモ ハーイ ! エーキー」
その横では、わしらとマイクのやり取りをピーターがニコニコ見てる。うわ〜 なんかすごい状況だぞ。マイクと握手したあとはピーターと挨拶。ハ、ハロー。ピーター「ハーイ」。ナマ声が、じかに耳に到達。くら〜 そしてサインしてもらう。はあ.... 目の前で、ピーターが自分の名前を書いてくれてる。感無量。そして握手。ジーン.... となりのジョンと挨拶。ジョンって、実はこの中で一番カッコつけしいですよね。サインしてる時もシブかったなあ。そしてガッチリ握手。うお! 手がでかい! 最後はアラン。挨拶したあとサインもらう。そして握手。その時アランが、笑顔で一言。「See You」。その言葉に、わし、とっさに言ってしまった。「Next Year」。

 アラン「オーケー!」(以下、適当に和訳)
  わし「来年は是非、“You've Got To Pay” やってください」
 アラン「必ずやるよ。ただしきみがギャランティーを “PAY” してくれたらね」

アラン&ゼンマイアタマ、ドッカーン大笑い。その横ではジョンがクールにこちらを見てました。てへっ。そして会場後にする。うわっ。念願かなっちゃった。すげえー。VINYL JAPANに感謝。うーん。なんか、ほんとに来年もくる気がしてきた。これは期待しちゃうな。それにしても、ピーターの手は温かかった。いや、あついくらいだった。
そしてアホなゼンマイアタマは、この日仕事で来れなかった友人のところへ、わざわざサインを自慢しに行った。自慢したあとはすぐに帰った。友人はわしらのことをどう思っただろう。

The Only Ones - You've Got To Pay (YouTubeより)2ndアルバムから。
楽しくなる曲でしょ。でも歌詞は二者択一が主題の、割とシリアスなものです。

 どっちか1つを捨てなきゃならない
 でも それぞれに使い道はあったから
 俺は選ぶことができなかった
 (「You've Got To Pay」訳者不明)

【オンリー・ワンズのサイン!】
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左:Even Serpents Shine ('79・2nd) の初回盤。わしのモノ。うひひー
右:Remains ('84) の初回盤。内容は未発表曲集。震度サン所有。いつかわしのモノ。うひひー

それにしても、オンリー・ワンズは素晴らしかった。ふと気になったんだけど、昔からのファンで今回観に行った人は、どう思ったんだろう。わしとしては、今までのオンリー・ワンズと(無理矢理)比べても、今のオンリー・ワンズは良かった。バカラックの来日公演の時も思ったけど、年をとってさらに良くなるものもあるし。ピーターのボーカルも、若い時以上に「終わり」を感じさせてくれたし。例えるなら.... 儚さから無情。って感じ。わかんないけど。

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はあ。終了。なんとか書けた気がする。疲れた。今までで一番大変だった。一回書いたものを、もう一回書くのって倍以上の体力を使う。もうこんなの嫌。今度から逐一バックアップとるようにしよう(たぶんとらない)。しかしエヴァンゲリオンなんて、よくもう一回作る気になったよな。さーて、次回も当然オンリー・ワンズ特集! というのは自分を苦しめる笑えない冗談で、勿論違うことを。そういえば前回、プチ・ネット論(?)みたいなこと書いたけど、それについて補足。と思ったけど、人に向けて書くのはメンドいので地球外生命に向けて発信してみる。

[宇宙のどこかに地球外生命が存在する(した)のは確実だが、人類が接触する可能性は無い。本能的に他者とつながろうとする人類は、外(内)にむかってロケットを飛ばし人類以外の生命体を確認しよう試みる(もしくは存在を伝えようとする)。時間・空間が等質でないこの宇宙では、仮にどこかで地球外生命と接触しても認識しない可能性のほうが高い。時間・空間が等質でない宇宙では、逆も意味する。それはそうと、今日もご飯をおいしくいただける地球(日本)での生活は宇宙全体の中では確率的にゼロの存在。つまり「無い!!」]

この文字データは果たして、地球外生命に届くのだろうか。それにしても、藤子不二雄(A&F)の短編集はおもしろいなあ。
posted by 薇頭 at 01:18| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

ほかの女の子 ほかの惑星

はあー やっと歯医者通いが終った。けっこう時間かかった。なんだかんだで10回も通ったよ。そういえば歯医者最後の日に受付でちょっと面白いことが.... えっ? はよ、オンリー・ワンズのライブレポ始めろ? ん〜 歯医者でのこと話したいんだけどー。しょうがないなあ。そんなに言うんなら始めましょ(独り芝居? しかも、ここにオンリー・ワンズのファンなんているの?)。んじゃさっそく、ほかの女の子と(Another Girl)、ほかの惑星(Another Planet)へっと。

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5月9日(金)。オンリー・ワンズ、日本で初めてのライブの日。場所は新宿ANTI-KNOCK。この日ゼンマイアタマはふたりとも仕事。タワレコ新宿店で待ち合わせて....うおっ! 時間がないっ!慌てながらアンチノックへ移動。開演時間ギリギリに到着(開場18時・開演19時)。ふうーあぶねー。19時近かったけど、外はけっこうな行列でしたね。入場する時もかなりの賑わいでした。
通路奥に物販発見。チラッと覗くと、オンリー・ワンズのカッコいいポスターが売ってる(たぶん70年代の)。欲しいなあ。六千円かあ。他にはTシャツや(公式ホームページに掲載されてるやつ)、DVDなんかも売ってます。やっぱ一番ほしいのは追加公演のチケットなんだけどさ。でも三公演全部観に行ったら、ひとり二万円超えですよ(ドリンク込)。まあでも、ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターに比べリゃ遥かに安いけどさ(前売自由席15,000円。立見9,000円也。行けません)。とはいえ、やっぱ悩むなあ。ライブみてから考えよーっと。
会場内に入ると、こりゃまたなかなかの混雑(消毒GIGほどじゃないよ)。年齢層も当然高め。そうなんよな。ストーンズ、ポリス、ピストルズとかの大御所って、ある程度新規開拓されてるじゃない? ほっといても、若いお客さんどんどんついてくるみたいな。ライブ会場、親子率高しみたいな。ビートルズもそうですよね。文部科学省公認だし。オンリー・ワンズの場合、それがないからファンの年齢層は高くなるいっぽう。さてどうする?
ゼンマイ通信の購買層(購買?)の平均年齢っていくつかわからんけど、もし若者がいたら、押し売り覚悟でゼンマイアタマはオンリー・ワンズを薦めます(もちろん団塊世代の方達にも)。ところで気になったんだけど、ゼンマイ通信読んでる人の中で一番若い人、そして一番上の人って何歳なんだろうか。もしかして小学生もいるんだろうか。もしかして百歳以上の人もいるんだろうか。そうだ。今度、一番下の人と一番上の人とゼンマイアタマの4人でオフ会しません? 吉祥寺あたりで。ごはん食べながら、学校裏サイトと、先の大戦と、オンリー・ワンズの話題でひとしきり盛り上がりましょうよ。冗談です。オフ会、絶対やんないので御安心を。いや.... でも、この会合だけはちょっと開いても.... いいかなー。

まずは19時15分くらいに strangefruit(ストレンジフルーツ)が登場。失礼ですが、まったく存じ上げません。そういえば当初の予定では、The Adverts の TV Smith がゲストのはずだったけど、中止。なんか TV Smith 側のスケジュールの都合らしい。観たかったんだけどー。残念。ところで Gaye Advert は、今もパンダメイクなんでしょうか。
ストレンジフルーツは、ボーカルが若い女性、ギターとベースが男前のお兄さん。そしてドラムの方が..... かなりお年を召されてます。親子、いや、おじいちゃんとお孫さんによるファミリーバンドって言ってもいいくらい。フォークを基調とした、ゆったりとした60年代ポップス風の音楽です。なんだか、映画の1シーン観てる感じ。場末のバーで主人公とヤクの売人が奇妙な果実をめぐって何やら交渉中。そのうしろでは専属バンドのストレンジフルーツが.... みたいな感じ? そんなことを考えながら、ぼーっと観てると男性コーラスに意識が現実に引き戻された。特徴あるその声にドキッ。えっ。ピーター? ピーター・ペレット !? ひょっとして飛び入り参加 !? 背伸びしてステージみると、声の主はギターの男前のお兄さんです。??? もしや....
約20分のライブが終了。あとで友人に聞いたところによると、ピーター・ペレットの息子さん達のバンドだそうです。どうりでなー。そんで、なんとドラムはオンリー・ワンズのギタリスト、ジョン・ぺリーでした。えーっ! 全然気付かんかったわしに、ショックショーック!

【strangefruit】http://www.myspace.com/strangefruituk
 どうしても、ジェイミー・ペレットの声に耳がいく。家でのんびりしながら聴くのにいい。
 今も雨音とストレンジフルーツ聴きながら文章打ってます。明日も雨か。

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転換タイム(休憩時間)のあとは・・・

ついにオンリー・ワンズ! が、登場するはずです。予定では。いや。前座だけで終了って可能性もあります。急に体調崩すとか。あとここだけの話し、楽屋で変なもん摂取してぶっ倒れるとかさ(冗談です)。そもそも来てないとか。そう。実はそれが一番恐い。ドッキリカメラの可能性もあるわけだから。そんな神経症っぽい不安をよそに時間は刻々と近づいてきます....

(心の声)空港到着前にちゃんとポケットの中身捨てた? いや。今はやってないはず。
     たぶん。やってない? やってないといいけど。やってないといいなあ・・・

ヒュー! ウォー! お客さんが騒ぎはじめました。帽子をかぶった外人さんが登場。 おーーっ! ジョンだー! 写真や映像では知ってたけど、今のジョンは大変恰幅がよろしいですよ(昔からだけどさ)。指も丸々してるー。はあー。この指が、あの繊細なメロディーを奏でるのかー。続いて.... キャー! 残りの全員そろって登場! ピ〜タ〜! アラン〜! マイク〜! 本物だあ〜! うお〜(興奮状態)! いやいや、まだソックリさんかもしれません。なんせモンティ・パイソン作るような国ですから。大英帝国ってトコは。スターどっきりマル秘報告とはわけが違うんですから。(註:モンティ・パイソンはどっきりではございません)
「ピーター!」「マイクー!」「ジョーン!」「アラーン!」。ご婦人の黄色い掛け声と、おっさんの野太い掛け声で騒然とした中、マイクがドラムをタカタンッ! 演奏開始! キ、キターッ!

    2008年5月9日(金)THE ONLY ONES 〜Live In Tokyo〜 @ 新宿ANTI-KNOCK
                 ゲスト:strangefruit

From Here To Eternity。この演奏、ピーターの特徴アリまくりの声。ほ、本物だ! 本物のオンリー・ワンズだ! ポケットの中身ちゃんと捨ててきたんだ!(冗談ですよ) この時になってやっと本物だと確信(どこまで疑り深いんでしょうか)。日本のお客さんの前での初めての演奏曲が、2ndアルバム一曲目だと思うと.... ジーンときた。総毛立った。Vinyl Japanありがとー! 来たくても来れなかった、日本各地の数少ない、いや、超少ないオンリー・ワンズファンのみんな! かわりに楽しむよー!って嫌味っぽい?
Miles From Nowhere、Flaming Torch、In betweens、It's The Truth、No Solution。ファーストからは It's The Truth だけで、あとはすべてセカンドから。やっぱオンリー・ワンズ自身もセカンドに愛着があるんでしょうね。続けて繰り出される名曲の数々に、しばしクラクラ。ほんまに26年間も空白があったの? もう全曲すばらしいぞ。ジィーン。いやここだけの話し、あまりの嬉しさに失禁寸前でしたよ(ホントに漏らすかと思った)。ちなみに、この “ジーン” は郷愁からではございません。だってわし新参者ですから。で、ライブ自体は時折おしゃべりを交えながらの進行で、メンバーの皆さんとてもリラックスしてました。というかリラックスし過ぎ? まるで、アフターディナー・ティーの時間かと思うくらい。
中盤から後半にかけては、Programme、Me And My Shadow(マイクのドラム!)なんかの昔の曲。そしてなんと新曲を3、4曲! これが良かった。時におセンチ、時に激しく。昔の曲と並べてもまったく違和感&遜色なし。お蔵出しか、再結成後につくったのかはわからんけど、ほんとに、ふつーに素晴らしい。この、ふつーに素晴らしいってのがすごいよな。これがオンリー・ワンズのオンリー・ワンズたる所以なんよ(陳腐な表現ですまぬ)。

The Only Ones - Black Operations(YouTubeより)
 新曲! サビはもとより、中盤から後半へかけての緊張感も辛抱堪らんもんがある。
 素晴らしい。ニューアルバム希望〜! ヾ(´ρ`)ノ゛ ニューアルバム希望〜!

Black Operations のあとは、The Big Sleep。お客さん全員深淵彷徨ったあと、ジョンがギターをチューニング。ポポーン♪ ポポーン♪ そしてあのギターイントロが始まった。Another Girl, Another Planet。うおーっ! ん? んん !? ジョンのギター、とんでもなく音がハズれてる。このままいっちゃって大丈夫か? でもすぐに軌道修正。うわ。貴重なもん観たなー。結構とんでもない状況だったけど、メンバー涼しい顔だったし。さすが、数多の修羅場をくぐってきただけのことはあるわ(何回かぶっ壊れたけど)。当然お客さんもこの日一番大興奮。そりゃ〜 日本で初めての、リアル Another Girl, Another Planet ですもんね。わしもやっぱアタマん中、カーッとなったよ。
最後は The Beast。これはピーター自身のラリパッパ体験を曲にしたもの。途中からどんどん混沌度が増して爆発的に終わる、最後に相応しいカッコ良くも深い曲。これにはとてつもない凄みを感じた。CD聴いてる時はわからんかったけど、ライブの The Beast は、スターズの混沌具合を連想した。クラクラドッカーンって感じ? わかんないけど。いや、そう。クラクラドッカン。

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メンバー去ったあとは、当然アンコール。オンリー・ワンズコールも自然的に発生(みんな燃えてました。一部、既に燃え尽きてたよ)。オンリワンズ! オンリワンズ!

ウオーッ! メンバー再登場。パチパチパチパチ! 最初、ピーターひとりが歌ってそのあと全員が入っていく優しい感じの曲。滲みる曲だったな(新曲? 古い曲?)。そして最後は、Troubles In The World。3rdアルバム最後の曲です。この選曲もグッときたなー。

メンバー去ったあと、さらにアンコール。お客さん、しつこくオンリー・ワンズコール再開。オンリワンズ! オンリワンズ! わしだってまだ聴きたいぜ〜!

ヒュー! メンバー再々登場。パチパチパチパチ! Lovers Of Today。これこそグッときた! なんてったってファーストシングルのA面ですよ。新参者のわしでさえ感動するくらいだから、古くからのファンはさぞや感動したんではなかろうか。抜かりない構成だなあ。まったく....
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約1時間20分のオンリー・ワンズ日本初公演は大歓声の中、余韻を残しつつ終了(これまた陳腐な表現ですまぬ)。この日のライブは、オンリー・ワンズの歴史でいえば、果たしてどの辺に位置するんだろう。もちろん未来から今を振り返った場合。そりゃそうと、震度サンってどこに行ったんでしょうか。すーっかり忘れてました。

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ライブ終了後、隅のほうでニコニコしてる震度サンを発見(気味が悪いですよ)。よく見えた? はあ、見えたり見えんかったりでしたか。わしと同じだ。そして、一瞬友人達と合流したものの脳内が興奮状態のゼンマイアタマは物販へ直行。目的は、13(火)の高田馬場AREAでの最終公演チケット。最初はアンチノックの二回だけにしようと思ってた。でも、ライブ見たら最終追加公演もどうしてもみたくなった。
うわ。物販、えらい混雑ですね。せまい通路なので混雑度が加速してます。ムギュー(アンチノックっていつもこんなメにあうなぁ)。皆さんけっこう買い物に時間がかかってますね。みんな何を買ってるんでしょうか。チケットなくなったらどうしよ。イライラ。さらに五分くらい並んで、チケット無事ゲット! あと、来日ツアーセットも購入ー!

【来日ツアーセットの中身】最初、7inch 付きかと思って失神しそうになった。
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左:超でかいポスター。右:ダミージャケットとパンフとバッジ(バッジはチケット購入時のおまけも混ぜてます。そして関係ないバッジがひとつ迷い込んでます。でもよく見えないね)。あと、オンリー・ワンズ特集のDOLL6月号(これは本屋で購入)。一家に一冊。万人必読の書。

他のモノもゆっくり見たかったけど混雑のため断念。でも、最終公演チケットが買えて良かった。これで全公演制覇ですよ(あほだ)。そういえばカバンの中には、一応オンリー・ワンズのCD(1stとRemains)とサインペンをしのばせてある。ここに来る前は、あわよくばサイン&握手って目論んでた。でもどう考えてもムリ。むう〜 あと、二回にかけてみるかー。
興奮状態でアンチノック出て、初めて友人とはぐれたことに気付く。あっちゃー。ま、いいや。大人なのでメールして再度落ち合うなんてことはせずに、そのまま帰途につく。お前クールだな。
気分がいいので地元のスーパーで、普段買わないような豪華な寿司セット買う(深夜割引きで400円也)。その時、アンチノックではぐれた友人からメールが。うははー。やっぱ最高でしたか。

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というわけで、またも枚数が尽きてしまいました(今回も精魂尽き果てたわ)。ところで、オンリー・ワンズのファン以外、こんな文章読んで面白いんでしょうか。長々書いといて言うのもなんですが、どう考えても面白いと思えません。しかし次回もオンリー・ワンズ特集です。当然です。アクセス数なんて気にしません。ところで先々週、震度サンの家に遊びに行った時、なんと一年振りに体重を量った(量られた)。自分の体重など知りたくないので「言わんといて」と口止めした。だから今も何キロか知らん。先週また体重を量った(量られた)。そしたら震度サンが「5グラム減った。すごいじゃん」って言った。5グラム? 500、いや、50グラムじゃなくて?
それから数分間、「1キロの半分って何グラムだっけ?」って会話をした。結局「こういう時は、今度から0.5キロって言うようにしよう」で、落ち着いた。良かった。

そして次回も、オンリー・ワーンズ!
posted by 薇頭 at 01:07| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

From Here To Eternity

カタカナに弱い震度サンが『プリーズ・キル・ミー』を、やっとの状態で半分くらいまで読んだ。ヒイヒイ言いながら読んでるその姿は、端から見てると大層愉快。先日、その愉快な相棒からこんなメールがきた。

[パティスミス級に痩せる](原文まま)

ありえねえな。[ロバートスミス]とだけ返信しておいた(わしだけじゃなく、震度サンもムチムチしてきた気がする今日この頃)。昨日は[わしクール?]ってメールが来たので[はい]とだけ返した。どこまでプリーズ・キル・ミーなヤツなんだ。プリーズ・キル・ミーTシャツ着て、ニューヨーク歩くか? 大体、震度サンの家に遊びに行くと、ここは1977年のニューヨークか? ってくらい、ずーっとその手の音楽がかかり続けてる。そりゃわしだって好きだけど。あんま聴かされるとアタマおかしくなるわ。ヘルヘルうるさいっての。Funhunt 持ってないくせに。
ところであの後(どのあと?)、ギンガとゆんを貸してくれた友人が、山本精一(羅針盤&ソロ)のCDをまとめて貸してくれた(感謝!)。今、古いのから順に聴いてる最中。まずは『らご』。山本精一って知らずに試聴機なんかで聴いたら即スルー。でも本を読んで山本精一遊園地が脳内にオープンした今となっては、超オッケーっすよ。仕事中なんてこればっか聴いて恍惚の人状態(意味違う?)。4曲目 “FLAT” の歌詞の一部分を、なぜか前から知ってたのが謎でしょうがない。なんで? 謎といえばソロの『なぞなぞ』には笑ってしまった。前回、ギンガとゆんに曲つけたらいいって書いたけど『なぞなぞ』がそれに近い。ヤホア13ならぬ、山本13.05って感じ? “あんなに好きだったこと” なんてとくにスゴい。どっかの国のアンセムにしたらいいんでない?

    ♪もうすべて〜 ほんとにぜんぶ〜 すべては〜 どうでも〜 よくなった〜♪

ほんとそのとおりっすよ。もうすべてどうでもよくなったっすよ。いや、なんとなくですけどね。でもこれを聴いた今は、死ぬ瞬間までグタグタ生きて行く気になれた気がする.... っすよ。

【山本精一遊園地の施設群】
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左:羅針盤/らご('97) 右:山本精一/なぞなぞ('03)

あと、友人が貸してくれた音源の中に『Psychedelic Session』ってのがあって、それをMacに取り込んでたら、ヴィーって今まで聞いたことのないような悲惨な音がスピーカーから飛び出した。音量急降下で音質も変になった。こんなん初めて。Mac壊れた? ってか山本氏が壊した? 山本氏のまわりのものってよく壊れたりなくなったりするらしい。この現象も氏の活動の一環? そうだとしたら光栄だな。いーや光栄じゃない。ん? Macが壊れたってことは、ゼンマイ通信しばらく休めるってこと? やった! 再起動したら直った。ちっ。しかしもう既に羅針盤みれんとは、このモヤモヤはいったいどこで解消すればいいんだ。この感じの音楽って(バンド形式で)他にあったっけ? そういや何年か前に、羅針盤とスターズとゆらゆら帝国が一緒にライブやった。こりゃすごい。みたかった。ん? 亀川氏大丈夫だったん? というかこの夏のゆらゆら帝国って、太陽黒点並の活動になってますよ? 太陽黒点といえばスターズ。はよライブやってほしいのね。

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昨日、朝ご飯食べながらJ-WAVE(関東のFMラジオ局)聴いてたら大貫憲章が出てきた。瞬間、食卓にロンドンの風が吹いた。いや、新宿のアブラっぽい臭いが吹き込んできた。
知らん人もいると思うので説明すると、大貫憲章という人は音楽評論やDJなんかやってる人(たぶん)。あとあれですよ。ロンドンナイトですよ。ラジオでもロンドンナイトのあれこれを語ってました。わしちょっと背中がかゆくなった。あ。別に大貫憲章が恥ずかしい存在って言ってるんじゃない。実はちょっくら行ってたもんでね。ロンドンナイト。80年代中頃に。うーん。これはひさびさ恥ずかしいカミングアウトですよ。背中かゆくなるわけです。もぞもぞ。
ロンドンナイトってのは、ツバキハウス(新宿伊勢丹の裏の辺りのビルの五階)で毎週火曜にやってた.... イベント? 催し物? ぎりぎりディスコ? クラブって言い方はもう少しあとだったし。

ロンドンナイトでかかってた音楽は、名前どおり主にイギリスのパンクやニューウェーブ。そんでたまにハードコア、スカ、レゲエ。アメリカや日本の曲もかけてたな。ようは何でもアリでした。
クラッシュ(White Riot)、セックス・ピストルズ(Anarchy In The UK)はド定番。そんで、アダム・アンツ(Goody Two Shoes)、ウルトラ・ヴォックス(The Voice)、ポップ・グループ(She's Beyond Good and Evil)なんかの何となくダンスもの。アメリカ組のド定番は、ラモーンズ(Blitzkrieg Bop)、ジョニー・サンダース(Born To Lose)、デッド・ケネディーズ(Too Drunk To Fuck)なんか。そして日本のド定番は、サディスティック・ミカ・バンド(タイムマシンにおねがい)、フィンガー5(恋のダイヤル6700)、ラフィン・ノーズ(Get The Glory)なんか。うーん恥ずかしい。恥ずかしくも懐かしい。なんか急に岡崎京子の漫画思い出した。そういや桜沢エリカの漫画ってとっくの昔に売り飛ばしたけど、岡崎京子はなぜか売る気にならんのだなあ。もう読まんとは思うんだけど。
それはそうと、大体何でロンドンナイトに行ってたのかというと、そりゃレコードいっぱい聴けるからですよ。踊るわきゃない。友達は踊ってたけどさ。ましてや盛り上がるなんてもってのほか。じゃ、わしと震度サンは何をしてたのかというと、音楽聴きながら食べ放題コーナーでメいっぱい食料を腹に詰め込んでたと(その頃からイヤシかったわけです)。まあそんなパーティーな雰囲気がそもそもカラダにあうはずもなく、案外早くに離脱したけど。とか言いながら、そのあとも同じような失敗を繰り返しちゃうんだけどね。
先週、そのロンドンナイトのガイドブックみたいな本が出てたので立ち読みした。当時、大貫憲章周辺の人達が何を選曲してたのかが詳細に載ってて面白かった。へえー 懐かしい。懐かしいついでに当時の嫌なこと思い出したり。大体、思い出すって行為はどうしてもヤな記憶方面にいってしまうからヤなんだ。ところで選曲リストの中に、オンリー・ワンズの “Another Girl, Another Planet” が入ってたのには驚いた。考えてみたら当然のような気もするけど、今まで全然気付かんかった。絶対聴いてるはずなのに。あ。わしらがちょうど、食べ放題コーナーで食いもんに集中してた時にかけてたんじゃない? うん。ぜったいそうだ。

【ロンドン・パンクのレコードと恥ずかしい過去】わしだってこの辺のレコード持ってます!
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左:Sex Pistols - Never Mind the Bollocks ('77) と、ロンドンナイト&キンツバナイトの
  メンバーカード。メンバーといっても、このカードは誰でももらえた。たしか。
右:The Clash - The Clash ('77) と、メンバーカードの裏面。顔から火が出るわ。

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というわけで、ここからやっとオンリー・ワンズ。そうなんよ。ついにオンリー・ワンズが来日したんよ。先週なんて、完全にオンリー・ワンズ一色。オンリー・ワンズ・オンリー。いや〜 金使ったなあ。色んなことに。いくらぐらい使った? わからんぜ。やばい。でもいいや。ホントに盛り上がったから(アタマの中が)。というわけで、ここからはオンリー・ワンズの来日ライブレポを! と、思ったけどまずはオンリー・ワンズについてすごく簡単に。あ。ロンドン・パンクは今回、あんま関係ありません。
The Only Ones は、1976年にイギリスで結成。メンバーは、元 England's Glory のピーター・ペレット Peter Perrett (Vo, G)、元 The Ratbites のジョン・ぺリー John Perry (G)、元 The Beatstalkers のアラン・メイアー Alan Mair (B)、そして元 Spooky Tooth のマイク・ケリー Mike Kellie (D)。ジャンルでいえば、時代的にパンクの領域にも入るんだろうけど、実際はパンクだけでは括れん色んな要素を含んでる。バンド自体は、計3枚のアルバムを残した後、1981年に解散。どっちかっていうとひっそりと解散。

【死ぬまで聴き続けることが決定している、The Only Ones のレコード達】
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左:The Only Ones ('78・1st) 最初に聴いたぶん、やっぱ思い入れがある。
中:Even Serpents Shine ('79・2nd) 傑作。ジャケットからしていいでしょ。
右:Baby’s Got A Gun ('80・3rd) 前二作に比べればアレだけど、やっぱりいい。

実はゼンマイアタマがオンリー・ワンズを聴き始めたのってかなり遅かった。最初の再発の後だから、もうすぐ20世紀も終わりって頃。こりゃ遅い。古くからのファンのみなさん、すみません。いや、早い遅いなんて関係ない。いつ聴こうが関係ないんじゃー!(逆ギレ?)
オンリー・ワンズを聴くようになったきっかけは、何かの本(おぼえてない)に、いいって書いてあったから。最初は順番どおりファーストを買った。で、思ったのは、いいけど普通? 何となくそんな時期が続いて、突然あの瞬間がやってきた。アタマん中、ピカーッ! うおーっ! これはとんでもなく素晴らしいバンドなのではっ!? そっからは中毒。のめり込んだ。立て続けに何枚か買った。素っ晴らしぃー! そんで、後からピーター・ペレットが94年にThe Oneで来日したと知った時は、そりゃあ悔しかった。そのあと、再びラリパッパになったと知った時は、さみしくなった。こりゃあ、一生観る機会はないだろな〜。
ラリパッパ繋がりでいうわけじゃないけど、最初オンリー・ワンズって聴いてる最中不思議な感じがしてた。あれ? ニューヨークのバンドだったっけ? 70年代後半のイギリスの若手バンドっていうと(実際は若手でもなかった)、なんとなくロンドン・パンクの領域に当てはめて聴いてしまう(しょうがない)。けど、オンリー・ワンズはどーしてもそこからはみ出す。自然とニューヨーク・パンクの中に転がっていく。コロコロと。イギリスなのにアメリカ。これは不思議だった。というかこんなことは今までになかったことだし。何がいったいそう感じさせるんだろう?
感覚的な話しになるけど、なんとなく言えるのは.... まあ、音もそうだけど何ていうか雰囲気っていうか匂いっていうか。そうだな.... 数あるニューヨークのバンドの中でも、とりわけテレヴィジョンが近い。そんな感じ?

あとで知ったことだけど、それって普通の感覚だったみたい。オンリー・ワンズ好きな人はみんなそう思うみたい。そんでテレヴィジョンが好きな人は、オンリー・ワンズのことも気に入るみたい。それ聞いた時はやっぱうれしかった。今売ってるDOLL6月号のオンリー・ワンズ特集で、ベースのアラン・メイアーもインタビューでこう答えてる。

「彼ら(テレヴィジョン)がアメリカ版のオンリー・ワンズで、僕達がイギリス版のテレヴィジョンだったと思うよ。」

Television - Foxhole(YouTubeより)3rd、Adventure (’78) から。
The Only Ones - Another Girl, Another Planet(YouTubeより)1st (’78) から。

当時の映像となると、YouTubeにはこれしかなかった。曲調は違っても、質感はやっぱちかい。両方とも素晴らし過ぎる。じゃあついでにこれも。どうだ震度サン! これで満足かぁー!!

The Neon Boys - Love Comes In Spurts(YouTubeより)73年の録音。カ、カッコイイー!

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時は流れて2007年秋のある日、友人が一言。「オンリー・ワンズ好きだったっけ?」。即答でイエス(そういえばオンリー・ワンズの話ってしたことなかった)。「来日するらしいよ」。えっ? The Oneじゃなくって? The Only Ones? 「うん。オンリー・ワンズ」 ガーン! 再結成してたのは知ってた。でも、来日ってのは考えてもみなかった。すげえ情報サーンクス!

それからが面白かった。オンリー・ワンズ情報をめぐって一喜一憂の日々。一度などは来日中止とまで言われた。はあ。やっぱそうかぁ〜。ある日、公式ホームページを見ると、ひっそり来日情報が更新されてる。何!? こりゃやっぱり来日か!? それが確か今年アタマくらい。この頃は、もう何が何だかわけがわからなくなってた。情報錯綜状態。そしたら主催のVinyl Japanが、来日決定の告知を正式に出した。や、やった! チケットは二月一日の正午、Vinyl Pt.2で先行発売。正直言うと、実はこの時点でもまだ信じられんかった。何が信じられんって、ほら、ピーターってホンモノのラリパッパだから。ジョニー・サンダースと友達だから。ボーン・トゥ・ルーズだから。プリーズ・キル・ミー系だから。これから先、何があるかなんてまったく予測不能。94年に来日できたからって、今回入国できる保証なんてどこにもない(わしビビリ症ですね)。
そしてチケット発売日の二月一日。この日は仕事。でも、そんなこと言ってる場合じゃない。職場の昼休みを利用して、一時くらいに新宿西口Vinyl Pt.2に到着。あれ? 人いない。ってか、わしひとり。もしかしてソールドアウト? 恐る恐る店員さんに聞くと、まだまだ余裕とのこと。さっそくチケット購入。すると店員さんが名前と電話番号を書いて下さいと言う。え? どうやら来日中止の可能性がまだあるため、緊急連絡先を知りたいとのこと。はあ、やっぱりそうなのか。なんとか来てくれよ、オンリー・ワンズ〜。

時は過ぎ、そしてついにライブ当日の5月9日がやってきた。その日は.... いや、5月に入ってからは、ずーっとソワソワしっぱなしだったよ。
ホントに入国できたか? 身体は大丈夫か? 風邪ひくなよ 歯磨いたか? 宿題終ったか? 風呂入れよ また来週! ドリフはさておき、入国したはいいが数日前の地震で怖くなって帰国してないかとかさ。心配はつきません、まったく・・・
で、当日ですよ。会場は新宿ANTI-KNOCK。行きました。ドキドキしながらワクワクしながら。うおっ! ほんとに来日してる(みたいだ)! いや、でもこの目で確認するまで安心できん! いや、ピーターの顔、いやいや、ピーターの声を聴くまでまーったく信用できん! いざ入場〜!

というわけで枚数が尽きてしまいました(枚数? それより、既に精魂尽き果てたわ・・・)。
つづきは次回! From Here To Eternity!!
posted by 薇頭 at 22:29| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

変わらないの? 変われないの?

地球上には、あとどれくらいの数の〈発掘音源・未発表音源〉があるんだろう。6、70年代モノを中心に。レコード、CD屋に行くと何となくそう思う。新入荷コーナー見るたび増えてるもんな。化石燃料と一緒で、いつかはスッカラカンになるんだろうけど。それにしても、わしが死ぬまでは出尽くすこともないような気がする(今日死ぬかもしれんが)。あんまり次から次へと発掘されるもんだから、完全お手上げ状態。そんな中、ハルモニアのライブ音源は購入した(震度サンが)。タイトル『HARMONIA LIVE 1974』。当然ながらグッド。この時代のアナログシンセを使ったライブ音源って、ホントいいんよな。ただでさえ不安定な当時の楽器を、生ライブで使用するわけだから。フラフラのヨレヨレ。なんともいえん味わいがある。そういった “時代の産物的不安定要素” をナチュラルに志向(嗜好)する人達にとって、昔の音楽はワンダーランド。そんなもんで、どうしても今の音楽は後回しになっていく(一部除く)。それってあんまり良くないことだと思うけど、しょうがない気もする。この正直モン。

【HARMONIA / HARMONIA LIVE 1974】
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メビウス! ローデリウス! ミヒャエル・ローター! なんと彼らは現在活動を再開。来日希望!

そういえばDEAD COPSの再発には驚いた。というか笑った。何がオモロいって全17曲中、13曲がボーナストラック。なんじゃそりゃ。でもその13曲すべてが、84年のライブ音源(カセットで出てたやつ? わし持ってない)。うーん、こりゃ欲しい。久し振りに押し入れからソノシート引っぱり出して聴いちゃったよ。うはは。モコモコした音が意外とカッコいいぞ。さすがADK。当時はADKの音って好きじゃなかったけど、今聴くといい。20数年先を見越した通好みサウンド。タムってこれ、わざとやってたんかな。そんなわきゃないか。
昔の日本のハードコア音源が再発されるのって、単純にうれしい(おまけ付きで)。ゼンマイアタマ的に、再発&発掘して欲しいとしたら何だろな。[日本の80'sハードコアで再発(発掘)して欲しい音源って何? TO:震度サン] メール送信、っと。
さて、震度サンから返信メールがくるまでの間、わしの方から発表。わし、ZOUO。AAシングル&不法集会なんかの公式音源は全部持ってるんだけど(自慢!)、もしライブ音源とか未発表曲があったら是非聴きたい。ZOUOってかっこいいんよな。メタル寄りのハードコアってそんな好きじゃないけど、ZOUOはいい。ホラーでチープ。Cherryのボーカルもいいし、音質も好み。誰か再発してくれー。音質でいえば、CONFUSEのソノシートも好き。たまらんぜー。ライブもストイックな感じでカッコ良かった(観たことあるのよ。ふふふ....)。うーん懐かしい。この辺のこと書き出したら止まらんようになるな。『プリーズ・キル・ミー』みたいに、80年代日本ハードコア証言集みたいな本って出版されんかな(〈タムの失踪〉〈東京 vs 九州〉って項目があったりね)。ところで震度サンから返信メールは.... まだみたいですね。遊んでないで、はよ回答メールよこせや。

【MySpace】
 DEAD COPS (Fan page ?):http://www.myspace.com/deadcopsjapan
  声がふわふわしてる! モコモコ音質がクセになる〜!
 ZOUO (Fan page):http://www.myspace.com/zouoblackmetal
  うおー! すべてが最高じゃあ〜! ライブ観たかったー!
 CONFUSE (Fan page):http://www.myspace.com/confusecontemptfortheauthority
  なんじゃこの音質!? 興奮する〜! 気が狂う〜!

【ZOUO・DEAD COPS・CONFUSE】
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全部フジヤマで通販購入。たまに狂ったようにこの辺のレコード聴く。そんでそのまま寝る。

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先週20日(日)。わしら当り前のように新宿行った。汚れきった心と体を消毒してもらうため、アンチノックへ。そう。消毒GIG。そりゃ行くわな。去年10数年振りに再会したガーゼの、あまりの変わらなさっぷりに感動したわけだから。あ。変わらんと思ったのは、核(コア)部分。それ以外は昔と違うと思った部分もあった。フグさんのエイリアンTシャツとか、モモリンのサラサラヘアーとか、シンさんは.... あんま変わってなかった。気がする。ヒコさんは初対面だったので全てがフレーッシュ! このへんの、わしが感じた微細な変化についてはまたあとで。
因みにガーゼを初めて聴いた、84年から現在のわし自身は.... 「変わらなかったの? 変われなかったの? どっちなの? どっちなの?」。まさに『しょんべん横丁』の歌詞の心境。まあ、死ぬまで答えは出ないだろうけど.... なんてな。

さて当日。前売りチケット持ってないので、17時半くらいに(開場時間は18時)偵察がてらアンチノックへ。去年の単独GIGのあの行列を目撃した者としては、入れるかどうか不安だからね。ありゃ? 誰も並んでない。なーんだ余裕じゃん。ってことで、その場を離れて街をふらふら。19時開演だから、18時半くらいに戻ればいいや。余裕余裕〜♪
結局、18時45分くらいにアンチノックへ戻ると.... ひい! なっがい行列が出来てるー! 考えの甘さを呪いつつ(なんとなく予想はしてたけどね)最後尾に。うーん。入れんかったらどうしよ。悩んでてもしょうがないことは、やっぱり東スポの占いに任せるとしてお客さん観察して過ごす。はあー 随分若い女の子が多いですね。昔の震度サンのように、とんでもないカッコした女子は皆無。そりゃそうだ。ん? 列が動きだしました。しかもドンドン進む。というわけで、意外にすんなり入場。ふは。中はすごい熱気。お客さん達の会話で〈後ろから前から〉だと知る(※)。テンションあがるー。そうこうしてるうちに、時計は19時20分。お客さんも全員入場できたようです。単独の時に比べりゃ少ないが、満員は満員。単独の時が異常過ぎたんです。

※:〈後ろ前〉については、ゼンマイ通信[貧乏ゆすりのリズムで喪神]を参照してください。

        2008年4月20日(日)消毒GIG Vol.144 @ 新宿ANTIKNOCK
             D.S.B / Fuck on the Beach / GAUZE

ギュオォォォォォー!ドッコンドッコンドッコンドッコンドッコンドッコンドッコンドッコン!
うおー! 始まった! D.S.B発進!すんごい人だかり。み、見えん! 無理矢理会場内にアタマねじ込むと、モヒカンのお兄さんが楽器ひいてるのが目に飛び込んできた(ギターかベースか不明)。後方PA前でライブ中。ってことは〈後ろステージ〉。初めてみるD.S.Bはストレートで.... いや、どうだったかな(混沌状態で部分的にしか見てないから、実はあんまおぼえてない)。約10分のD.S.Bのステージが終了するかしないかで、前のほうから爆音ギュオォォォォォォォォォ!!!!
おっ! Fuck on the Beach が、すかさず発進(以下、FxOxB。若しくは親しみ込めてファックちゃん)。スタッフの方の「みちあけてくださーい!」って叫び声。FxOxBの爆音。会場内後方の入り口付近は(後ろステージの真横!)、一旦外に出ようとする人と、中に入ろうとする人でCHAOS ANTIKNOCK。そりゃもうお祭り騒ぎ。モミクチャのワヤクチャ。うお〜〜! 興奮するぜ〜! それよりファックちゃん見なきゃ! 人混み掻き分け前に移動しようと思って〜 ふと後ろステージ見ると、ガーゼの面々がセッティングを始めてる姿が。うはっ!ファックちゃんには、申し訳ないが又とないチャンスですからね。背中に爆音背負いながら見学しちゃったよ。ジ〜。黙々と作業してるだけなのに、えらくシブかった。妙に落ち着いててリラックスしてて。映画でもあるよね、闘う前の静けさ的シーン。まさにそんな感じ。ちなみに、ゼンマイアタマはこの時点で会場内別行動中。震度サンなんて知ったこっちゃないぜ!
アホな顔してボ〜っとガーゼ見学してたら、ツヨッシーが「ラスト!ファックオンザビーチ!」って言うのが聞こえた。そん時わしこう思った。「テーマ曲か.... ああいつも最後にやるやつだ.... はやいなー まだ10分くらいしかやってないじゃん.... あ.... ってことは次は....」

       ギュオォォォォォォォォドカドカドカドカドカドカドカドカ!!!!!

FxOxBのテーマ曲が完全に終る前にヒコさんのドラムが爆走開始。まわり一斉に、うおぉぉぉ! 一瞬何が起こったかわからんかった。じーっとしてたヒコさん、急に凄い勢いでドラム叩き始め、フグさんシンさんモモリンがメチャクチャ動きだして.... ってか忘れてた。わしがいる位置は会場内では後ろの方。ん? ってことは.... ここが最前線危険地帯じゃないの〜! ガーゼ開始と同時に、外にいた好きモノ達も一斉に中に入り込む。ひい〜! お、押される〜! 自分の意志など一切関係なし。おしくら饅頭状態で2メートルくらい移動。むぎゅー。し、死ぬっ!
一曲目『歯を喰い縛れ』。わしのまわり、一斉に「我慢しろ!我慢しろ!我慢しろ!喰い縛れ!喰い縛れ!」の連呼。言われんでも我慢してるし、食いしばってます〜っ!
かおをあらって出直して.... 来いっ!。『面を洗って出直して来い』。うわひどい。メチャクチャモミクチャ。単独の時は背中が壁側だったからまだ良かった(圧死の恐怖はあったが)。でも今回は、四方八方全方位アホだらけ(わしもアホですよ〜)。いきなり顔の横を拳がかすめる恐怖、いや楽しさはもう興奮、いや恐怖そのもの。うーん。自分でも何書いてるかサッパリわからん。まあぶっちゃけ、すべてオモロ過ぎるんだけどさ。
それにしても、皆さんの合唱センスは素晴らし過ぎて面白過ぎる。全員一斉に「クズのくせに! クズのくせにぃ!」。『メシ喰え』では「喰え! 喰え!」。『金返せ』ではズバリ「金返せ〜!」。これ、かなりシュールじゃない? わし爆音の中、爆笑してたよ。おっ!『Pressing On』! この、地響きベースのカッコよさといったら! まわり暴れるは、わし気絶しそうになるわ、ほんとノーベルベース賞もんですね。
しかし、これほど自分の髪の毛が邪魔になるとは。全く予想出来んかった。髪の毛が自分の背中と後ろの人に挟まれて、始終アタマが後ろに引っ張られる。首、ガクガクッ! 髪の毛前に持ってこようとしても手が動かせないし、身動きすらできない。こんな異常事態初めて。この.... 人非人どもがぁ〜!

【GAUZE / 人非人〜貧乏ゆすりのリズムに乗って】(YouTubeより)
人非人の前で演奏される『人非人』。そして『貧乏ゆすりのリズムに乗って』。当日の映像。圧縮画像でもすげえ。わし、どこかで絶賛悶絶中、首ガクガク中。震度サン行方不明中。ちなみに後ろステージなので真後ろがPA。このカメラアングル、めちゃくちゃかっこいいなあ。

この頃ガーゼ開始からまだ7〜8分。でもすでに限界。はやく終ってくれなきゃ体がやばい。と、思ったら『山深雪未溶』ですよ。どうよこれ? まわり「チクショー!」の大合唱でしょ。「戦い急いで死者が出るよ? 何処? 何処? ホントの自由は何処?」そんなことがアタマよぎった瞬間.... 前ステージからD.S.Bが再発進。それと同時に周囲の緊張が解けて余裕もできた。た、助かった! サンキュー! D.S.B! 感謝の念を送りつつ、すまんが脱出。急いで外の空気を吸いに。ハアハアゼイゼイ.... 振り向くと震度サン、涼しい顔に笑みを浮かべてこっちに向かって来た。ハロー。聞くところによると、絶好の位置をキープして混沌祭りを見てたらしい。ちゃっかりしてらぁ。

というわけでドリンク券使ってしばしの休憩。ふう。しかしすごかったな。体力戻るのを暫し待ってる間に、どうやらD.S.BからFxOxBに交代した様子。うーんごめん。見たいけどよく考えたら、現在再び〈後ろステージ〉のはず。いま行くとホントにやばい。というわけで、慎重を期してのんびり休憩。D.S.B&FxOxBの両雄とは、又の再会を祈りつつ.... やっぱ休憩。ん? 震度サンが、ドリンクカウンターの上のモニターに近づいてますね。どしたん? 微かに聞こえる “ぬるま湯は気持ちいいだろぉぉー!” !!!!???? ガーゼが〈前からステージ〉に立ってる映像! ひい〜! いそいで会場内に戻る。幸いなことに、けっこう余裕があるのですんなり中に入れた。ギュオー!ドカドカ! 何をやっとるんじゃお前はー!

ガーゼ、後半開始。うわメチャクチャよく見える。お客さん、相変わらず激しくダイブ中ですね。下の人〜! 逃げなきゃハゲちゃいますよー。ところで最初に触れた、ガーゼの核(コア)以外に変化した部分。単独GIGで久し振りにガーゼ観て(聴いて)、まず感じたのはフグさんの歌い方。詞の切り方と発音が少し変化してた(Crash the Poseとか)。前よりこっちのほうが好き。なんというか、よりタイトになった感じ。あと、シンさんとモモリンの音が近づいた気がする。これも前より好み。そしてヒコさんのドラム。最初思ったのは、なんかバタバタしてる〜。この原因はすぐにわかった。なんとツーバス使用(ツインペダル?)。ビックリした。ツーバスってあんま好きじゃないけど、ガーゼの場合はバッチリあってる。そして一番の違いは何といっても完全ノンストップ演奏。これはホントにスゴいと思った。で、色んなことを無理矢理まとめて今のガーゼに感じるのは〜 前より密度が高くなった。ギューって感じ。例えるなら、超新星爆発後の巨大ブラックホール(太陽質量の10の6乗から10の10乗倍!)出現って感じ? わかんないけど。
ところで、『しょんべん横丁』の歌詞に[その間俺は 変わらないのか? 変われないのか?]って一節がある。これはほんと良く出来た詞だと思う。とか、適当に何様な感想連ねてるあいだに、『栄枯盛衰』グオーって終って、モモリンダーイブ!

【変わらないのか! 変われないのか!】
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はて? どっちなんでしょ。

3バンド入れ替わりながらの前後2ステージ計6回。なんじゃそれ? な、消毒GIG Vol.144は、これにて終了。時間にしてなんと1時間20分。時計はまだ21時にもなってない。地球温暖化問題を正面から見据えた、正真正銘ハイスピードハードコア・エコライブ。正直もうチト見たかった気もするが、この生き急ぐ感じもまた消毒GIG。わしが言うのもおこがましいが、どうせなら色んな人にみてもらいたい。あ、いや別に怖くないよ。大丈夫大丈夫。ちょっと苦しいだけだから。髪が長い人はアタマガクガクするだけだから。

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【貧乏ゆすりのリズムに乗って】再度紹介。
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連休中に帰省する人は、御家族へのおみやげに良いと思う。家庭円満。栄枯盛衰。ん?

普段ハードコアをメインで聴かない人にも、このアルバムの支持者は結構多い(ゼンマイアタマ&友人)。なんでだろう。曲や歌詞がいい。そりゃそうなんだけど、まだある。音質。音質がとにかくいいんよ。ギューってね。ふふふ。

そういえば、会場でもらったチラシの中にビックリするような情報が。なんと7/5(土)に、ガーゼが恵比寿リキッドルームでライブ! リ、リキッドぉ〜!? しかも〈協力〉のところにホットスタッフの名前が! 二度びっくり! 信じられん! あと対バンがSxOxB&原爆オナニーズってのも〜! いや、これはそんな驚かんかった。原爆オナニーズは一昨年の、ゆらゆら帝国との共演以来。SxOxBにいたっては、それこそ15年振りくらい。もちろんトッツァンがいた頃。東京で初めてライブやった時は観にいったな。懐かしいー。そのことはいつか書こう。今どんな感じになってるんだろう。わくわく。ん? 〈+1BAND〉ってあるけど。誰? ジ〜アイ〜エス〜エム〜♪ だったりして。
あと、驚いたのがSystematic Deathのツアー告知チラシ。なんと現在アメリカ&ヨーロッパツアー中。そんで帰ってきて横浜! なんとPIPECUT GIGですよ、震度サン! PIPECUT懐かしい〜! 絶対行く! いつ? 11日? なんかあったような.... あ〜〜〜! その日は違うライブに行く予定があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!

SYSTEMATIC DEATH:http://www.myspace.com/systema045
 おっひさしぶりぃぃぃ! ニューヨークへ行きたいか〜!

[ゼンマイ通信・Hi! Hi! HiHi!]以前システマについて書いたもの。アホ過ぎる。

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♪ポ〜ン♪ あ。震度サンから返信メール。80's日本ハードコア発掘希望音源の答えが来た。

[ネオンボーイズ](原文まま)

う〜ん.... リチャード・ヘル.... ある意味ハードコア。ってか日本じゃないし。
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2008年04月19日

帰途とシスター

先月23日(日)池袋に行く。腐女子通り(乙女通り)で同人誌買い漁るため。ではなく、もちろんタカセの甘い菓子パン買うため。ここのパンは、トゥースイート故に食べたら最後。至福感のち罪悪感。当分糖分ノーサンキュー。でもしばらくすると、寝ても覚めてもタカセの菓子パンモード。ぶり返しのフラッシュバック現象。一旦食べたくなると自分でもどうしようもなくなる。食いて〜!『プリーズ・キル・ミー』風にいえば、菓子パンジャンキー。もう我慢できん! というわけでゼンマイアタマ。すべてを投げ出しブクロに向かった。ギブミー菓子パン!
ってのは半分冗談。真の目的は池袋サンシャインシティの中にある、サンシャイン国際水族館。これはもちろんアニマルに会うため。都会に住んでると、無性にアニマルに会いたくなる時がある。『プリーズ・キル・ミー』風にいえば、アニマルジャンキー。というのはやっぱ半分冗談で、サンシャイン水族館の期限切れ寸前のタダ券二枚持ってたから(※)。金額なんと3,600円分。捨てるの勿体無いから、わざわざ池袋まで来た。勿論、菓子パンも楽しみなわけなんだけど。
さて、初めてのサンシャイン水族館。びっくり。すごい混雑。お子さま連れの御家族だらけ。春の休日ともなると当然か。水族館っていうくらいだから、魚ばっかだと思ってたけど、けっこう他の種類も豊富。アシカ! カワウソ! ペリカン! アリクイの赤ちゃん! 人いっぱいであんまり見れんかったけど楽しかった。やっぱアニマルっていい。全人類、アニマルになっちゃえばいいのに。もし、アニマルが人間と同じ脳を搭載してたら、やっぱネットにはまったりするんだろうか。毛だらけの手でマウス動かしたり、キーボードに毛がつまったり。そんで、アニマルエロサイトでワンクリック詐偽にあったり、アニマル裏サイトつくったり。そんなアニマルもいいな(いつものことだが、大丈夫か? わし)

※:雑誌や新聞の読者プレゼントに応募すると意外と当る。前回のヤクルト×広島戦もそう。
  中高校生の頃は、それでよく映画の試写会行ってた。

【カニも手招き】来るカニ?
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【サンシャイン国際水族館】http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/aquarium/index.html
ライブカメラがお薦め。ここでよくペンギン見る。夜中のペンギンって哀愁漂ってる。

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池袋のあとは、東高円寺アンダーグラウンドフリークアウトクラブ(Underground Freak Out Club)に移動。通称、東高円寺U.F.O. CLUB。発狂天国、いや、ぺったら地獄に参加するため。ぺったら地獄っていうくらいだから、この日の目的はあれ。二月にアースダムでみた、あの妖怪バンド(失礼)。現世であぶらだこ・長谷川静男、あの世で帰途。Kito-Mizukumi Rouber(きと みずくみ ろうば)。
この日は、kito以外に三バンド出演。名前だけ知ってるバンドもあるけど、観るのは全部初めて。903号室も出演予定だったけど、キャンセル。楽しみにしてたのに残念。そういえば、彼らも妖怪(悪魔?)じみてる。Kitoが水木系なら、903号室は藤子A系。いじめられっ子大暴れみたいな感じ。彼らのライブおもろいよー。お体お大事に。

【MySpaceの903号室】今まで二回みたことある。メチャクチャ。制御不能。二回とも笑った。

前回、アースダムでのKitoライブ。残念ながら、他に好みのバンドとは出会えんかった。今回はどうだろ。しかしKito最初にやんないかな。早めに帰って、いつものお店でごはん食べたいんだけど。ん? キム・ドゥスの『灰雨』が流れはじめた。なんかKitoの予感。キムさんいいわー。思わず聞き入ってしまう。それにしても、危険な人物がフロアにいらっしゃいますね。お客さんでしょうか。なんていうか.... ニューヨーク・ドールズっていうか、ルー・リードっていうか、禁断の果実っていうか。タイトなパンツ、上半身裸にサスペンダー、外国のゲイの方がかぶるような、レザーの帽子、お顔に派手なメイク。もちろん男の人。それだけなら普通(ふつう?)だけど、動きが妙に怪しい。なんでお尻突き出してんの? 80年代のライブハウスって、危険なファッションの人ってよくみかけたけど、今のご時世大変珍しい。目が吸い寄せられてしまう。やばい。き、気になる〜 お。幕があきました。やっぱKito。これなら夕飯にありつけそうですね。

       2008年3月23日(日) 発狂天国 vol.36 @ 東高円寺U.F.O. CLUB
               出演:Kito-Mizukumi Rouber 他

アースダムの時と違って、隅々までよく見えて嬉しい。例えるならこの三人、[長谷川.... いや、ピョロトミーは、藤子A系〈わけありバーテンダー〉。大國.... いや、テコンドーは、岡本喜八系〈腕のたたない殺し屋〉。内田.... いや、パパは、トビー・フーパー系〈テキサス農夫?〉]。全体的に混沌としてるのがいい。まんがっぽいし、キャラたってるし。
まずは『Yellow Class』。うお! いきなり前回を超えるカッコ良さ。なんでだ? アルバム聞き込んだから? Kitoがアンダーグラウンドフリークアウトな物体だから? 〈あーついからこっちへ来なさいよ!〉。テコンドーの投げやりボーカルもさらに磨きがかかり、ちょっと.... いや、かなり笑う。うははは〜! 素晴らしいぞー!
『Out Corps』。ひい〜! 演奏、さらにねじれてる。弾けるのに弾けないもどかしさ。前回同様ここは地獄。当然時空が歪んでるワケですからね。わかるわ。描けるのに描けない、まんが地獄ってのもあるわけだからさ(トホホ....)。
『Shincha Kumu』。よく考えたらこの曲、変。いや。よく考えなくても変。うはは。プッシュシュシュシュゥ〜って妙なコーラスって、三人で回転させてたんですね。初めて知った。
『Kayou Bi』。パパのドタドタドラムで確信。やっぱKitoって、U.F.O. CLUBと相性いい。音圧ビシビシ。アルバムの、あのローな感じが再現されてる。
『Kami No Kuzukago』。この曲を、乾いたユーモアに持ってけるセンス。これはホントに貴重だと思う。よく聞き取れないけど、酔っぱらい的な歌詞も素晴らしい。気がする。
そして、知らない曲。これカッコイイ。疾走系かと思ったら空回り。思い思いに突っ走る。ある意味疾走系。これがなんで曲に聴こえるん? 演奏するKitoもスゴいが、これを曲と認識する人間の脳もスゴい。これはナマで体験してもらわんと。ああ、もどかしい。マドロッコしい。
『Dokkarademo Uttekoi』。例えるなら、昭和三十年代の新東宝映画の挿入歌。狂ってる!
『Funsoku Kaiten Gomu Udon』。あの切ない歌の部分って、ピョロトミーだったんだ。CD音源だとわからんかった。しかしこの曲メチャクチャあがる。ガレージ魂1000%! ナチュラルハイ! アムスのヤングに聴かせたいわ。

この日のKitoは、トップということもあってアンコールなしで終了。全体的に前回より、地獄度数があがってた。ローでビリビリ。これって、会場が違うってのも一因としてあるんかな。U.F.O. CLUBって結構行ってるけど、良い音出してるバンドって、あんま多くなかった気がする(ペダル関連はグッドだった。当然ですね)。たぶんあそこには、真のアンダーグラウンドフリークアウトサタンがいらっしゃるんでしょう。見た目、ファウスト博士みたいなの。「エロイムエッサイム、我は最高の地獄サウンドを求め訴えたり!」 夜な夜なそんなことが、繰り返されてるなんて....
怖いライブハウスですね。U.F.O. CLUBってトコは。

【Kito-Mizukumi Rouber / Boseki Ni Tatazumu KMR】PaPa RECORDS
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(左:表ジャケ。右:裏ジャケ。このヒト、誰?) 今年発売された日本現行バンド音源の中で、突出してゼンマイアタマ好み。ユーモア! ダンス! バイオレンス! ラブ!

【MySpaceのKito-Mizukumi Rouber】次回ライブ要求! さらにヘヴィー&ローで地獄倍増に!

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さて、こっから知らないバンド。 ・・・残念。二つとも好みじゃなかった。しかしもう、21時45分を回ってます。食事のことを考えると、22時には脱出せねば。ってことは最後のバンドは10分でバイバイだな。確率的にもいい出会いって少ないだろうし。ん? なんか荘厳なクラシック音楽が流れて幕があくと....  !!!!!!!!!!!!<(゚ロ゚;)>!!!!!!!!!!!!
はい。予想通り。例の、禁断の果実さんがベースを携えステージ上にいらっしゃいます。そして隣にはカッコイイ女性ドラマー。一度目にしたら、絶対忘れられん強烈なビジュアル。バンド名、Sister Paul(シスターポール)。演奏開始。こ、これは.....

やばい! カッコいい! フロア空気一変。お客さん、明らかにウェルカム状態の躁状態。ガレージ&グラム&パンクなサウンドで、なによりポップでキャッチー。そして音圧ビリビリ。一、二曲目あたりまでは見た目に惑わされたけど、三曲目以降はまったく関係なくなった。突拍子もないと思ってた服装も、最後にゃ〈Tシャツにジーパン〉くらいの組み合わせにしか見えんようになった。いや〜 ホントにいいバンドだ。こりゃすごい。22時もとっくに過ぎた! もう時間なんてどうでもいいぜー!

Sister Paul / HiHiHi & NonNonNon(YouTubeより)
うお〜! モドカしい! 圧縮画像じゃ良さがまったく伝わらん!ライブ必見!

【MySpaceのSister Paul】懐かしさが漂う楽曲に、ストレンジな歌詞。クセになる。

結局最後まで観てしまった。ご飯間に合うかな.... でもしょうがない。あれは、誰だって最後まで観る。シスターポールはライブハウスで久々に出会った、リアルアンダーグラウンドフリークアウトバンド。わしのトホホレポ。そして、YouTube & MySpaceという地球最先端トレンドアイテムをもってしても、Kito同様、ホントの良さを伝えてるとは到底思えん。コンピューター及びインターネットって、まだまだ改良の余地がありますね。瞬間移動出来るようにするとか、臭いつきにするとか、焼き立てパンが自宅に届くようにするとか。そのくらいの付加価値つけなきゃ。
そりゃそうとシスターポールって、アタマの中ではインキャパシタンツの領域に近い。どちらも愛すべき存在。音楽的にもファッション的にも。『プリーズ・キル・ミー』風に言えば、「お前、クールだな」。

うお! そうこうしてるうちに22時20分! U.F.O. CLUB飛び出し電車乗って、急いでいつものお店に向かった。ハアハア....到着。閉店時間過ぎてるのにも構わず、ごはんつくってくれた。はあ、おいしい。いつもありがとうございますー。というか、いつもわがまま言ってすみません。

おまけコーナー(スルーでもいいです)
posted by 薇頭 at 21:47| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

みんなラリパッパ?

先週。職場に行くため、本読みながら電車に乗ってた。ガタンゴトン。はっ! 気付くと既に、目的の駅は通り過ぎていた。がーん。一駅先で下車して、Uターン。朝からメンドくさ。
電車の乗り過ごしって、たまにやってしまう。考え事してる時なんかは、無意識に目的地で降りる(不思議だ)。でも、読んでる本が面白かったりすると、やってしまう。
この日読んでたのが『プリーズ・キル・ミー』。ゼンマイ通信でも、ちょっとだけ触れたことがある、例の[ダメ人間大会本]。ちなみにこれは、震度サンから借りてる本。とはいえ震度サンはまだ全部読んでない。なんでも、外国人の名前ばかり出てくるのがカッタルイらしい(アホっぽい理由ですね)。なかなか先に進まないので、端でみてるこっちがイライラして、奪い取って先に読むことにした。やっと読めるぜ〜。
読み始めてビックリ。初っぱなからあまりに面白い。と、止まらん! 以前、友人からこの本の面白さ&ダメっぷりは聞いてたので、なんとなく想像はしてた。そんで、ニューヨーク・パンク周辺のそういった話しって、多少は知ってるつもりだった。でも正直ここまでとは思わんかった。ダメ過ぎる。アホ過ぎる。オモロ過ぎる。素晴らし過ぎる! ダメ人間オンパレード。ますます好きになった。ヴェルヴェッツ、ストゥージズ、ヴォイドイズ、ラモーンズ.... この辺全部。
でも、これはあくまで傍観者としての話し。もし当事者だったら、話はかなり違ってくる。本気でビンタしたくなる。こいつら全員。もしもの話、わしが『パンク中学校』の体育教師で、こいつらが生徒だったら、
[アメリカ組みは校庭10周、腕立て伏せ腹筋100回。ルー・リード君とイギー・ポップ君はそれを10セット。イギリス組は明日の朝まで廊下で立ってなさい。シド・ヴィシャス君、ナンシー・スパンゲンさんはそのあと校外清掃。範囲は地球全体。あ。ジョニー・ロットン君とマルコム・マクラーレン君は.... どうでもいいや]

うーん。しかし楽しい本だ。ヴェルヴェッツ聴くと、気のせいか変な臭いがするようになったし。ところでジム・モリソンって本気で最低だな。いや、ゼンマイアタマ的には最高か。

【プリーズ・キル・ミー】著:レッグス・マクニール、ジリアン・マッケイン 訳:島田陽子
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主にアメリカを舞台とした、パンク創成期当事者達による貴重な証言集。内容、どこまでホントかチト怪しい気もする。ほら、みんな大袈裟だからさ。ラリパッパだからさ。でもそこが逆にリアル。で、青春小説。痛く切なくバカバカしい。っていうかホントにバカ。クスリやり過ぎ。限度超えてる。パンク知らん人が読んでも面白い。知ってりゃ異常に面白い。右は原著。原題『Please Kill Me : The Uncensored Oral History of Punk』。

Please Kill Me Montage / Richard Hell & The Voidoids - Blank Generation(YouTubeより)
登場人物達。みごとに全員ラリパッパ。こうやってみると、やっぱカッコいい。腹立たしいなあ。

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外国の映画や音楽に接してると、比較的『クスリ文化』が登場する。バカな若者が葉っぱ吸ってたらチェーンソーでメッタ伐りとかさ(なかったっけ?)。日本にもそういうもんはあるけど、『文化』とまでいえるかどうかはチト怪しい。そういえば去年観たオランダのバンド、オレンジ・サンシャインにしても愛好家(らしい)。レコーディング中も常用って、なんかのサイトで読んだ。その辺ほんとかどうか知らんが、確かに彼らのファースト『Homo Erecrus』はイカレてた。脳内ビリビリ。色んなモンを放電してる感じ。なんか悔しいがカッコいい。セカンド以降はシラフなわしには、間延びしてチト退屈だったけど。邦題『LSDと神の探求』だし(アホなタイトルですね)。でもライブは最高だった。アルコール注入・クスリ無しで聴く彼らのナマのサウンドは、ラフで新鮮。日本のこの手のバンドも(ブルー・チアー、MC5直系)たまに見るけど、なんかウマ過ぎてカッチリし過ぎて、二曲目くらいで飽きてくる。その点オレンジ・サンシャインは、全てにおいて見事にグタグタだった。バタバタしてたし。いや、ヘトヘトかな。また日本に来て欲しい。あ。それかオランダ行って観るかだな。Hush !! Hush !!

Orange Sunshine - Hush Hush(MySpaceTVより)
去年2/12大久保アースダムでの模様。ベースのMehdi(メディー)って震度サンに似てる。このあと全員にサインもらった。メディーと握手する震度サン。ふたりはまるで兄妹のようだった。

【Orange Sunshine / Homo Erecrus】
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左がCD、右がヴィニール(限定80枚! サイン入り! 一年一回自慢!)。これ聴いてると、音楽が進化する必要性が全く感じられなくなってくる。恐ろしい。ダメ人間必聴。ヘヴィー&ロー!

チト話それるが、うるさい系のライブ行って思うのが、欧米系の外人さんの耳栓着用率。異常に高くない? すぐ耳栓するよね、彼らって。爆音苦手? ってか聴覚が敏感になってない? 前に読んだsunn O)))のインタビューでもあったけど、外国でライブやると、かなり大変なことになるらしい(嘔吐&お漏らし)。このへん、ちょっとはクスリが関係してるんだろうか。よくわからん。

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さて、先月19日(水)。恵比寿のリキッドルームに、アニマル・コレクティヴ観に、いや、ゆらゆら帝国観に行った(勿論アニマルも楽しみ)。そういえばゆらゆら帝国って、来週、飛行機に乗る。行き先はオランダとベルギー。水車見てワッフル食べるために。じゃなくライブするため(観光目的だったりして)。クスリだオランダだと騒いでたのは、ようするにここに繋げたかったわけです。うーん、回りくどい。
ベルギーの音楽といって思い出すのが〜 何も思いつかん。オランダは〜 アウトサイダーズ、Q65を代表とする60'sガレージ。いわゆるダッチ・ビート。ポップスでは、ショッキング・ブルー。最近では、さっきのオレンジ・サンシャイン。こうやって挙げてみると、オランダミュージックって、案外馴染み深いんですね。そんで音質が大変好み。真ん中寄ってて。
そんな、音楽的にイカしたセンスを持つオランダピープル達(及びベルギーの人達)。一体、ゆらゆら帝国の音をどう捉えるんだろうか。クスリ漬けのアタマで(極端な冗談です。すみません)。基本的に日本のバンドは、ノンドラッグ仕様(アルコールは除く)なので、その音づくりは海外のモノとはチト違う。とくにライブの音は。ゆらゆら帝国は、ノンドラッグでアタマラリパッパになる音楽。これがクスリ漬けの人達のアタマに入ったら.... どうなるん?(極端且つ貧困で歪んだ発想だけど、素直な疑問です。すみません)。

  2008年3月19日(水)アニマル・コレクティヴ + ゆらゆら帝国 @ 恵比寿リキッドルーム
              ゲスト:Kria Brekken (ex-mum)

まずは、Kria Brekkenという女性ソロアーティスト。楽器はギターやらエフェクターやら色々。極端に声にエフェクトかけたフワフワした音で、綺麗で幻想的。ノイズといっても差し支えない。たまーに、全身が振動する低音が来るのが気持ちいい。でもすぐ消えるのが残念。ステージの印象は、古い人間なのでどうしてもデヴィッド・リンチの映像思い出す。どっちかっていうと、家で聴くほうがいいかな。40分は長かった。短かったら、もっと印象に残ったかも。

次は、ゆらゆら帝国。この日はいつもより短い演奏。というわけで(?)、今回は試験的に、ラリパッパオランダ人を視野にいれつつ、ライブを振り返ってみましょう。ん? それって道義的に大丈夫?

『やさしい動物』ワープ失敗バージョン。あのすべてがズレるあれです。キメキメの人には大変危険。案外半周して普通の音に聴こえたりして。それかトイレに行列ができるかだな。
『まだ生きている』。スターズの『Today』と同じく、散歩ディザスター系。これは、日本語がわからなくても伝わるでしょ。そんで伝わり過ぎて吐くでしょ。トイレもディザスター系。
『できない』『あえて抵抗しない』。これは文句無し。誰でも揺れる。特に『あえて抵抗しない』のマラカスバージョンは、誰でもケツ振る。それより、マラカス振ってる人間って奇怪。
『タコ物語』。バッド・トリップ。悪夢。さらにトゥー・バッドになってもらうため、字幕流して、海の危険を伝えるってのはどうでしょ。オランダラリパッパ達に。いや、やっぱタコのコスプレで演奏するしかないかもしれん。坂本氏だけ。
『学校へ行ってきます』。全アシッドフリーク大歓迎ソング。日本以上にでかい音でやって、通常の何倍もエフェクト効かせて、床とトイレ、●◎だらけにしましょう。
『無い!!』。誰でも泣く。この日わしも泣いた。言葉関係無し。最高のメロディー(泣)。
『ロボットでした』。いつもと違って、えらくアヴァンギャルドだなあと思ってたら、通常のスタジオ音源に近いアレンジだった。抑えた感じが新鮮。前半と後半が分離してたのも変な感じがして良かった。これも全人類、ぶっ飛べてぶっ壊せる。
最後は『3×3×3』。誰でも漏らして吐く。シラフのわしでさえ、漏らすし吐くし。ラリパッパ達には『30000×30000×30000』くらいかもしれん。オランダ、ベルギーなくなるかもしれん。

しかしオランダ・ベルギーでゆらゆら帝国観てみたい。日本からも当然どなたかが追っかけるんでしょう。レポたのんますよ。あ、地上波でね。わしらmixiやっとらんのでな。ってか、追っかける金あったらゼンマイアタマにくれや(ラリパッパ系ジョークです。気にしないで)。

さてアニマル・コレクティヴ。彼らのことは、さっぱり知らんのでMySpaceとYouTubeで予習した。悪くはないけど、ピピッとくるものもない。とはいえこれはネットでの印象。ようするに圧縮データ。これだけで、判断する気にはならんので(曲の好みの判断にはなる)、ライブ観て判断することにする。ちなみに、単一ソース(時に複数)のネット情報を鵜呑みにするほど、ゼンマイアタマはピュアな人間ではない。人間不信の塊。うそ。人間愛の塊。
それはさておき、アニマル・コレクティヴ。結果はネット通りの印象だった。いや、それより良くない印象。ライブは控えめに言っても、長くて退屈なものだった。シラフじゃ相当キツい。これってクスリ音楽? そういえば remix 誌に(2007年11月号。表紙が坂本氏)、彼らのインタビューが載ってた。どんな人達なんだろう。読んで納得。やっぱ部分的にソフトにラリパッパでした。

(こっから矛盾したこと言います)
個人的には、クスリ使って自分の世界を表わしていい人と、そうでない人って、やっぱ現実には存在する(した)と思う。悪いことだし矛盾してること言ってるけど、正直そう思う。ってか、現代の創作活動にはそんなもん必要ない。だってさ〜(以下、略。続きは例のお店で。to 震度サン)

ま、しかし、インタビュー読む限りは素直なアニマル達。その点は好印象。素直過ぎて、プリーズ・キル・ミー連中にゃとても太刀打ちできんけど。いや、誰もあんなの勝てんし、勝負する必要もないし、勝ったとしてもその時点で負けてるし。勝てるかどうかわからんが、プリーズ・キル・ミー連中に勝負挑んでいいのは、こういう連中でしょ。

Orange Sunshine - Hush Hush(YouTubeより)三バカ再登場。何度みてもオモロい。

戦う以前に、途中の道ばたで勝手に気絶してる気がする。ジミヘンがギター燃やすポーズのまま。よって、プリーズ・キル・ミー連中の不戦勝(たぶんこっちもその辺で気絶してると思う)。あ。勝ち負けで話し進めると嫌われるんだっけ? ネット世界って、世の中って。しかしわしって.... 矛盾してるよなあ。

ここから違うはなし(続きを読む)
posted by 薇頭 at 23:08| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

10 Days Butterfly

先々週、歯医者第二回目。まず歯茎に麻酔薬を塗る。表面を麻痺させたあと注射で本麻酔。チクッとするもののそんなに痛くない。というわけで本格的に虫歯を掘り進む。キュイー。ギュワワー。の、脳に響く〜! 思いのほか震動が気持ちいい。去年観た、sunn O))) 思い出す。全身振動音浴マッサージ。気持ちよかった。とくに気管。久々味わいたいから、そろそろ再演してくれや。本多劇場あたりで。いや、駅前劇場あたりで。いや、わしんちで。
治療自体は麻酔が効いてるので、ガンガンやられても問題ない。麻酔ってすごい。ドクター。次は脳にブスっと打ってくれ。すべてが麻痺する強力な一本。と、マジメに提案したとしても、ここのドクターは常識人なので脳への一本は期待出来ないんだけど、治療前に丁寧な説明してくれるのはヒジョーに安心(何だ? この流れ)。何がどう安心なんかは自分でもわからんが、事前に説明があるのは、まあいいことなんでしょう。ドクター・オピニオン。医療コンセンサス.... だっけ?
ちなみに今回のBGMは、まったくわからんかった。未来チックでラウンジっぽくって、打ち込み女性歌モノだった。FPM(ファンタスティックなんとか)あたりなんかな。よくわからん。コーネリアス、アンダーワールド、YMOにFPM(?)。皆さんこれでドクターの趣味志向、及び正体がわかったでしょ。ようするにここのドクターは、未来人なんです。

2月18日月曜午前。広島の母から電話。朝から電話ってのが不吉。実家からの電話ってチト苦手。大抵は近況やら、荷物(食料がメイン)送るとかの他愛ない内容。でも数年に一度くらい、ドキッとするような電話がある(実家を離れて暮らしてる人は、経験あるのでは?)。近所の誰々が事故にあったとか、親戚の誰々が病気になったとか、父にガンが見つかったとか。
この日の電話がそうだった。父にガン再発。今度は肝臓。定期検診でみつかった。まあね。六年前もガンやったし、歳も歳だし。いつ再発しても不思議ではない。とはいえ、朝イチで聞くガンって言葉は、さすがに胃のあたりにきた。キューッと。
電話口の母は冷静(もちろん内心は動揺してるに違いない)。わしも姉も、一応冷静。当の父が一番冷静。最も動揺してるのは、前回と同じく姉の旦那さんのみ(スイスの人)。悪いね。ニブチンジャパニーズファミリーで。
治療法は大きくわけて二種。その中で最善の方法を担当医が提案。家族了承。というわけで、摘出手術に決定した。手術日は偶然にもわしの誕生日。これを聞いた時のわしの気持ち。なぜかうれしかった。ふふ。ちなみに父は被爆者健康手帳を持ってるので、医療費は基本的に全額無料となる。

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(話変わって)
母からの電話を受けた2月18日の夜のこと。この日は韓国のフォークシンガー、キム・ドゥス(Kim DooSoo)のライブを観るため、吉祥寺MANDA-LA2に行った。共演は三上寛と友川カズキ。1月にデーモン&ナオミのライブに行った時、チラシの中にキム・ドゥス来日のチラシを発見。今まで一度も聴いたことがなかったけど、心のどこかでひっかかってた。たぶん以前に、モダ〜ン・ミュージックHP内の、生悦住氏の文章読んだからだと思う。以下、素晴らしい内容なので、キムさん紹介の意味も含みつつ『10日間の蝶』のレビューを全文引用。

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韓国No.1 アシッド・フォーク歌手キム・ドゥスは、1986年「シオリッキル」を発表したが、当時韓国では異例な自由への渇望を表した歌詞が当局に睨まれ迫害、弾圧を受ける。1991年に3rdアルバム「ボヘミアン」を発表。内容が良く話題をまくが、この歌を聴き人生の虚無感を嘆いて自殺する人が出てしまい、キム・ドゥスは音楽活動を一切止め10年も電気の無い山中にこもり隠遁生活をした。2002年に11年振りになる4thアルバム「自由魂」を発表。素晴らしい内容で絶賛を浴び、韓国でのレコードイヤーに選出され、「韓国大衆音楽100大レコード」にも入っている。
韓国語で歌う淡々と深く慈しみあふれるその「歌」は唯一無二。そして、この5thアルバム「10日間の蝶」は、「自由魂」と同様の優れた内容となっている。
何しろ、素晴らしい本物の「歌」です。ディノ・バレンテやニック・ドレイクなどの好きな60年代フォークサイケ・マニアもキム・ドゥスを聴いたらこの「歌の深さ」に驚くことだろう。
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ね。ひっかかるでしょ。あと、『自由魂』のレビューではこんな一文も。やっぱ素晴らし過ぎるので、以下引用。

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ティム・バックリー、アレキサンダー・スペンス、ディノ・バレンテ、石原洋、アタウアルパ・ユパンキ、ジョルジュ・ブラッサンス、など愛聴している方にはおすすめです!
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こんだけ挙げりゃどっかひっかかるわー! ようするに聴けってことですね(笑)。よっしゃ!

        2008年2月18日(月) キム・ドゥス @ 吉祥寺MANDA-LA2
               ゲスト:三上寛、友川カズキ

最初は三上寛。三上寛って見てると落ち着くんよな。チューニングする時の表情、曲の合間に水を飲む時の仕草、拍手を受ける時の笑顔。すべていい。音楽ももちろんいい。人間国宝、重要無形文化財。しかし三上寛って困る。いいとしか書きようがないんだもんな。とほほ。うーん。あ。そういえば、ライブ中こんなこと言ってた。
1979年。音楽活動を続けるか辞めるかで悩んでいた三上氏は、韓国は光州(クァンジュ)に滞在中、ある “声” を聞いた。その声がきっかけとなって、音楽を続ける決心をしたらしい。
わし、こんな経験一度もない。わしもどっかからの “声” 聞いてみたい。いや、やっぱいいや。なんか変なメッセージが聞こえたらヤだもんな。人に迷惑かける系メッセージ。でも、三上氏に声をかけた主には感謝。なんてったて、今も三上寛の歌を聴けるわけだから。サンクス、声の主。

次は友川カズキ。
昨年から、体をこわして療養中の友川氏。この日の出演も〈予定〉となっていた。その割には、初っぱなからトーク絶好調。なんでも体を壊したのは、一昨年、三上氏と一緒にフランスに行ったことが元凶らしい。この日も三上氏のリハ聴いて、顔がビリビリしたそう(三上氏の歌は電気治療になるそうです)。あと、「三上氏がこの日出演すると知ってたら来なかった」と言ってた。うはは。いや、きっと本心なんでしょう。
まじめに言うと、体を悪くした原因は疲労とストレスによるものらしい。通院中は、当然医者からタバコと酒を止められる。友川氏曰く「それが苦痛で苦痛でしょうがなかった。タバコと酒をやめたら人生がくだらない」。ふんふん。こういう感覚は自分にないだけに、面白い人生観だなあと思った。そんでちょっと羨ましくも思った。
ライブ自体は、わしらこれが初めての友川カズキだったので、本調子なのかちょっとわからんかった(曲もあまり知らない)。でも、心に滲みるいいライブだった。一番滲みたのは、下ネタだったりしたんだけど。

そして、キム・ドゥス。
バックには、二日前に日本で初めて顔を会わせたというメンバー達(ギター兼通訳・佐藤行衛氏。チェロ・坂本弘道氏。あとの方はお名前よくわかりません。すみません)。ピアノ、アコーディオン etc。割と大所帯。勝手にソロライブと思い込んでたので意外な感じ。お。帽子をかぶったキムさん登場。やさしそうな感じの方です。

一曲目『野花』。あ。声、いい。ちょっとビブラートがかかって抑制した感じ。そこに逆に開放を感じる。ビブラートのかかったボーカルスタイルは基本的に苦手なんだけど、キムさんはいい。韓国語の語感も相まって、心地良い。そして、確かに深い。
二曲目『蝶々』。ギターの音色から、ラテン民謡を連想した。明るいけど切ない感じ。そして蝶もフワフワ。
三曲目『追想』。寂しくって悲しい曲。韓国語なので意味はわからないけど、やけに滲みた。この日はとくに。
四曲目『ボヘミアン』。力強い曲。声の出し方やギターの音色。抑えてるけど強い意志を感じる。大陸的というか。ひろーい空間。日本の歌い手にあまりない感じ。ああ、でも三上氏には感じるな。ひろーい空間。いや、ある意味狭い気もする。でも、とてもふかーい空間。土管?

ここから、新譜『10日間の蝶』コーナー。
五曲目『Deja-Entendu(既聴感)』。タイトルどおり、初めて聴くのに懐かしい曲。めちゃくちゃいいな。聴いてる最中、突然デーモン&ナオミのことがアタマに浮かんだ。曲っていうより、彼らの存在。やっぱ意識下で繋がってるんだな。ってか刷り込み? International Sad Hits ?
六曲目『道なき時のうた』。さみし過ぎるわ。もうしんみり(涙)。
七曲目『くちなしの花』。キムさんはこの曲、演歌に似てるって言ってた。演歌っていうか、確かに滝廉太郎の『荒城の月』に似てる。出だしのメロディー。♪はーるーこーおーろーおーのー はーなーのーえーんー♪ はあ.... 外は桜が満開ですよ....
八曲目『白い雲の道』。タイトルが音に現れてる。『ボヘミアン』の世界に近い感じ。寂しいけど力強さを感じさせる。『時間・放浪』。キムさんのテーマなんだろうな。で、わしのテーマは?
最後の曲『10日間の蝶』。アルバムタイトル曲に相応しい集大成的楽曲にキム・ドゥスという人のリアリティを感じる。最後にリアリティって言葉出す時点で、自分のアホさ加減を露呈してるわけなんだけど、この曲には何かを.... そう。確かに “声” を聞いた。いや、アタマに麻酔は打ってない。

そしてアンコール曲。の、前にキムさん、日本の歌をちょっとだけカバー。♪あめ〜にぬ〜れたつ〜 おさ〜びし〜やまよ〜♪ 笑った。アニメ『ムーミン』から『おさびし山の歌』。突然のことに脱力。とはいえ、キムさん自身が言ってるように、その風貌はどことなくスナフキンを連想させる。お互い放浪好きだしね。しかしお茶目な人ですね。ユーモアに国境はないという、当り前なことを実感。そして『セラヴィ』で、しっとり終了。悲しく、力強く、希望がみえる。『おさびし山の歌』で笑ったあと、すんごく寂しい曲を持ってくるセンスに脱帽。

【この日のチラシ】この方が、スナフキン。じゃなくて、キムさん。
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キム・ドゥス - 野花(YouTubeより)帽子の方がキムさん。また生で聴きたい。

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ライブ終了後、物販で『10日間の蝶』購入(レコードの方が欲しかったけど、チト持ち合わせが)。さっそくキムさんとこに行って、快く(たぶん)サインと握手に応じてもらう。カムサハムニダー。

【10日間の蝶 / キム・ドゥス】
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素晴らしい本物の「歌」。ディノ・バレンテやニック・ドレイクや60年代フォークサイケが好きなゼンマイアタマも歌の深さにほんとに驚いた。綺麗なジャケットには[2008 冬]と書いてくれました。

しかしこの日は、特別心に滲みた。とはいえライブ観てる姿は、アホの子状態なんだけど。あ。キムさんの手は大きくてあったかい手でした。と、今回はきれいにまとめよう。

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24日月曜日。吉祥寺でレイトショー観た後、零時近くに帰宅。真っ暗な部屋では留守電ランプがピカピカ点滅(まあ珍しい)。再生すると母から。ドキドキしながらメッセージを聞く。父退院。経過は良好。

最後にキムさんのアルバムから、とくに気に入った詞をちょっとだけ。

あぁ 私は 求めることのできない
その何かを探して放浪するのだ
知らずに身についた悲しみよ
知らずに身についた生よ

『Deja-Entendu(既聴感)』より。(訳:佐藤行衛)

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posted by 薇頭 at 22:03| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

去りし時を知って

というわけで、約二年振りに歯医者行った。例の渋谷系BGMがかかる病院。歯痛の原因も気になるが、どんな音楽がかかってるのかも気になる。やっぱ今も渋谷系? それとも.... 灰野敬二?

あれ? 待合い室なぜか無音状態。単に音楽がかかってないのか、それとも意図的に無音トラックを流してるのか。だとしたら、なかなかアートな(挑戦的な)歯医者さんですね。
診察室入室。なーんだ。中はちゃんと音楽かかってます。誰の曲かわからんけどやっぱ渋谷系。わかんないけどそれっぽい。もろバカラックアレンジだし。
そして診察。〈知覚過敏?〉という素人判断はあっさり却下。ドクターの判断は〈虫歯〉。え? 見た目は何ともないのに? 虫歯菌はどうやら歯の間から入り込んだらしい。レントゲンでさらに詳しく検査。被曝は気になるが虫歯ほっとくほうがもっと怖い。まあ、前回のレントゲン診察から二年くらい間が空いてるから大丈夫とは思うけどね。
五分後現像終了。が〜ん。病状は結構かなり進行。虫歯菌はなんと神経まで達してた! ひいー! どうりで痛いわけだ。結局この日は、虫歯削ってクスリを患部に突っ込んで仮詰め。次回からは徐々に神経治療の方向らしい。前回の[歯医者なんて平気]発言撤回。やっぱだんだん怖くなってきた。はあ....

そんでかかってたBGMだけど、結局一曲しかわからんかった。YMOの “Nice Age”。久し振りに聴いた。曲が終った瞬間、アタマん中にこの言葉。

   “How do you do, Gentleman ?” “Oh! How do you do. Nice to meet you.”

心で笑った。速攻、セリフ思い出した自分に。Nice Ageのあとは、当然違う曲が流れてたけど。

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(さて、こっから前回のバカラックの続き)
先月16日(土)。サラリーマン天国・有楽町。この辺の地理感覚ってほとんどない。用事がない限りめったに来んもんな。駅前の地図みる。へー。国際フォーラムって思ったより駅から近いんだ。もっと遠いんかと思ってた(下調べせずに来た)。お。バカラックコンサートのお客さんっぽい人が、フォーラム方向にたくさん歩いてます。年配のカップルが多い。身なりもピシットとしてる(皆さんカネ持ってそうですね)。もうチトましな恰好してくりゃよかった。震度サンは例のごとく、抜駆けお洒落ファッション。わしだけいつもの “KY” ドゥームファッション。国際フォーラムの品格落として悪いね、みんな。

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左:東京国際フォーラムの入り口(有楽町側)。
右:施設内でカラフルな棒発見。横にいるのは震度サン。

受付で予約当日券購入。ロビーの中、米国アカデミー賞の受賞会場みたい(知らんけど)。そしてホールに入場。スゴ広〜〜い! うは〜! ほとんど最終列! ガーーン! ステージ遠いなー。
会場の雰囲気を “いつも以上に”.... いや、“一万円分” 無理矢理楽しんでるうちに、開演時間の午後七時。米粒ほどの大きさの楽団員が登場。まるで虫の演奏会のようです(ホントに虫だったらいいね)。みなさん、所定の位置につき楽器を各々鳴らしはじめました。ゼンマイアタマ的には、ステージ上にマーシャルやらオレンジやらアンペグやらのわっるい音を出すアンプ群がないだけでもかなり新鮮。ん? どなたかが登場。パチ.... パチパチパチ!!!!! パチパチパチパチパチパチ!!!!!
会場内、拍手の渦。おー! 本物のバート・バカラックだ〜!(たぶん)。

  2008年2月16日(土)バート・バカラック・コンサート@東京国際フォーラム ホールA
  【出演】指揮・ピアノ・ボーカル:バート・バカラック
      オーケストラ:東京ニューシティ管弦楽団、ザ・バート・バカラック・バンド
      シンガー:ドナ・テイラー、ジョン・パガーノ、ジョシー・ジェームス
      ゲスト:トレインチャ

一曲目『世界は愛を求めている / What The World Needs Now is love』。バカラックのピアノが静かになり始め.... いきなりフルオーケストラ! ジャカジャーーーン! 鳥肌たった。背中がゾワーってなった。会場広過ぎて、ステージの動きと音がほんの少しずれるのには笑ったけど(さすが当日券!)。高校時代、遠くの方から眺めた野球部の練習思い出したよ。カキーン。

全体の構成は、初期ナンバー、ヒット曲や代表曲を万遍なく。時にメドレー形式、時にフルで。ものスゴ贅沢なアレンジ。ヒット曲のつまみ食い。ほんとは全曲丸々フルで聴きたいけど、そんなことしてたらいつ終るかわかんないもんな。
とくによかったのは、『小さな願い / I Say A Little Prayer』や『恋のウエイト・リフティング / (There's) Always Something There To Remind Me』『サン・ホセヘの道 / Do You Know The Way To San Jose』。ちなみにこの三曲はメドレー形式での部分演奏。でも聴けただけでもうれしい。個人的思い出がつまった曲だけによけいに。歯医者の待合い室も勿論思い出した(チュイーン。お大事にー)。この会場では若輩者のわしでさえ、メモリーレーン乗っかっちゃうわけだから。そりゃ会場の年配の方達は感慨もひとしお。人生の色んな場面思い出してんだろなー。彼氏彼女にフラれた時のことを中心に。

中盤は、最近の曲と今年になって作られたという新曲を披露。普通こういった昔の曲を楽しむコンサートは、新曲コーナーってつまんないことが多い。でもバカラックは違った。ま、楽しいとか、面白いとかそういうんじゃないけどね。ちゃんとみせてくれた。んで、色々考えさせられた。考えんでもいいんが考えた。
時代の空気や世相を曲に反映させてきたバカラックが、今、かいたのは暗くて重い曲(へたすりゃ希望がみえない展開)。現役最高齢のポップミュージシャン(!)に、こういった曲をかかせる今の世界って.... いったい何? バカラックもわしもあと何年生きるかは知らんが、いつか最後に聴くであろう彼の新曲は、楽しくって切ないいつものバカラックナンバーだったらいいなあ〜 とは思う。ほんとにね(珍しくマジメな意見ですね)。

そして後半。待ちに待った映画音楽コーナー。『恋の面影 / The Look of Love』『雨にぬれても / Rain Drops Keep Fallin' On My Head』etc。うお〜! バカラックのナマ歌初めて聴いた!
ちなみにこのコンサートはボーカリストが四人参加。勿論全員プロフェッショナル。でもバカラックの歌を聴いたあとは普通の歌手にしかみえんかった(普通つってもスゴい)。バカラックの声、若い頃よりさらにモタモタしちゃって嗄れてる。でも歳をかさねた今の声のほうが断然グレート。セクシーだし、味があるし、何より心に響く。そう。ヒトは歳をとって失うモノも多いけど、得るモノもたくさんあるのです。と、今晩自分に言い聞かせよう。夜中の半覚醒状態の自分に。

コンサートはアンコール二回含む約二時間。『雨にぬれても / Rain Drops Keep Fallin On My Head』の合唱で終了。といっても歌詞知らんから歌えんのだけど。でもうしろの年配のご婦人は流暢な英語で歌ってた。楽しそうだったな。しかもうまかった。もしかしてプロ? 当日券で?

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終了後は一応物販冷やかす。つってもバカラックTシャツなんぞあるわきゃない。あっても買わんし。いや、クラス書体のバカラックTシャツなら買ってもいかなー。というわけで、なんだかんだで生まれて初めてバカラック名儀のアルバム購入(サントラはちょっとだけ持ってる)。しかし[今日のコンサートの思い出に、是非この機会にご購入ください]って場内アナウンスはナイスだった。購入の決めてはこれだったもんね。

【バカラック・ベスト〜生誕80年記念スペシャル】
The Universal Sound of Burt Bacharach : 80th Birthday Anniversary
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家でボーッとしてる時によく聴く。いや、聴くっていうより流れてる。「ああ。いいメロディーだな〜 もう夕方かー」。そんなかんじ。

Burt Bacharach & the A&M '67 All-Stars - Medley(YouTubeより)
あまりにも贅沢過ぎて失神寸前。リアルタイムでこのメンツ観れるとしたら.... 10万でも安い!
えっ!? セルジオ・メンデスって二月に来日してたの!? ひい〜! いま知った! が〜ん!

Dionne Warwick - Knowing When To Leave(YouTubeより)
邦題『去りし時を知って』。色んな人が歌ってるけど、やっぱディオンヌ・ワーウィックが一番。終盤の展開に涙。これぞバカラックアレンジ。今回の来日では演奏されんかった。次回は是非!

Carpenters - Live in Japan 1972(YouTubeより)
贅沢メドレー。『去りし時を知って』も歌ってる。終盤の高速『サン・ホセヘの道』にびっくり。そんでハーモニーが超GREAT!!。ミレニウム、ビーチ・ボーイズも唖然!

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さてこっからは、前回のクイズらしくないクイズの答え。
『次に紹介するバンドはいったい何?』っていう、どーでもいい問題。覚えてる? ヒントが、[それぞれの想いをのせて過ぎていく このひととき 今日1日のエピローグ・・・ クロスオーバーイレブン]ってやつ。実は前回のゼンマイ通信の中に、既にバンド名出してたんだけどね。

答えは、Azymuth(アジムス)。一部ではすんごく有名なブラジルのバンド。

一体何人くらいの人がわかったんだろ。わかった人は三十歳以上か、ブラジリアン・フュージョン大好きっ子ですね。若い人で知ってたら.... オッサン過ぎます。で、なんで一部で有名なのかというと、NHKのFM番組[クロスオーバーイレブン]('78 - '01) で、彼らの曲が使われてたから。オープニングとエンディングで。バンド名聞いてわからん人も、この曲聴いたらピンとくるかも。

クロスオーバーイレブン(YouTubeより)な、なつかしー。アタマん中、勝手に時報がー!

オープニングは『Fly Over The Horizon (Voo Sobre O Horizonte)』。ラジオでは、この曲のバックで[それぞれの想いをのせて....]ってセリフが入ってました。そんで真ん中に流れてるのはカヒミ・カリィですね。この映像をアップした方の趣味なんでしょう(微妙に前回のゼンマイ通信とリンクしてて嬉しい)。そしてエンディングが『October (Outubro)』。この曲のバックでもセリフが入ってました。ちなみにこのYouTubeの選曲構成は、クロスオーバーイレブンを再現してるんだと思われます。グッジョブ!

【AZYMUTH】
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左:Light As a Feather ('79) オープニング曲『Fly Over The Horizon』収録。
右:Outubro ('80)      エンディング曲『October』収録。

この番組って、AORやフュージョンばっかかけてた印象があるけど、実はけっこうニューウェーブやテクノなんかもかけてた。わしが初めてクラフトワークのアウトバーン聴いたのもこの番組(17分あたりでフェードアウトしたけど)。ホントよく録音したな。押し入れ探したら、たぶん当時のカセットテープまだあるぞ。ブロンディとかMが入ったやつ。カビてるかもしれんけど。あ。そういや5日にNHK - FMで放送された、ゆらゆら帝国のライブ(クロスオーバーイレブンとほぼ同時刻に放送! 関係ないけどさ)。録音しようと思って愕然。ゼンマイアタマ両名、なんとラジオを録音するオーディオ機器、すべて全滅してることが判明。がーん。しょうがないから、ラジオの前で正座して聴いたよ。とほほ。来週ライブ観るから(共演:アニマル達)いいけどさ。
posted by 薇頭 at 22:28| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

ぺったら地獄の帰り途

前回夢のことについて触れたけど、最近もやっぱよく見る。ふつう時々悪夢。悪夢の内容を具体的に書くとネットコード(?)に触れるので触れない。映画に例えると “The Texas Chainsaw Massacre 2(悪魔のいけにえ2)”。初代じゃなく、よりおかしなことになってる2のほう。しかしチョップトップってゼンマイアタマに似てる。“Music is My Life. ha ha” こ、こわっ!
ちなみに、チョップトップ以上に怖いのが夜中の半覚醒状態。普段どうでもいい〈自分〉について考察してしまう。無意識的に強制的にダメな部分を羅列。止めればいいのに止められない。それが毎日つづくもんだからドツボ。無意識なので止めようがない。一応解決法はあるんだけどそこに到達するまでが長い。これこそ自分探し。Emo to Fuck !!
でもたまにはいいこともある。それは笑える夢を見た時(エロい夢もいいけどね)。最近笑ったのは、ゆらゆら帝国にゼンマイ通信のダメ出しくらった夢。坂本氏に「あの文章ってどうにかならない?」って言われ、亀川氏柴田氏は横で静かに成行きみてる。わしは黙って聞いてるけど心の中で「大きなお世話です」って思う。場所はどこかの高原。情けないけど笑えるいい夢だった。

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デーモン&ナオミのライブの時、震度サンに頼まれて渋谷まんだらけで買った一冊のまんが。それが、ケケカカ物語。正式タイトル『ケケカカ物語 とり小僧』。著者は陽気幽平(昭和30年代の貸本作家)。竹内寛行バージョンの『墓場鬼太郎』11・12巻(兎月書房)の巻末に収録されたものを、最近〈グッピー書林plus〉が復刻したもの。内容は、ま、おかしな方面のアレです。アシッドっちゅうか何ちゅうか。何の役にも立たんが、アタマん中いい感じになれるやつ。

これから読む人がいるかもしれんから内容には触れない。印象的なトコをちょっとだけ。

巻頭部分の会話がリアルだった。子供の頃、大人がこんな会話してたの聞いたことある。うわさ話しでも聞いたことある。なんかや〜な気分になる類いの話。そういや表面的には、このテの会話って聞かなくなった。テレビ、映画、まんが、全体的に(ネットじゃチョクチョクみかけるがな)。何のことか気になる人は読んでみ。物語りは全編破壊力抜群。おもろい。そんで一瞬でおわる。

【ケケカカ物語とり小僧 陽気幽平experience】編集・発行:グッピー書林plus
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併録『地獄から戻った男』。とり小僧以上にナイス。今と変わらんセンスにびっくり。冴えてる。面白い。こっちも一瞬でおわる。

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先月2日(土)大久保EARTHDOM。この日は〈轟音大集傑 〜春の陣〜〉というライブイベント。会場おもての看板見ると全4バンド中、目的のバンドは一番最後(他はよく知らん)。でも、もちろん最初から観る。どんな素敵な出会いがあるかわからんからね。

(3時間経過。残念ながら出会わんかった。長かった.... 疲れた....)
いよいよ最後のバンド。しかしお客さん少ないですね。フロア、わしら含めて2、30人くらい。この状況って、客、緊張するんよな(バンド側もだろうけど)。目的のバンドはこの日が初ライブ。いわば、生誕の日。人も少ないしこりゃ貴重。これで収穫なけりゃトホホだけど、逆ならレアオンレア。はてさて、いったいどうだったんでしょ。

レポの前にまずはバンドの紹介。名前が〈Kito-Mizukumi Rouber〉(きと みずくみ ろうば)。〈帰途 水汲み 老婆〉。なんて素晴らしいネーミング。ゼンマイアタマ的にどうしても水木ワールドを連想してしまう。これは期待大。しかもKitoのMySpaceみると[Garage / Psychedelic / Pop]って書いてある。もしかして “ぺったら辺境地獄ガレージ” !? うお〜! 楽しみじゃあ!
で、そのぺったら辺境地獄の住人達。噂によると〈あぶらだこ・長谷川静男〉のメンバーである、長谷川裕倫氏、大國正人氏、内田静男氏らしい。いや違うかも。だって名前が微妙に.... いや、かなり変。

 PAPEKYOWANCE PYOROTOMY (G, Vo) パペキョワンス.... ピョロトミー?
 TECONDO OOKUNINUSHINO MAKOTO (G, Vo) テコンドー オオクニヌシノ.... マコト?
 PAPA BIG PAPA (Dr, Vo) パパ! ビッグパパ!

(さて、今回は珍しくライブ後の感想から)
呆気にとられた。ぽかーんとした。誕生の瞬間、客固まってた(笑)。いや、ほんと何ともいえない不思議な感じ。ありそでなかったこの解釈。おもチろい! まさにぺったらぺたらこ演奏会。観てる最中、なぜか次みたいな物語がアタマで渦巻いた。
[深夜二時。とある山奥の県道。バンドの練習後、車で帰宅中のメンバー。突然幽霊族によって拉致され気付くと賽の河原。周りは死装束姿の髑髏達。演奏しないと魂を抜くという。仕方なく演奏を始めるもそこはすべてが歪んだ霊界。現世のように思うようにいかず・・・]ん? 微妙にゲゲゲの鬼太郎 “さら小僧” 入ってない?

      2008年2月2日(土) 轟音大集傑 〜春の陣〜 @ 大久保EARTHDOM
              出演:Kito-Mizukumi Rouber 他

記念すべき一曲目。『Yellow Class』。長谷川裕倫.... いやPYOROTOMYのボーカルにくらくら。そんで大國正人.... いや、TECONDOの叫び声に震え上がる。〈あーついからこっちへ来なさいよ! あーついからこっちへ来なさいよ!〉 絶対行きたくないっ!(笑)

一曲目終了。し〜ん・・・

『Kayou Bi』。内田静男.... いや、Papaのドラムに腰が砕ける。まるで子供が憑依したかのようなぺったらリズム。ってか、全体的に子供が演奏してるみたい。無邪気に楽しそうに。それがかえってコワい。〈こっちのアタマがおかしくなったの?〉。そんでまたもTECONDO節炸裂。酔っぱらいっぽいなあ。しかし、ハンパないぺったらガレージ度。バンバラぺったら。
『Kami No Kuzukago』。現代地獄ナンバー。こんな地獄度数が高い曲は、もしかしたらC.A. Quintet以来かも。映画『地獄』(中川信夫監督:'60)にピッタリのサウンド。HELL !!!
『Dokkarademo Uttekoi』もどかしさ全開。弾けるのに弾けない。時空のねじれ現象。これぞ “霊界のシャッグス”。 これって一つ間違えたら自爆行為。ギリギリで絶妙なバランス。この.... 怖いものしらず!
『Shincha Kumu』。地獄ブルースセッション。現世ではシャープな(?)PYOROTOMYも、霊界ではフラフラ。いや、見方をかえれば気持ちよさそう。鼻唄奏でるヘロヘロ九官鳥みたい。
『Out Corps』。怪奇荒くれ一番勝負。ド変態サイケデリックガレージナンバー!GREAT RAW GARAGE SOUND!!!!

最後の曲の前にTECONDOがCDの宣伝。当然と言えば当然だけど、この日一番驚いた(笑)

『Funsoku Kaiten Gomu Udon』。PaPaのぺったらドラムがやっぱ子供が憑依したみたい。そんで時折ギターが『かわいい魚屋さん』のフレーズ。うははー。しかしこの曲ってクセになるなあ。妙に寂しくなる。とくに後半歌部分。なんだろ。この感じ。ほんとに “ぺったら辺境地獄ガレージ” ってのがピッタリ。♪ドッタンドッタン ウィ〜ア〜 ダンスバンド♪ えっ!? ダンスバンドだったの !? 確かにナイスなダンスナンバー。踊りは勿論へっぽこ骸骨ダンス。回転!

観客の髑髏達。kitoの呪縛からやっと解放。はじめて拍手が起こる。そしてアンコール曲。

『C』。あ! PaPaが少女のように歌ってる。この曲、壮大だか壮大じゃないんだかよくわかんないトコが素晴らしい。そんで胸が苦しくなるような爆音悲哀ナンバー。ギュオォォォォ........

すべての演奏終了。はたして、彼らは現世に無事戻れたんだろうか? 魂抜かれずに。

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いやーほんと墓場鬼太郎が、誕生する時のような何ともいえんゼンマイアタマ好みのライブだった。そりゃ霊界ギャラリーも固まるわな(笑)。そんで実際貴重なライブだった。こりゃ自慢。

【Kito-Mizukumi Rouber / Boseki Ni Tatazumu KMR】PaPa RECORDS
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ジャケットかっこいい! Tシャツ希望!

このアルバム、アタマの中では Godz、Simply Saucer 、Debris、Cromagnonなんかのパンク以前のチト妙な音楽領域に近い感じ。そして勿論その周りには Shaggs、Captain Beefheartもいる。さらには名も知れぬ幾千の辺境ガレージの亡霊達がワラワラ。そりゃオモロいわけだ。
そんでこの音源、現世 to 霊界の最重要中継地点・調布(水木シティ!)のピース・ミュージックが絡んでる。ってことは、当然中村マジックも封入。モノラル! ロー! 音質最高! ふはっ!

Kito-Mizukumi Rouber(MySpace)http://www.myspace.com/kitomizukumirouber

次回、kitoのライブは今月23日(日)。東高円寺U.F.O.CLUB『発狂天国 vol.36』に登場。kitoサウンドで “発狂天国” なんて “ぺったら地獄” にしちゃえ! 悪夢大歓迎! どツボ大歓迎! ん?

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Kitoってなんちゅうか普通のガレージバンドとは違う。他にこんなのいたっけ? パッと思いつくのって、ニプリッツなんかのヒロシNaワールドくらい。あ。墓場鬼太郎の音楽って、Kitoがピッタリかもしれん。そういやスタジオ・ボイスのオルタナ特集、出版されるのがもうチトあとだったら、Kitoのアルバムってたぶん上位だったね。ね。スタジオ・ボイスさーん。
posted by 薇頭 at 23:58| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月24日

METRO STARS !!

いよいよ忙しさマックス。寝て仕事寝て仕事の繰り返し。たぶん今月いっぱいの辛抱。しかし不思議なもんで、忙しくなればなるほど無駄にハイになる。脳内アドレナリン大量噴出。無表情で躁状態。でもヤなんよな。あとで大きい反動がくるから。ドーンと急降下。その徴候はすでにあらわれてる。これは夢を見る回数が増えることでわかる。もうやたら夢をみる。そうなったらじきにドツボがやってくる。く、来るなら来いや〜!

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最近震度サンが本を貸してくれた。ケケカカ物語とスタジオ・ボイス最新号。ケケカカ物語についてはまた今度にするとして、スタジオ・ボイス3月号[オルタナティヴ・ミュージック・ランキング100 ]。オルタナティヴ・ミュージック? これまた難しい特集ですね。この... インテリ雑誌! いや別にインテリでもないか。しかしオルタナっていったいどの辺のことを指すんだろ。オルタナって括りで音楽聴かんからイマイチよくわからん。漠然としたイメージとしてあるのは、80年代後半に出てきた若者バンドの作り出す世界。パンクとは違うけど、ちょっと怒ってる感じ。社会に向けてじゃなく個人(自分)に向けて。バンドでいうとソニック・ユースとか、アルビニ系。あとピクシーズとか(ほんと漠然としたイメージなんだけどね)。ま、そんな感じだもんで、オルタナって言われてもそんな関心ない。あ、でもBig Blackは好きだったな。三カ月間くらい。

さて、ページをパラパラ。ん? イメージと違う。結構好きなバンドが紹介されてるぞ。おかしいな。わし、オルタナ人間? パラパラ。ふは。早い話何でもありじゃん。オルタナっていうより、オレタナ(俺棚)。[注:別にうまいこと言ったつもりないからね]。でも真面目に言うと、特集タイトル[僕達の好きな音楽・ベスト100]でいいような気がするんだけど(僕達! ぷぷ)。

海外部門。ほとんど知らんわ。よく順位つけたな。あ。LARD。スタジオ・ボイス的に、Dead Kennedys ではないわけですね。ふむふむ。あれ? ファウスト。77年以降限定じゃないん? なるほど。ルール無用。まさにオルタナワールドってことね。で、バトルズって何?

邦楽部門。一部おおいに不満があるものの、“オレタナ(俺棚)” 定義で考えれば、別に文句言う筋合いないようにも思えてくる。人の趣味なら寛容にもなれるってもんだ。ん? エラそう? いやいや。メディアには上から目線でモノ言うくらいがちょうどいいからね。ふは。
しかしECDってどこでも高評価ですね。どうしてもメジャーフォースのイメージがつきまとってあんま食指が.... とかいいながら、実は12inchデビューシングル持ってたりする。で、さっきひさびさ “PICO-CURRIE” ('89) 聴いた。♪ゲンパツゲンパツゲンパツゲンパツピコキュリーピコキュリー♪ おー 昔聴いた時よりいいわ(最近こういう現象に割と出くわすな)。まあ、ピコキュリーはおいといて、彼の著書は是非読んでみたい。話しチトそれるが、日本のヒップホップ黎明期の音って、今聴くとけっこうアヴァンギャルド。ECDのついでに色々まとめて聴いたら思いのほかハマった。あとで、THE ORCHIDS も聴こ〜っと。あ。今気付いたんだけど、餓鬼レンジャーの初期って、メジャーフォースの感触に微妙に近いもんがあるわ。東洋っぽいバックトラック。だからすんなり入り込めたんか.... 今頃気付いた。なんか納得。
(話し、スタジオ・ボイスに戻して〜)
お。スワンキーズ。今が2008年で心底よかった。これが20数年前だったら東京パンクスが編集部に.... こわっ!
で、1位は恐れてたことが現実に。むむむー もし、わしがスタジオ・ボイスの編集長だったら、1位のページには土管の空洞部分の絵だけ載せて〈この空洞にはキミのお気に入りの一枚を書き込もう〉ってキャプション(説明文)だけいれるな。そんでたぶんクビだな。

まあ、なんだかんだで結局最後までおもしろく読ませてもらった。ものの、残念なトコも。邦楽が20枚しか選ばれてなかった(洋楽は150枚)。いくらワールドワイドスタンスのスタジオ・ボイスでもな。やっぱここは日本だから。海外よりは、日本のミュージシャンが主に読むわけだから。そこはほら。取り上げてもらえりゃ励みになるでしょ。誰だってさ。
そしてこの特集で良かったところ。対談部分、最後の三人の言葉(村上隆についてですね)。あれ、ゼンマイアタマの会話でも割と出てくる。笑ったわー。

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さてここからは、遅れに遅れてるライブレポ。今回は先月31日に下北沢シェルターで行なわれた、スターズのライブ.... じゃなくって下北地下壕天体観測レポ。

         2008年1月31日(木) The Stars @ 下北沢シェルター
                  w / In Corridors

まずは、In Corridors。インコリ....やっぱ読み方わからん。ギター&ボーカルが男前の外人さん。ベースがきれいな女の人。ドラムが.... よく見えんかった。音は前に書いたようにニューウェーブ.... いや4ADっぽい.... いやシューゲイザー.... いやネオシューゲイザー。
シューゲイザーって、耽美的世界、そしてフィードバックギターが大きな特徴って言われるけど、ベースのフレーズもかなり特徴ある気がする。あのピック弾きのぶっきらぼうで単調な感じ。これはもちろん皮肉じゃなく、なんちゅうか、80年代前半のイギリス的空気の再現というか。自分でも何言ってるかわかんないけど、あのベースのフレーズにはそういうもんを感じる。そんでどうしても中学生の頃を思い出す。80年代独特のひんやりした感じ。残念ながらこういう音楽で、気分が昂揚することはもうないけど、嫌いじゃない。そういやライブ中、彼らのこと注意して見てたけど、靴、別に凝視してるように見えんかった。シューゲイザーか.... あ。関係ないけど最近じゃ、マスロックってジャンルもあるんですね。マクロスロックじゃなくって? リン・ミンメイじゃなくって?

さて久々のスターズ。うおー! 楽しみじゃあ〜! お、フロア満員状態。ちなみに前回の観測は去年の9月3日。けっこう間があいたな。栗原さん、あの後すぐボリスと海外長期ツアーだったからね。そういやボリスって今春、海外ツアーするらしいけど。もしかして.... あれ?

ひい! 最初から知らん曲。 新曲? まさか初っぱなからカバー? 答えは掟破りのカバーなんですが(別に掟破りじゃないけどね)、スターズの場合これが楽しいんよー。ってか、いっつもこれで悩む。「これ誰の曲?」って。今までわかったのって、D. R. Hooker(“The Truth”、いいアルバムなんよー)くらいだもんな。〈スターズ音楽学院〉、もとい〈石原音楽虎の穴〉の選曲レベルって異常に高いからな。いや、わしが低過ぎるとも言えるな。ってことで、いつかわしにもすぐわかるカバーやってよ。例えば、モーターヘッドの “Over The Top” とかさ。えっ!? ってことは亀川氏がボーカル!?
ちなみに一曲目のカバーは、METROの『Precious』。ライブ後、会場で合流した友人に聞いたら「METROじゃない?」って即答。なんでわかるん? すげー(この音楽バカ!)。で、後日その友人とは別の友人にMETROのアルバム借りて聴いた。これがすーごくよかったんよ(これについてはまたあとで)。
次は『Subway』。やっぱ栗原さんのギターええなー。スタジオ音源の10倍トべる。ここんとこ色んなバンドで演奏する栗原さん見たけど、やっぱスターズでの切れ味が一番好き。もちろん他での演奏も好きだけど、スターズだとサムライ度数があがるからね。ビシュッ! 切れ味100倍!
そんでそのまま『Twinkle Outside』。ここでさらにサムライ度数上昇。つってもこれは栗原さんだけじゃなく、メンバー全員のサムライ度。この.... 極ワルおやじ集団!
そんでスターズ的悪の頂点『Today』到来。これ好きじゃあー! ライブバージョン、とんでもないからな。例えるなら、散歩の途中大騒動に巻き込まれる石原氏。ネコに引っ掻かれたり、犬に吠えられたり(ペダル関連のライブ、出入り禁止になりませんように・・・)。当然今回もエライことになりました。なんと散歩の途中、なが〜い列車が突っ込んで来た! 読んでる人、さっぱり意味不明だろうけど、とにかく散歩どころじゃない大騒ぎ。す、すげ〜! 驚いたことに、そのまま別曲に突入!『Long Train (Disaster)』 !!! うお〜! 初めて聴いた! 何これ!? ヴェルヴェッツとエレベーターズが闘ってるような壮絶混沌バトル! カッコええー!(あとで聞いたところによると結構古い曲らしい。はよ録音せいや〜!)
そして『Lemonade』で、再度わしらビビらせて、『Secrets』でしっとり終了。はあ.... 短過ぎるよ....

ライブ終了後はいつものごとく物販見物。しようと思ったけど、混雑&用事があったので断念。新作Tシャツ気になるなあ。

しかし、スターズもバランスいいバンドだよな。音もそうなんだけどキャラクターがね。この四人見てると、色々想像力湧くもん。今年はどうやら太陽も活動期に入ったようだし(特徴的黒点、太陽北半球に出現!)、スターズも太陽並にバシバシ活動して地球上のあらゆる電子・通信機器を破壊し、ついでにインフラ(社会基盤)を混乱させ、その中でも特にインターネット方面を完璧破壊して、この腐った世界を原始の世界に戻しすべてを殲滅し.... ね。わしドツボでしょ。KYでしょ。

(この日の演奏曲目は、Pedal Records HPの、GALLERY内セットリストを参考にしました)

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(こっからMETRO)
METROはイギリスのポップ、いや、モダーンポップのバンド(モダ〜ンじゃないよ)。ロキシー・ミュージックや、ウルトラヴォックスの世界に近いかんじ。お洒落なダンディーおやじ。主なダンディーメンバーは、Peter Godwin(ピーター・ゴドウィン)と、Duncan Browne(ダンカン・ブラウン)。METROの存在自体は知ってたけど、今回友人に借りて初めて聴いた。やっぱ中学生の頃って、ロキシー・ミュージックより先の世界に行く勇気ってなかったもんな。なぜか Tubeway Army(ゲイリー・ニューマン)に走っちゃったし。あれはあれで勇気が必要だった。ってこともない。

【METRO / METRO】('76)
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このアルバム最高。捨て曲なし。ダッサイ曲までグッとくる。いいわ〜。寺尾聡みたいなインストも入ってるぜ(“Overture To Flame” って曲)。そういや『Precious』歌う時の石原氏、寺尾聡に見えた。嘘。でも、まじめにスターズバージョンって最高だった。なんでだろ。リズム.... 曲の解釈.... いや、それらすべて含んだ、ま、音楽愛だな(カッコいい〜)。で、METRO貸してくれたその友人。嬉しいことにダンカン・ブラウンも貸してくれた。サンキュー!

【Duncan Browne】
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左:Give Me Take You ('68・1st)   右:Duncan Browne ('73・2nd)

この二枚は、METRO以前のソロアルバム。これまたゼンマイストライク。つっても、両方ともモダーンポップじゃなくってフォーク。でもアルバム通して聴くと、英国フォークのあの独特な感じとは少し違う(メトロの先入観もあるしね)。一瞬、Nick Drake? と、思う瞬間もあるけどすぐそこから離れていく。何とも言えん不思議な感じ。ある意味サイケデリックっぽい。そんでバラエティに富んだ楽曲、センス抜群のアレンジが素晴らしい。なんちゅうか、ポップ前夜祭。ちなみに1stには、ウイスキーのCMみたいな曲も入ってる(“Dwarf In A Tree”ってやつ)。

Duncan Browne - Ninepence Worth Of Walking(YouTubeより)1stより。木漏れ日散歩。

Duncan Browne - Journey(YouTubeより)2ndより。まさにドラマティックジャーニー。

そして、METRO脱退後のダンカン・ブラウン。
Duncan Browne - The Wild Places(YouTubeより)お姉さんがしつこく絡んでる! 危ない!

METRO前とMETRO後では、表現方法がかなり違いますね(中味はそんな変わらん気もする)。まるで夏休みの後不良になった同級生。ん? じゃ、METROって夏休みってこと? あ。そういやMETROって “オルタナ100” に入りませんかね? だめ? じゃ、“オレタナ100” だったら入る? ねえ入る? スタジオ・ボイスさーん。
posted by 薇頭 at 01:19| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

Damon & Naomi (Cruel Queen 2)

昨日早朝。ついに腹が決まる。開演迫った、バート・バカラックのコンサートチケットを購入しようと勇気を振り絞ってチケットサイトにログイン。え? 販売終了? ガ〜〜〜〜ン。

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先月末。広島の姉から待ちに待ってた荷物が届く。昨年暮れに頼んでた、ゆらゆら帝国&ギターウルフの録画DVD。やっとこさ送って来た。正月のんびり観ようと思ってたのに。今頃遅いんじゃあぁぁ〜! ま。これは仕方ない。子供が中学受験控えとったからな。
それよりDVD。これは両方とも、去年スペースシャワーTVで放映されたもの。ゼンマイアタマ両名、家のテレビ、地上波オンリーなもんでね。観たい番組が衛星やケーブルである場合、姉に頼むわけなんよ。ちなみにおそらくたぶん姉も音楽好き。今は、ってか今も韓国のアイドル歌手が好きらしい(名前聞いたが忘れた)。
話し戻してDVD。ゆらゆら帝国は、去年の新木場STUDIO COASTでのライブ映像[ゆらゆら帝国 SPECIAL]。ギターウルフのほうは、過去のお宝映像集[Guitar Wolf 20th Anniversary 〜ウルフロックエボリューション〜]。ギターウルフは、実は姉に教えてもらうまで番組あるの知らんかった。姉からもらったメール曰く、

[ギターウルフ好きかね? あんた昔あんとな格好しとったけえ、好きかな思うて(中略)・・・
 録画してゆらゆら帝国と一緒に送ろうか?(以下略)](原文まま)

おお〜 ナイス提案! なんと粋な計らい! サンキュー姉ちゃん! でもわし、あんな格好してなかったけどな。

さっそく鑑賞。まずはゆらゆら帝国。うお〜! かっこええー! 待った甲斐あったー! お。画面がいつになく暗い。ナイス! カメラ何台入ってるん? しかしやっぱあれですね。当然のことながら、あのグルグル感はテレビでの再現は無理ですね。ヘッドホンで聴いても効果なし。いやー、でも貴重な映像。グッジョブスペシャ! でもこっから文句言うよ、スペシャ。
余計なインタビューが、なかなかチョコチョコけっこう挿入されてますね。これは減点1。ま、インタビューはいいんですがその人選がね。電気グルーヴはまだいいとして(ホントはよくない。ってかどうでもええ)、スチャがな。これは減点9。ということで、100点満点中減点10で、合計点数90点。
合計点数はさておきインタビュー。石野卓球がゆらゆら帝国を初めて見た時の印象を〈異物感〉と言ってましたね(スチャもおんなじようなこと言ってた)。まあゆらゆら帝国に関しては、この手の感想はよくあることなんだけど、これいっつも不思議に思う。その辺のヤングが言うんならまだわかるけど、それって自分の立ち位置表明してるだけかもしれんよ。「実は私のいる場所が、ゴーストワールドです」ってな。(今回、控えめで抽象的な意見広告でしたね。意見広告 !?)

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じゃ、こっから前回のつづき。Damon & Naomi のライブ二日目(「二日目のレポは近いうちに」とか言っててやっぱ遅くなってしまった。すまん)。
その前に、初日ライブ後のことを少し。わしらデーモンさんとナオミさんと少しだけおしゃべり出来た(サイン会でのおしゃべりなんだけどね)。もちろん身振り手振りの片言英語。適当適当。いやー面白かった。デーモンさん、わしの名前聞いて、すぐ漢字の意味を英語に変換。はあー。ほんと日本のこと色々勉強してるんだ。道理で(?)、近いと感じたわけだ。
そんでナオミさんはオモロい人だった。油性ペンの匂い嗅いで、ラリッた表情して笑わせてくれた。そんで[ナオミ]って彫ってある、マイ印鑑を色んなトコに捺したがった。結局、CD・レコードジャケットの色んなトコに捺された。これは笑った。そういえば昔、わしが勤めてた職場のボス(アメリカの人)が、やっぱなんでも印鑑捺したがった(懐かしいな)。印鑑って独特だもんな。さて2日目。

        2008年1月22日(火) Damon & Naomi @ 渋谷O-nest
        ゲスト:Masaki Batoh (Ghost) & Helena Espvall (Espers)

まずはゴーストの馬頭将器氏と、エスパーズのヘレナ・エスプヴォルさんによる演奏。馬頭氏はギターと、あとなんか(知らん楽器)。ヘレナさんはもちろんチェロ。初っぱなからなんともいえんチェロの不安な音が気持ちいい。静かで美しいステージ。ヘレナさんの歌も聴けたし、スウェーデンフォークも聴けた。良かった。独特の翳りが落ち着く、とても素晴らしい演奏。

ヘレナさんのチェロ、好き。ヘレナさんといえばエスパーズ、そしてソロ活動なんだけど、もうひとつある。Leaves From Off The Tree(リーヴス・フロム・オフ・ザ・トゥリー)。これは、メグ・ベアードとシャロン・クラウス(英国出身のフォークシンガー)、そしてヘレナさんによるフォークグループ。イギリストラッドとアメリカの伝統的フォークのカバーが中心で、静かで綺麗、そしてダーク(そこがいいんよー)。とても今のバンドとは思えん、60年代発掘音源みたいな音楽。そして化石のような音楽。これは勿論いい意味。すばらしい!

【Leaves From Off The Tree】 ('06)
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(500枚限定のヴィニール盤。1/31、下北天体観測前に購入。いいでしょー)

Bo' Weavil recordings:Leaves From Off The Tree(試聴できますよ)
Helena Espvall(MySpace) “idioblast”(震度サンお気に入りのカッコイイ曲)

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そしてデーモン&ナオミ。前日、チョットだけおしゃべりしただけあって、勝手に親近感覚える。お。前日以上に混んでますね。満員御礼です。

2日目の演奏も前日と同じメンバー(馬頭氏も数曲参加)。構成は旧譜中心で、時折新譜から。やっぱいいなあ。音楽はもちろんのこと、メンバー全員の佇まい、そしてバンドとしてのバランスが絶妙なんよな。良いバンドって、ひとつの物語観てるみたいな気になるもんな。勝手に色んな想像して遊べるし。デーモン&ナオミにはそれがある。観てて楽しい。
そういえばどの曲か忘れたけど、中盤から栗原さんのギターがグワーって前に出る曲があって、わし感動のあまり涙が.... じゃなくて笑ってしまった(もちろん目立たないようにね)。そしたら、デーモンさんもギター弾きながら笑ってた。そん時、デーモンさんって栗原さんのファンなんだなーってわかって嬉しくなった。ほんといいバンド。こやつら好きだわー。

アンコールでは馬頭氏を再び迎え、ゴーストの曲(たぶん)。そして前日同様ジャックスの “遠い海へ旅に出た私の恋人” も披露。二日続けて聴けるとは、なんてラッキー! で、二回目のアンコールは新譜ラストの曲、“Cruel Queen”。はあ.... うっとり。また日本に来てねー。あ。いっそ日本に住んじゃえば? そしたら印鑑捺し放題ですよ。ナオミさーん!

Damon & Naomi / Cruel Queen(YouTubeより)
いいなあ。この独特の暗さが.... ざわざわ。って周りの人、けっこうおしゃべりしてますね。

Damon & Naomi(MySpace)Tim Buckleyのカバー、“Song to the Siren” が聴けます。

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あっ。そりゃそうとギターウルフお宝映像集のこと書くの忘れてた。って、わざと後ろに持って来たんだけどね。いや〜 いい。やっぱギターウルフはいいわー。このバンドも絶妙なバランス。アタマの中でキャラ動きまくり。しかしベースのUG(ユージ)って、既に風格出過ぎじゃない?
“ミサイルミー” のボーカルなんてド渋のド迫力。インタビューの時も堂々としてるもんな。たまに三人のなかで、一番年上に見えるのがこわい(笑)。で、やっぱライブ “高校生アクション” のアホっぷりは別格。アホの底なし沼。アホの天井知らず。アホ過ぎてカッコよ過ぎる。ホントはやく復帰してアメリカツアーとかやって、バート・バカラックさんに観てほしい。オー! クレイジージャパニーズ! おっとそろそろ時間だ。ゼンマイ通信はこのくらいにしといて〜。ふふ。これからちょっと出掛けなきゃいけないもんでね。ふふ。実は.... んじゃ〜

というわけで〜(続きをよむ)
posted by 薇頭 at 15:40| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

Cruel Queen 1

ここ数日、どーも体調がすぐれん。喉が痛い。鼻水が出る。涙が出る。微熱がある。また風邪か。と、思ってたら震度サンからこんなメールが。

[花粉飛んでるな。わしは薬飲んでるから今んとこ平気だがな。この前のゼンマイ通信迷惑だな。わし雑音さん以外に古い食べもの出さんで。](原文まま)

そうか。これって花粉症出現パターンだ。がーん。またヤな季節がきた。ところで今気付いたんだけど、震度サンの文体って、かい人21面相に似てるな。生意気な感じが。

          《どくいり きけん たべたら しぬで かい人21面相》

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さて、ここから予告通り前回の続き。つってもガーゼのことじゃなくってフォーク関連。The Baird Sisters(ベアード・シスターズ)のことをまず。

ベアード・シスターズは、Espers(エスパーズ)のボーカル、Meg Baird(メグ・ベアード)と、実妹の Laura Baird(ローラ・ベアード)による、姉妹フォークデュオ。エスパーズのクラクラサイケデリック感も好きだけど、今はどっちかっていうとベアード・シスターズの気分。
ガーゼのライブの前に新宿で買った『At Home January 25 & 26, 2003』は、どっちかって言うと普通のフォーク(半分はトラッド)。綺麗でシンプル。何がいいって、ふたりのコーラスがええ。姉妹だから声質が似てる。コーラス、微妙に近づいたり離れたり。気持ちいい。ナチュラルアシッド。いや。今風に言ってオーガニックアシッド.... って何? それ。

【The Baird Sisters / At Home January 25 & 26, 2003】(CD-R)
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(ジャケ数種類あり。でも内容一緒。チェロも入ってます。MUST!!!!)

The Baird Sisters(MySpace)トラッドと、オリジナルの両方が聴けますよ。
Meg Baird(MySpace)“Western Red Lily” が聴ける。滲みる.... 花粉症の目に。
Laura Baird http://www.laurabaird.com/ 蝶をクリックすると曲が聴けます。全部いい。

さてこっから本題。前回と今回冒頭にベアード・シスターズのことを書いたのは、先月観に行ったDamon & Naomi(デーモン&ナオミ)のライブに繋げたかったから。ゲストミュージシャンに、エスパーズのチェロ奏者、Helena Espvall(ヘレナ・エスプヴォル)がいたんよ。ようするにエスパーズつながりですね。

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(デーモン&ナオミ、ライブ初日)
ライブの前は震度サンから頼まれたモノを買いに、渋谷まんだらけへ。電飾ピカピカの、目に優しくない階段をぐるぐる降りて、奥のコーナーにひっそり積まれてるアイツをゲット。ケケカカ!
そんでまんだらけ脱出してレコード屋ぶらぶら。その後カフェで震度サンと合流して、一路、O-nestへ。
O-nest到着(しかしなんだかんだでこのライブハウス、よく登場しますね)。例によってバブリーラウンジから入場。すでに物販が出てるので冷やかす。お。栗原さんのSunset Notes Tシャツだ。わし、Borisの時はスルーしちゃったからね。即ゲット。やった! そんで受付でデーモン&ナオミのライブDVDもらう(二日間通し券と引き換え。サイン入り!)。サンキュー、デーモン&ナオミ!

        2008年1月21日(月) Damon & Naomi @ 渋谷O-nest
         ゲスト:Ghost + 石間秀機(ex. Flower Travellin' Band)

まずは初めて観るゴースト。栗原さんもメンバーなので気になってた。楽しみ。とはいえ実は心配でもある。っていうのはゴーストって(あとAcid Mothers Templeとか。一緒にしてスマン)、ゼンマイアタマ的に雰囲気がチト苦手。ヒッピーっぽいというか、コミューンっぽいというか(宣伝写真のイメージ)。外国からみた、神秘的東洋人って感じのとこもあるし。ま。あくまでイメージの問題なんだけど。でも、最近のゴーストのチラシは良かったな。でっかい大仏の前で、メンバー全員コスプレしてるやつ。あれ好き。
で、ライブ。思ったより良かった(失礼)。ある種、ジャーマンロックに通ずるとこもあったし。栗原ファンとしてはチトもの足りんかったけど(あくまでサブって印象でした)。いずれまたー

そしてこちらも初めて観る、Damon & Naomi。初日のこの日は、新譜『Within These Walls』からの選曲が中心。“Lilac Land” から始まり、“The Well”、“Within These Walls”、“On The Aventine”、“ Defibrillation”、“Stars Never Fade”、“Cruel Queen” などまんべんなく。もう、全曲良かった。デーモン&ナオミの歌・演奏はもちろんのこと、ヘレナさんのチェロ、ボブ・レイニーさんのソプラノサックス、栗原さんのギター。素晴らしい! 何度かジーンときたよ。

【Damon & Naomi / Within These Walls】
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新譜すごくいい。今までで一番。なんか感触が日本人っぽいんよな。ゼンマイアタマ的に、ブラジル音楽に接した時の感覚.... 変な意味じゃなく、スピリチュアル部分が似てる。近いというか。
(話しライブに戻して) 近いと言えば、三上寛と友川かずきに影響受けて作られたという “Ueno Station”(これは前作『The Earth is Blue』からの曲)。不思議だった。近かった。そんで北国の情景が思い浮かんだ(タイトルが連想させるもんな)。そしてアンコールがさらに近い感じがした。なんと栗原さんのソロアルバムから “風の12方位 / The Wind's Twelve Quarters”。ボーカルはナオミさんが日本語歌詞をそのまま歌うという、当然のような奇跡のような展開。うおー! サンキュー、デーモン&ナオミ! 素晴らしいー! この日一番鳥肌立ったー!
で、さらに相当すんごく近いと思ったのが、次の “遠い海へ旅に出た私の恋人” 。なんとジャックスのカバーですよ。ひい〜! どこまでナイスなヤツらなんだー! オリジナル以上に曲が泣いてた! 良かったー!(2002年に来日した時もやったそう。ホント好きなんだなー。このニッポンおたく!)
で、二回目のアンコールでやった曲も近かった。Tim Buckley(ティム・バックリィ)の “Song to the Siren”。いや、まあこれは近いっちゅうより、単純に楽しかったし嬉しかった。はあ〜 大満足。明日も来ますねー。(二日目のレポは近いうちに。たぶん・・・)

Tim Buckley / Song to the Siren(YouTubeより)髪型かっこいい。鳥の巣みたい。

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ここから気まぐれに、最初の姉妹デュオ話しに戻る。これはあれこれ調べてるうちに、Wendy & Bonnie(ウェンディー&ボニー)のことについても急に触れたくなったから。

ウェンディー&ボニーは、60年代後半アメリカ西海岸の姉妹デュオ。アルバム『Genesis』録音時は、13歳と17歳(若いなー)。音は、不思議な浮遊感が全体に漂うソフトロック.... というか、みんなが言うように、やっぱ “フラワーミュージック” って言ったほうがシックリくる。姓が “Flower” だし。

【Wendy & Bonnie / Genesis】('69)
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(全て本人達による作曲!MASTERPIECE!!!!! 現在はSundazedから発売中)

このアルバムは、Gary McFarland(ゲイリー・マクファーランド)が主宰してた、スカイレーベルから出てたもの。プロデューサーも当然ゲイリー・マクファーランド。だからか、全体的にブラジル音楽に近いものを感じる。ひんやり心地良い。参加ミュージシャンもかなり豪華で、当時のサイケデリックとは、感触がすこーし違う(金がかかってるから?)。で、まわりに恵まれてたんだなーって思う。周りの大人達、よくここまで彼女達の才能を引き出した。感動した! 当時の大人の頑張りに拍手!
うーん。で、今思ったんだけど、ウェンディー&ボニーも一種の突然変異体かもしれん。もちろんShaggsほどフリーキーな存在ではないにしろ、どこか少し変わってる。よーく見たら背中に小さな羽があるってくらいの変異体なんだけど(それ、十分変わってる!)。
いや、これホント貴重なアルバムだと思う。奇跡というか世界遺産というか、出来過ぎのような気さえする。ちょっと言い過ぎのような気もするけど.... ま、傑作は傑作。

そんでさっき、お姉さんの Wendy Flower(ウェンディー・フラワー)さんが、2005年にアルバムを出してたらしいことを知った。うおー びっくり!

http://wendyflower.com/[MP3 Downloads]の項で、サンプルが聴けます。
新譜、素朴でいいなあ。アメリカの片田舎って感じ。まさに現代のフラワーミュージック。あ。『Genesis』の曲も聴けますよ。あと『My Pet Songs CD』がスゴく気になる(笑)。

そういや日本に姉妹デュオっていたっけ? いた。ザ・ピーナッツ。ピーナッツもいいよなー。男のほうでは、狩人。 八時ちょうどの〜♪ あとなんかいたっけ? ....ローズ・ジェッツ!
・・・笑ったのたぶん、二・三人だけのような気がする。しかもウェンディー&ボニーのこと書いたの、ローズ・ジェッツの名前出すためだったという。ふは。
あ。ローズ・ジェッツに関しては、気になった人だけ各自ググッていただければ幸いです(現在レゲエ方面の人になってるそうです。へえー)。

おまけ:ゲイリー・マクファーランド(続きを読む)
posted by 薇頭 at 23:58| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

ガタガタ言わずに喰え!

先月20日(日)。この日は新大久保EARTHDOMで、GAUZE主催の消毒GIG Vol.143がある日。アースダム(※)に中央線で行く場合、大久保駅が最寄りの駅。だけどこの日は、新宿まで出る。これは色んな店で、レコード・CDを見たかったから。

※:ゼンマイ通信内で登場頻度が割と高いライブハウス “EARTHDOM”(以前は、新宿 D.O.M。わし、行ったことない)。EARTHDOMって、いつも読み方で悩む。というのは、一般的に “アースダム” “アースドム” ふた通りの呼び方があるから。EARTHDOMのチラシ見たら正式名称は “アースダム” だけど、略す時は、昔からの “ドム” のほうが通りがいい。だから人としゃべる時は “アースドォァム” って誤魔化す(アホですね)。ゼンマイ通信内では、一応正式名称らしい “アースダム” でいきます。職業柄こまかくてすみません。あ。職業っていっても、まんがのほうじゃなく(当然です)、本を作る仕事のほうだけど。

【まんがといえば、2/10のコミティア83。やっぱわしら出ません。すみません。出展する時は、かなり前の段階で告知しますね】

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(さて、話しかわって)
普段から、節操なく色んなジャンルの音楽に手を出すゼンマイアタマ。でも、けっこう自分内の流行りのサイクルが早くて、ほとんど一日周期で、いや半日周期、いや下手すりゃ1時間単位で聴くジャンルがかわっていく時もある。そりゃあまるで猫の目のよう。
その中でも基本となるジャンルは一応あって、すご〜く広げて言って〈サイケデリックっぽいもの〉。いや、ほんとに広げて言っちゃったんだけど、これを(なぜか)新宿ディスクユニオン本館に例えていうと、1階ロックフロア。ん? 5階ルーツ&トラディショナルも入るな。だったら4階ラテン・ブラジルも入るぞ。あれ? そしたら7階中古も入れんといかんな。あ、地下1階日本のロック・インディーズも入る。んじゃ、近所のプログレ館も入れなきゃ。ん〜 だんだん意図がわからんようなってきた(しかもディスクユニオンの手先になってる気もしてきた)。

で、そんな〈サイケデリックっぽいもの〉の中でも割とよく聴くのはフォーク方面(いつも以上に強引ですね)。例によって、“アシッド” をメインとして、あと節操無く色々と。ここでアシッド方面を挙げるとキリがないので、またいずれってことにして、有名なトコでいうと、Judee Sill、Vashti Bunyan、Karen Dalton、Nick Drakeなんか(純粋フォークかというと微妙なんだけど。そもそもサイケデリックを引き合いに出す意味も.... ない)。そういや去年はこの辺の発掘音源が、異様に充実してた。ヴァシュティ・バニヤンの『Some Things Just Stick In Your Mind : Singles and Demos 1964 to 1967』なんて素晴らし過ぎた。これはどっちかっていうと、フォークっていうより60年代ポップスなんだけど、ほんといい。震度サン『Train Song(17 Pink Sugar Elephants)』聴く度泣いてるもんな。このへんの音楽はオールタイムベスト。ほんといつ聴いても気持ちいいんだな。

Vashti Bunyan / Some Things Just Stick In Your Mind(YouTubeより)超Great!!!!

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【Vashti Bunyan / Some Things Just Stick In Your Mind】

そんな、ゼンマイアタマ的にオールタイムベストジャンルなフォーク。その中で、最近は Free Folk(フリー・フォーク)って呼ばれてるものがある。Espersや、Larkin Grimmなんかが入るらしい。でもゼンマイアタマは、フリー・フォークと普通のフォークの違いがまだわからん状態。これは嫌味でもなんでもなく、ホントに混乱中。

話し最初に戻って、この日わざわざ新宿まで出た目的が、BAIRD SISTERS(ベアード・シスターズ)の、『At Home January 25 & 26, 2003』(CD-R)、買うため。これはフリー・フォークバンド、Espersのボーカル、メグ・ベアードの別バンドで〜 ....と、ぐたぐた書こうと思ったけど、長くなりそうなので次回へとつづく。いや、はよゼンマイ通信書き終わって、他のことせんといけんのでね。

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さて。そんなゼンマイ “フォーク” アタマは、フォークとはまったく接点のないハードコアのライブを観戦するため、新宿西口小滝橋通りを大久保方面へと歩きながらアタマのシステムを変換。NATあたりで、ゼンマイ “ハードコア” アタマとなって、一路アースダムへ。
例によってハードコアのライブは、開演時間ぎりぎりに入場しても余裕。でもこの日はGAUZEがメイン。昨年末の、消毒GIGは超満員(今までで一番身動き取れんかった)。しかも入場出来んかった人が100人以上。ということで、チト早めに会場入り。
う、うお! 会場内すでに満員状態。とはいっても、前回の消毒GIGに比べりゃまだまだ。取りあえず寝袋にもぐれるスペースはありそう。しかしガーゼ人気ってすごいな。いっつもこんなん? お。Final Conflictの名盤『Ashes to Ashes』('87) がかかってます。ちなみに Final Conflict は、USAのUKタイプハードコア。ややこしいですね。

      2008年1月20日(日)【消毒GIG Vol.143】@ 新大久保EARTHDOM
             出演:GAUZE w/DUDMAN, VIVISICK

19時開演。まずはDUDMAN。ボーカルが外人さんですね。元新人類のゼンマイアタマとしては、この構成で思い出すのは.... C.O.P。AAからシングル出してた、Junk Schizoも確か外人さんがボーカルだった。あと広島にもいたような気が。バンド名、全然思い出せんのが怪しいんだけど。そのバンドのボーカルの外人さんって、岩国海兵隊に勤務してるって言ってた。ような....。ますます怪しい記憶。もしかして夢かな。自信ない。今となっては確かめる術もなし。ふは。
で、DUDMAN。正統派でカッコ良かった。最後の曲、なんか聴いたことあるなーって思ったら、ガーゼの『Passion Fashion』のカバー。偶然にもこの数日間、この曲、鼻唄で歌いながら仕事してたのでビックリ(気があうね、DUDMAN)。そういやステージの後ろからシンさんが、じーっとDUDMANを(客を?)見てたのが印象的だった。

セットチェンジの間の選曲は、Electro Hippies。このバンドって、Tシャツがカワイイんよな。

次はVIVISICK。去年観た時はトップバッターでの演奏で、まだあったまってないお客さん側と、激アツのバンド側との温度差みたいなんがあって、ちょっともどかしかった。でもこの日は、お客さんもVIVISICKも、初っぱなから飛ばしててカッコ良かった。曲の展開相変わらずスゴくて、ボーカルのスナオも煽る煽る。そんで動く動く。観てて飽きんわ〜

そしてガーゼ。もう、セッティングの時からワクワクした。このライブ、意地で来たからね。前回の消毒GIGはほら、最後の最後で[貧乏ゆすりのリズムに乗って]ステージ、見逃してしまった。欲求不満も甚だしい。このモヤモヤを晴らすには、再度[貧乏ゆすりのリズムに乗って]ステージを体験するしか、晴らすことが出来ないと判断したわけなんよ。そりゃワクワクするわな。

ドドタン!ドドタン!ドドタン!ドドタン!『栄枯盛衰』!。ヒコさんのドラムが鳴り響いた瞬間、会場大歓声。うおー! ワンツースリーゴー! 客、狂喜乱舞。会場全体波打った(ホント)。わしら当然後ろの方にいたけど、圧力で壁に密着。グオー! 縦にミョ〜に長いアースダムでこんなん初めて。ってかこんなに混んだアースダム自体初めてなんだけど。さすがガーゼ。とことんおもろい体験させてくれますね。
“ぬるま湯は気持ちいいだろぉぉぉ!!!!!”。『39℃』!! 背中に電気走ったよ。ビリビリビリビリ。
ってか、わしだけじゃなく日本社会全体に電気走ってほしい気がするけどな。ビリビリと。

そして旧譜ナンバーを時折まじえながら[貧乏ゆすりのリズムに乗って]からの曲が続く。やっぱ新譜いい。今までのアルバムも勿論好きなんだけど、ゼンマイアタマとしては、やっぱ新譜がベスト。これは今までより、ユーモア度数が上がったことが大きい。特にモモリンのコーラス。カッコ良過ぎて面白過ぎる。ライブのモモリンなんて、わざと “ためて” 歌ってるもんね。「いぃーーったいそいつをぉぉどぉぉするつもりだぁ!!!!」。ひい〜 最高〜
で、元新人類のゼンマイアタマとしては、やっぱ[EQUALIZING DISTORT]あたりの曲が始まると鳥肌たつ。全身に。こりゃもうしょうがない。過去にあんだけスゴいもん、見せられてきたわけだから。いや、今のガーゼもスゴ過ぎるんだが。
しかし前のほう、大変なことになってるな。ずーっとダイブの嵐。何人もの人間がスイムスイム。下の人の髪の毛って擦り切れてんだろな。あれ、いつか禿げるな。
そんで前回と違ってステージが、たまーに見えるのがうれしい。ヒコさんのドラムプレイって、初めてみたけどスゴい動き。まるで千手観音。モモリン、ワッチキャップかぶってる。昔はサラサラヘアースタイルだったよな(遠い目....)。シンさん昔と全然変わらん。見た目もだけど、ベースを下の方で弾くあの感じ。カッコいいなあ。あーっ! フグさん、エイリアンTシャツ着てないじゃない! ショーック! ま、そりゃそうだ。20数年前のことだもんな。そりゃいいんだが、フグさんってほんとスゴいよな。間断なく、ずーっと言葉を吐き出すわけだから。あれって酸欠になるだろうし。もちろんこの日も、完全ノンストップ。スゴい。スゴいの連発状態。いや、ほんとスゴいんだからしょうがない。
[最後のお願い〜言いなり〜Children Fuck Off〜Fuck Head〜消毒液〜Distort Japan〜死人に口無し]。この流れスゴ過ぎる。終盤のこの怒濤のお宝ソング連発攻撃には、溜まりに溜まった欲求不満もキレイに解消。最後は『面を洗って出直して来い』。演奏後の、モモリンのでんぐり返りダイブがカッコよくて面白すぎた。うはは。約一時間に渡る全速力ライブは(全39曲!)、これにて終了。はあ、楽しかった。

前回の[消毒GIG Vol.142 GAUZE 単独GIG]は、正直異常な世界。あんなん普段のライブじゃあり得ん。他と比較しようがない。そんで今回は、言ってみりゃ通常モードのガーゼ。で、あれだけの演奏をやってのけてしまうと。うーん。やっぱあり得ん。あ、話しいきなり変わるけど『貧乏ゆすりのリズムに乗って』をクリスマスプレゼントに選んだ人ってホントにいるんだろか。彼女か彼氏に。やっぱ嫌がられた? 迷惑がった? そんな人、ほんと別れたらいいと思います。

The Jap Hardcore Punk Homepage:http://www.tky.3web.ne.jp/~tsonsd/index.html
(今回も、こちらの『GAUZE Live & Set list』の項目を参照させていただきました)

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そういや[貧乏ゆすりのリズムに乗って]の、『メシ喰え』聴くたんびに思い出すことがある。

去年の夏。震度サンちに遊びに行った時のこと。震度サンが「お好み焼き食べる?」って言うから、昼ごはんにお好み焼き作ってもらった(市販のお好み焼きセット使用)。で、食べた。口に入れた途端、妙な違和感。脳が「吐き出せ」って命令してきた。何ですか? これ!? 賞味期限聞いて驚いた。なんと2000年。ってことは7年前の粉。
これはほんと驚きの味だった。7年間蓄積された “臭い”。味っていうより臭いの塊。口に入れる前は香ばしくって良い匂い。でも、口に入れると色んな臭いが口の中で拡散。危険極まりない。
あと今年に入って、こんなことがあった。これも震度サンちでのこと。昼に焼き芋を焼いてくれた。焼き芋大好物。バターや塩で食べる。で、バターは問題なかった。でも、塩が....「やけに古い容器に入った塩だな」と思って聞くと、なんと15年前の塩。いまだに使い切らないのも驚きだけど(今頃疑問に思ったわしにも驚きだが)、平気な顔して食卓に出すその感覚に驚愕。まるで80年代アニメのヒロイン設定。〈手料理喰わされた人間、あまりの不味さで全員ぶっ倒れる〉みたいなかんじ。

普段は確かにガーゼが言うように〈美食家気取りでガタガタ言わずに〉メシ喰うし、〈賞味期限がたった三日間過ぎてるくらい〉関係ない。スーパーじゃ、賞味期限が迫ってるモノから買うし、腐ってなけりゃ賞味期限過ぎた牛乳でも平気で飲む。でも7年前や15年前の食べ物となると、話しは違ってくる(に、臭いが〜!)。ケンカ覚悟で震度サンに注意したよ。そしたら「まだまだだな。気にすんな」の一言がかえってきただけだった。はい。わしまだまだです。頑張ります。しかし寒い。今日は一日中雪ですよ....
posted by 薇頭 at 21:36| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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